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[ニュース]2017.7.28
「Krush.80」9.8(金)後楽園 卜部功也、動体視力と身体の土台を鍛えて生まれ変わった姿を見せる!「今はスパーリングで“倒し癖”を培っている。必ずKOするので期待してください」
    
 7月27日(木)神奈川・K-1ジム相模大野KRESTにて、9月8日(金)東京・後楽園ホール「Krush.80」の[スーパーファイト/-62.5kg契約/3分3R・延長1R]でヤニック・レーヌと対戦する卜部功也が公開練習を行った。

 功也は2月のK-1初代ライト級王座決定トーナメント一回戦で、ゴンナパー・ウィラサクレックと死闘を繰り広げるも、ゴンナパーのハイキックでダウンを奪われて判定負けを喫した。この時のハイキックで功也は顎を骨折しており、今回は約7カ月ぶりにKrushで再起戦を迎える。

「ピンポイントで2日ぐらい前までは、調子が良かったんですけど、今はちょっと風邪を引いていてダメですね(苦笑)。だけど、良い練習は出来ています」という功也は、公開練習としてスティック型の器具を使った2分間のテクニックトレーニングを披露した。

 これは渡辺雅和代表が持つ2本のスティックををかわしながらパンチを返すというもので「動体視力とディフェンスを鍛えるために2カ月前から始めた」ものだ。またゴンナパー戦後、功也は身体の土台作りのトレーニングにも力を入れてきたという。

「今回、身体の土台を作るために走り込んで、フィジカルトレーニングで、しっかり身体を鍛えています。その鍛えたフィジカルの効果を上手く使えるようにKRESTで練習をして、筋肉が硬くならないように強度を上げて、動ける筋肉にしています。あとは自分に何が足りないかを研究してトレーニングをしていますね。

(この夏にやりたいトレーニングは?)試合前に走り込み合宿をやろうと思っています。夏の厳しい環境でやったトレーニングは、冬場にも繋がってくると思うし、2〜3カ月経ってから効果が出てくると思うので、先を見据えて日々のトレーニングをやっていきたいと思います。暑い環境で自分に厳しく戦っていきます」

 対戦相手のレーヌはISKAの世界タイトルを保持しているヨーロッパの強豪。功也は「相手はフットワークがあって、黒人選手特有のバネがあります。だから戦いづらい相手だと思います」としつつ「復帰戦なので倒して勝って別人になった姿を見せたい。気を張りすぎてもダメなので、自然体で戦います」と自然体でのKO勝利を誓った。

 対戦カード発表会見でKO勝ちへの強いこだわりを語っていた功也は、この日も「ディフェンスやテクニックで満足していてはダメ。倒すことも大事だと思っています」。スパーリングから倒すことを意識して“倒し癖”を身につけているという。

「ディフェンスやテクニックの部分だけで、満足していてはダメだと思うので、倒すことも大事だと思っています。今の状態に満足しないで、常に新しいことを手に入れたいと思って練習していて、最近は自分からプレッシャーをどんどんかけるスパーリングをやっていました。スパーリングの調子は良いですね。

 もちろんフットワークを使いながらのスパーリングもやりますけど、普段から色々と試していかないと試合で出せないと思うので、色んなことをやっています、今は対策というよりは“卜部功也”という人間を強くするためにやっています。(KO率を上げるには何が必要か?)パワーを付けるのも大事ですが、僕は“倒し癖”を付けることが大事だと思います。そこは感覚の部分なのでスパーリングで“倒し癖”を培っていかないといけないと思っています」

 功也がレーヌ戦の先に見据えるものは、ウェイ・ルイの保持しているK-1ライト級のベルトに他ならない。「K-1のベルトは獲りたいですし、獲らなきゃいけないと思っています」とK-1王座奪取を目標に掲げ「久々の復帰戦なので、期待していてください。一生懸命頑張って、必ずKO勝ちをします」とファンにKO勝ちを誓った。9月8日は“倒す”卜部功也が見られるに違いない。
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