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[ニュース]2018.1.21
「K-1 WORLD GP」3.21(水・祝)さいたま 新生K-1史上初の女子マッチがついに実現!KANA「魔裟斗さんがミドル級、武尊選手が軽量級の時代を創った。次は私が女子の時代を創ります」
    
 1月21日(日)東京・飯田橋のホテルメトロポリタンエドモントにて、2018年3月21日(水・祝)さいたまスーパーアリーナ・メインアリーナで開催される「K-1 WORLD GP 2018 JAPAN 〜K'FESTA.1〜」(ケーズ・フェスタ・ワン)の第3弾対戦カードが発表された。
 Krush 女子-50kg王者・KANAが待望のK-1初参戦を果たす。KANAはK-1アマチュアで2度の優勝歴があり、2015年にKrushでプロデビュー。2016年4月には第2代Krush女子-50kg王座にも就いた。昨年1月にメロニー・ヘウヘスに初敗北を喫してKrushのベルトを失ったが、12月の再戦で勝利して見事にベルトを奪還。今年3月に開催される「K'FESTA.1」への出場を決め、新生K-1史上初の女子マッチが行われることになった。
 
 会見では宮田充K-1プロデューサーが「2014年からスタートした新生K-1公式試合において、初の女子選手の試合が今大会で決定しました。KANA選手はK-1のアマチュア大会で優勝して、Krushでプロデビューして、Krushのチャンピオンに輝きました。昨年は1月にタイトルを失いましたが、12月にメロニー・ヘウヘス選手からベルトを奪回しました。K-1としても、このタイミングでの初登場がふさわしいと考えて、この対戦を決定しました」とKANAの「K'FESTA.1」出場の経緯を説明。

「K-1ではアマチュアの中でも必ず女子のカテゴリーを設けてトーナメントを組んでまいりました。それを勝ち抜いて、KANA選手の後にもどんどん良い女子のファイターが育ってきています。そうした中でKANA選手が道を切り拓くという意味でも、今回の試合はただ女子の試合が組まれたというわけではなく、ここから彼女の後に女子のK-1の試合の道が出来ると思っています。そういった意味でも、今回出場するのはあくまでも始まりとして頑張ってもらいたい」とKANA、そしてKANAに続く女子選手の活躍にも期待を寄せた。
 
 そんなKANAの対戦相手に選ばれたのはロシアのポリナ・ペトゥホーヴァ。ロシアの強豪選手が多く在籍する「Kickboxing Association of Chuvash Republic」に所属し、ヨーロッパで行われているK-1ルールのアマチュア大会やWAKOのアマチュア大会で何度も優勝している実力者だ。

 プロキャリアはまだ3戦だがアマチュア時代も含めてKO率が高く、今回の参戦に向けて「K-1は世界のトップ選手が集まる場所で、そのリングで戦えることを光栄に思っている。私は相手によってファイトスタイルを使い分けるが、がんがん攻めていく試合が好きで、K-1ファンに自分が凄い選手だということをアピールしたい。対戦相手のKANAはとても手強い相手で、良い試合になると思うけど、私には勝つ自信がある。女子でも皆に楽しんでもらえる白熱した試合を見せる。皆さんの記憶に残るような試合を見せることを約束する」と強気な言葉を寄せている。

 宮田プロデューサー、そしてポリナのコメントを受けてKANAが挨拶。「K'FESTA.1」出場、そして女子ファイターとしてK-1のリングに立つ覚悟を語った。

KANA
「今回、新生K-1で初めて女子の試合が組まれて、Krushのチャンピオンとしてこの舞台に立てることを素直に嬉しく思います。対戦相手の選手は本当にアマチュアエリートで、プロの戦績は3戦と少ないですけど、KO率が高くて、初めて自分もKO率が高い選手と拳を交えることになるので、KO決着が見せれるんじゃないかなと思って、自分にとっても楽しみな一戦です。

(K-1に対する思い入れは?)自分がシルバーウルフに入会したのがちょうど新生K-1が始まった年で、それも運命的な出会いなのかなと思います。その後、Krushのチャンピオンとして新生K-1に出たいというのが1つの目標だったので、それも通過点として今回はしっかり仕事をしたいと思ってます。新生K-1で初めて女子の試合が行われるんですけど、K-1はヘビー級から始まって、ジムの大先輩でもある魔裟斗さんがミドル級の時代を創って、そして武尊選手が軽量級の時代を創りました。次は自分が女子の時代を創っていこうと思っています。

(対戦相手の映像を見た印象は?)映像は1つだけ見せていただいたんですけど、パンチも蹴りもバランス良く出る選手で、普段は少し上の階級で試合もしているようなのでパワーとかは凄くあるのかなと思います。身長も自分より5cmぐらい高いし、KO率もあるので一発の危険がある選手だなという感じですね。(そういう相手に対して、どういう持ち味を出して勝ちたい?)自分はKOで勝つことしか考えてないので、チャンスがあれば1Rから倒しに行きたいと思っています。

(女子の選手としてどのような試合を見せたい?)新生K-1を見てくださっているファンの方たちは、女子の試合を見たことがない人がほとんどだと思うので、次の自分の試合が女子の基準となると思います。男子に混ざって女子の試合が1試合しかないので、これで女子の試合か!と思われるような、男子と同じぐらいの迫力を見せていきたいと思っています」

 KANA、そして「K'FESTA.1」のリングからK-1の女子の新たな歴史が始まる!
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