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[ニュース]2017.9.14
「Krush.81」10.1(日)後楽園 挑戦者・郷州征宜、-60kg王者・安保璃紅を倒して悲願のベルトを巻く!「もう自分だけの試合じゃない。同じ境遇の子供たちの夢や希望もかかっているので絶対に勝つ」
    
 9月14日(木)東京・新宿区のK-1ジム総本部にて10月1日(日)東京・後楽園ホール「Krush.81」の[Krush-60kgタイトルマッチ/3分3R・延長1R]で王者・安保璃紅と対戦する挑戦者・郷州征宜が公開練習を行った。
「Krush.78」8.6後楽園での-60kg次期挑戦者決定トーナメント決勝で大沢文也に勝利し、王者・安保への挑戦権を獲得した郷州。安保とは4月に行われた-60kg王座決定トーナメント準決勝で対戦して僅差の判定負けを喫しており、郷州にとってはベルトとリベンジがかかった試合になった。

「いつも通り(梶原)龍児さんやジムのプロ選手たちにアドバイスしてもらいながら、いい環境で練習できています」という郷州は梶原代表を相手に2分1Rのミット打ちを公開。ワンツー・ミドル・ヒザ蹴りを梶原代表の持つミットにテンポよく打ち込んでいった。

 約半年ぶりの再戦へ向けて郷州は「前回の試合映像も確認して対策を練っています」。安保のスピードに警戒しつつ、前回とは違う対策・戦略も考えているという。

「安保選手はスピードがあって、改めて試合映像を見直すと相手の離れ際に攻撃するのが上手い。あれは見ている人の印象もいいと思います。今回の試合に向けてスピードの対策というか、前回のような戦い方はしないという風に周りと話をして練習を取り組んでいます。(前回の対戦は僅差だったが?)負けは負けですし、見る人が見る人100人が100人勝ったと言われる試合をしないと文句を言われてしまいます。今回は誰が見ても自分の勝ちだと思われる試合を見せたいです」
 王者・安保は自身の公開練習で「前回よりも絶対に僕の方が成長している。圧倒的な力の差を見せる」と圧勝宣言しているが、郷州も「確かに安保選手も強くなっていると思いますが、自分も前回の対戦から成長しているので問題ないです」とキッパリ。

 挑戦者決定トーナメントでは闘士をKOし、大沢からダウンを奪うなど“倒せる”スタイルに進化している郷州は「ボクシングやフィジカルトレーニングを取り入れたことで倒せるようになったかなと思っています。また試合を定期的にこなしているので体調管理や調整がうまく出来るようになりました」と今の自分に自信を感じている。

 また生まれつき難聴のハンデを持ってリングに立ち続ける郷州は同じ境遇の子供たちに夢を与えるためにもベルトを獲りたいと熱い想いを語った。

「自分と同じ耳が聞こえない子供たちに夢や希望を与えることが僕の使命だと思っていますし、今はベルトを獲るという自分の夢に向かって一生懸命やってこれています。今回も子供たちを試合に招待していて、お母さんたちを通じて『絶対に勝ってね』という子供たちのメッセージをもらっています。

 絶対に勝たないといけないと思うし、もうこれは自分だけの試合じゃない。子供たちの夢や希望もかかっている試合なので絶対に勝ちます。僕自身、今回が3度目のタイトルマッチで、過去2回は悔し想いをしたので3度目の正直で絶対にベルトを獲りたいと思います」

 郷州は安保にリベンジを果たし、悲願のベルトを手に入れることが出来るか?
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