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[ニュース]2017.9.16
「K-1 WORLD GP」11.23(木・祝)さいたま 平本蓮と佐々木大蔵が運命の再戦!「こんなに思い入れのある試合が決まったのは初めて。最高の試合をする」(平本)VS「蓮と僕が戦えば激しくて爆発する試合になる」(佐々木)
    
 9月15日(金)東京・新宿区のGSPメディアセンターにて記者会見が行われ、11月23日(木・祝)さいたまスーパーアリーナ・コミュニティアリーナ「K-1 WORLD GP 2017 JAPAN 〜初代ヘビー級王座決定トーナメント〜」で新たに決定したスーパーファイトが発表された。
 スーパー・ライト級のスーパーファイトとして平本蓮と佐々木大蔵の一戦が決まった。両者は今年2月の初代ライト級王座決定トーナメントに出場し、佐々木は一回戦でウェイ・ルイにKO負け。平本は準決勝でゴンナパー・ウィラサクレックにKO勝利し、見事に準優勝を果たした。

 その後、平本はスーパー・ライト級に階級を上げて6月のさいたま大会でウマル・パスハエフに勝利。佐々木も8月のKrush後楽園大会でKrush-63kg王者として2度目の防衛に成功し(※谷山俊樹に判定勝利)今回の試合を迎えた。

 両者は昨年6月の第4代Krush-63kg王座決定トーナメント決勝戦で対戦しており、この時は佐々木が平本に判定勝利。平本にとっては約1年5カ月越しのリベンジマッチとなり、佐々木にとってはライト級王座を目指す中でスーパー・ライト級にチャレンジし、平本との一戦に臨む形だ。

 会見に出席した平本は佐々木との再戦に向けて「今まで生きてきた中で、こんなに思い入れのある試合が決まったのが初めてです」と切り出し、佐々木戦に向けての熱い想いを語った。

「K-1甲子園を優勝してプロデビューしてからK-1ファイターとして戦ってきた中で、佐々木大蔵チャンピオンに負けて、初めて自分の弱い所に気づかされて、自分を見つめ直せました。大蔵くんとの試合のおかげで、僕は凄く強くなれた部分が大きいです。色んな勝ってきた試合が僕の人生を作ってきてくれたんですけど、色んな負けが僕を人として成長させてくれました。特に大蔵くんとの試合の負けが1人の人間として成長させてくれた試合です。

 今回、本来であれば戦わなくてもいいような僕との対戦を引き受けてくれたところからもチャンピオンの偉大さを感じ、尊敬しています。本当に大蔵くんとの試合で、自分の弱い部分を見つめ直してまた一から戦っていこうと思って頑張ってきましたし、僕としては運命を感じる試合です。大蔵くんはチャンピオンになってから、前回のKrushでの-63kg防衛戦も含めても強さを見せる試合ばかりです。今の僕と大蔵チャンピオンなら今までのK-1そして未来のK-1も含めて最高の試合が出来ると思います。リベンジマッチよりも大蔵チャンピオンに挑戦するチャレンジャーとして頑張ります。

 過去の試合を見ても大蔵くんはディフェンスが凄く上手くて、打ち返しのカウンターが上手い選手です。最近では蹴りもパンチも強くなって、ディフェンスも完璧になっていて、本当にチャンピオンとしての戦い方をする選手だなと思いました。過去と戦った時とは別人と戦いますし、僕の中では大一番の試合で気持ちの勝負になると思っています」

 一方の佐々木にとっても平本は「対戦相手の名前を聞いた時に、階級のこと関係なく即決で戦うことを決めた」と特別な相手で「(平本)蓮の試合は2月のライト級トーナメントの試合が印象的で、最後まで気持ちも折れずに戦っていました。去年の平本蓮とは違う平本蓮との対戦だと思うので、自分をさらに成長させたいと思います。客観的に見ても楽しみな試合ですし、僕自身も凄く楽しみな試合です」と平本との再戦に向けて気持ちを高ぶらせた。

 平本にはスーパー・ライト級のベルト、佐々木にはライト級のベルトという大きな目標がある。平本が「スーパー・ライト級の今のチャンピオンは野杁(正明)選手で、他にもゲーオ(・ウィラサクレック)選手と大和(哲也)選手など強豪が集まっている階級です。でも今の僕なら誰と戦っても負けないと思うので死に物狂いで頑張ります」と言えば、佐々木も「この勝者がK-1のベルトに近づくと思うので、現ライト級王者のウェイ・ルイに対しても前回の自分とは違う自分を痛感させたい」と呼応。2人にとってこの試合の結果が今後を左右することは間違いない。

 最後に2人は「最高の試合を出来ると思う」(平本)&「ヘビー級よりも激しくて爆発するし試合をする」(佐々木)と好勝負を誓い合った。

平本蓮
「大蔵くんにはKrush-63kgのタイトルマッチで負けて、ベルトも獲れなかったんですけど、僕からしたら失ったものは何もなくて、自分のことを気付かされた試合でした。これからはK-1ファイターを代表して戦おうと思っています。大蔵くんとは2月のライト級トーナメントが終わってから会場以外でも会うことがあって、時代劇の撮影でも一緒になったり、そんな時でも話しかけてくれた偉大なチャンピオンです。大蔵くんだったら最高の試合をできると思うので、チャンピオン、最高の試合をしましょう!」

佐々木大蔵
「これから戦う者同士が会見で仲良くしているとお客さんも残念に感じると思うので、蓮との試合が決まったからには試合が終わるまでは僕は容赦なくいきます。蓮と僕がさいたまスーパーアリーナで試合をすれば当日開催されるヘビー級トーナメントよりも激しくて爆発する試合ができると思います。激しくて爆発する試合をするので、期待して見に来てください」

 お互いに実力を認め合う運命の相手との再戦を制するのは平本か?それとも佐々木か?
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