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[ニュース]2017.5.29
「Krush.78」8.6(日)後楽園 新-60kg王者・安保璃紅への挑戦権をかけて郷州征宜と大沢文也が激突!「大沢選手も闘士選手と同じようにKOしたい」(郷州)VS「僕はドロドロの試合をしてでも勝つ」(大沢)
    
 5月29日(月)東京・新宿区のGSPメディアセンターにて「Krush.76」の一夜明け会見が行われ、-60kg次期挑戦者決定トーナメント準決勝で勝利した郷州征宜と大沢文也が出席した。

 昨日のトーナメント準決勝で大沢は横山巧、郷州は闘士と激突。大沢は3Rに横山から右ストレートでダウンを奪って判定勝利し、郷州は闘士から3RKO勝利を収めて決勝進出を果たした。会見ではまず両者がそれぞれの準決勝について振り返った。

大沢文也
「昨日は本当に勝ててよかったです。試合内容はダメだったんですけど、本当に勝ちたかったので、勝ててよかったです、本当に。(減量に苦しんでいたが?)試合当日のウォーミングアップでも全然身体が動かなかったし、吐き気もしてました。試合が始まったら1分くらいで疲れちゃって、一発当てて倒そうと思いました。

 それでインターバル中にセコンドに『パンチが当たるから蹴らないでパンチで倒す。今回は勝ちに徹底する』と言って、あんな感じになりました。(減量は失敗した?)減量ミスはプロとしてダメだと思うんですけど、いつもと違う減量を試してみたら全然合いませんでした。前日計量で『思わず水を飲んじゃった』と言ったのは相手に減量苦がばれたくなかったから嘘をつきました(苦笑)。本当に体調はダメダメでしたね」

郷州征宜
「闘士選手は僕がデビューした頃から活躍している選手で、礼儀正しくて強くて優しい男です。そういう相手にKO勝ちできたことは光栄なことです。今回は本当に調子がよくて、KO勝ちすることが出来ました。大沢選手は減量失敗で体調が悪かったそうなので、次の試合も減量失敗して体調を崩してきてほしいです(笑)。

 前回の試合が終わったあと(梶原)龍児さんに『もし挑戦者決定トーナメントで欠場者が出たら、自分を出してくれませんか?』とお願いしていて、ずっと気持ちを作って、練習を続けていました。そうしたら本当にチャンスが巡ってきて、自分はついているなと思いました。一度、失ったチャンスを生かすことが出来て良かったと思うので、もうベルトを獲るしかないと思っています。次も勝てるように練習します」

 準決勝を突破した郷州と大沢は「Krush.78」8.6(日)後楽園大会でのトーナメント決勝戦で対戦が決定。両者は今回が初対戦となり、大沢は「俺のキャラじゃないけど(笑)本当にすごくて気持ちも強い。一選手として尊敬している」、郷州も「テクニシャンで相手の弱点を突くのが上手い。簡単に言うとずるがしこいですね(笑)。でも僕にはないものを持っている選手なので尊敬しています」とお互いを高く評価している。

 昨日の大会では安保璃紅がレオナ・ぺタスに勝利して、第5代-60kg王座を獲得。郷州と大沢は安保の持つベルトを狙う図式となる。郷州・大沢は準決勝、そして安保とのタイトルマッチに向けて意気込みを語った。

大沢文也
「僕はレオナが勝つと思っていたんですけど、リングサイドで郷州選手と一緒に試合を見ていて『安保選手のあの攻撃ヤバいね』って話していました(笑)。一回負けている郷州選手が僕に勝って、安保選手にリベンジしてチャンピオンになるのが一番いいストーリーかもしれませんが、僕も本当にチャンピオンになりたいんで譲れません(笑)。

 昨日の試合はつまらない試合をしてしまって、すいませんって気持ちです。でも勝ったことは素直にうれしく思わせてもらいます。そして次、素晴らしい選手とやれることをうれしく思います。実は昨日の試合後、闘士さんの子供から『パパの代わりにチャンピオンになってください』と言われてぐっと来ました。闘士さんの分も頑張って戦います。僕はここで熱い試合をして勝つとは言いません。ドロドロの試合をしてでも勝ちます」

郷州征宜
「僕もレオナ選手が勝つと思っていたんですけど、安保選手が勝ってくれてうれしかったです。タイトルマッチでは安保選手にリベンジできてベルトも手に入るという最高の舞台が整いました。そのためにも大沢選手に絶対に勝たないといけないと思っています。

 大沢選手と闘士選手の子供の話を聞いてジーンと来て、僕も子供の気持ちを汲み取らなければいけないのかなと思いますけど…さすがに汲み取れないので(笑)、大沢選手も闘士選手と同じようにKOで倒したいと思います」

 安保の持つベルトに挑むのは郷州か? それとも大沢か?

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