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[ニュース]2017.7.23
「Krush.78」8.6(日)後楽園 大沢文也、“柔よく剛を制す”で郷州征宜に勝つ!「今回はスピードとパワーの勝負。自分のイメージではダウンを奪って判定勝ち…かな」
    
 7月22日(土)東京・足立区のTANG TANG FIGHT CLUBにて、8月6日(日)東京・後楽園ホール「Krush.78」の[Krush -60kg次期挑戦者決定トーナメント・決勝戦/3分3R・延長1R]で郷州征宜と対戦する大沢文也が公開練習を行った。

 大沢はトーナメント一回戦で稲石竜弥、準決勝で横山巧に勝利して決勝進出を果たした。準決勝の横山戦では新たに取り入れた減量方法が合わずコンディションを崩してしまったが「今回から前の調整方法に戻しました。体重の落ち方は前回と同じくらいだけど、体調とコンディションは今回の方が遥かにいいですね」と調整は順調だ。

 稲石・横山戦ではいずれも右ストレートでダウンを奪っている大沢は「最近右ストレートがめちゃくちゃ調子いいんですよ。この間のスパーリングでも右ストレートで相手を倒しました。2015年くらいからちょいちょいウエイトトレーニングを始めて、こに1年くらいでしっかりやるようになったんですけど、その成果が出てますね。練習でも試合でもパワーがついてきたと思います」。公開練習では同門の和氣光春を相手に2分1Rのミット打ちを公開し、軽快なパンチを繰り出していった。

 決勝戦で対戦する郷州は強靭なフィジカルで前に出ることを武器としているブルファイター。大沢も「パワーがあって前に出る選手」と評し「自分にとっては相性が悪い。はっきり言って苦手なタイプで、7:3で自分が不利」と苦笑い。しかしこれは客観的な分析で「対策として階級が上の圧力がある選手とスパーを続けてきて、6:4くらいまで戻してきたし、あと2週間あれば5:5まで持っていける。自分のイメージではダウンを奪って判定勝ち…かな。KOと言わないところが俺らしい(笑)」と攻略のイメージは出来ている。

 明るいキャラクターで試合前でも笑顔が絶えない大沢だが、今回の挑戦者決定トーナメントと王座奪取には特別な想いがある。「前から言っているようにベルトは欲しいし、自分らしくなくて真面目になっちゃうけど…」と前置きしつつ、Krush王者になることへの想いを語った。

「前から言っているようにベルトは欲しいし、自分らしくなくて真面目になっちゃうけど…。足立区は格闘家が多くて、下町のKrushファイターの代表は俺だと思っているんですよ。足立区にはエネルギーをぶつける場所がない若いやつがたくさんいて、俺も格闘技がなかったら本当にやばかったと思います。

 だから俺がKrushでチャンピオンになって、格闘技じゃなくても何か頑張れるものがあれば変われるよってところを見せたいです。そうやって道を切り拓いていけたらいいなと思います。格闘家としてもベルトを獲ってからがスタートだと思います。ベルトを獲ってガンガン上に行きたいし、目指している選手もいるし、戦いたい相手もいる。最近は私生活も練習も変わって、色々なことが変わってきているのでベルトを獲らなきゃ始まらないかなって思います」

 最後に大沢は「今回はスピードとパワーの勝負。ブルファイターの郷州選手と足を使って高いスキルを見せる俺の勝負です。普通にやれば勝てると思うし、俺のボクシングスキルを見て下さい。“柔よく剛を制す”で勝ちますよ」とニヤリ。この宣言通り、大沢が自慢のテクニックで郷州を翻弄するか?
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