昨日の大会で9カ月ぶりのK-1参戦を果たした卜部功也。初代ライト級王座決定トーナメント3位の強豪クリスチャン・スぺトゥクとの対戦となったが、巧みなディフェンスワークでスペトゥクの攻撃を空振りさせ、鮮やかな左ストレートでダウンを奪うなど“アンタッチャブル”（※触ることが出来ない）ぶりを存分に見せつけた。

　傷一つない顔で会見に出席した功也は「パンチをもらった記憶は全然ないです」と試合を振り返り「スぺトゥク選手はウェイ・ルイ選手と対戦していますが、僕はそれ以上のものを見せられたと思うので『早くウェイ・ルイ選手と試合を組んでほしい』とアピールしたいと思います」とウェイ・ルイの持つタイトルへの挑戦を熱望した。

「久々に自分本来の動きというか調子を取り戻せた試合ができたと思います。少し自信が戻りました。（スペトゥクの印象は？）好戦的で気持ちも強くて、試合は一人じゃできないですし、相手がいてこそ自分の技術を見せられたので、対戦相手にも感謝しています。（想定外のことはあった？）いえ、想定内という感じでしたね。ああやってガツガツ来ると思っていたし、昨日は引くだけじゃなく自分からも行くことを考えていました。ああいう選手は得意ですね。

（パンチをもらった記憶はある？）全然ないですね。（前回のK-1参戦から何が変わった？）一試合ごとに問題点を見つけて改善して新しいものを入れる…の繰り返しです。それで技術を磨いていった感じがあります。（ウェイ・ルイとの対戦について）ウェイ・ルイ選手はスペトゥク選手とやっているので、今回の試合はウェイ・ルイ以上のものを見せなければ（挑戦は）アピールできないと思っていました。僕はそれ以上のものを見せられたと思うので『早くウェイ・ルイ選手と試合を組んでほしい』とアピールしたいと思います。僕と（ウェイ・ルイは）基本的に同じようなタイプだと思うので、どちらの能力が上かの試合になると思います」