セミファイナルで挑戦者・久保賢司と対戦したスーパー・バンタム級王者・武居由樹。昨年4月の第2代王座決定トーナメント決勝（※この時は武居が判定勝利）以来の再戦となったが、今回は武居が1Rで久保を沈めて王者としての強さを見せつけた。

　一夜明け会見で武居は「去年唯一倒せなかったのが久保選手で、一年経って成長できたと思うので、それを久保選手に見せるためにもKOを狙って戦った」とコメント。現在、スーパー・バンタム級では敵なし状態の武居は「タイ人ともやってみたいし、ライバルが欲しいですね」と好敵手の出現を望んだ。

「足立区から来たPOWER OF DREAMの武居由樹です。ああいう大きい会場のセミファイナルで勝てて良かったです。応援ありがとうございました。（1R決着は考えていた？）いつもそうなんですけど、倒しに行ける時は倒しに行こうと思って戦いました。（もっと苦戦すると思っていた？）そうですね……そう思っていました。（KOにはこだわっていた？）去年唯一倒せなかったのが久保選手で、一年経って成長できたと思うので、それを久保選手に見せるためにもKOを狙って戦いました。

（前日会見では久保に握手を拒否されたが）試合後は控室で挨拶も握手もできました。今回久保選手がああいう感じで来てくれて、お互い対局の感じになって久保選手には感謝しています。（スーパー・バンタム級では敵なし状態だが？）これからも強い選手とやりたいです。タイ人ともやってみたいし、ライバルが欲しいですね。（階級を上げることは考えている？）まだスーパー・バンタム級に階級を上げて一年なんで。ゆくゆくは…というのはありますけど、今はスーパー・バンタム級がベストです。（さいたまスーパーアリーナ・メインアリーナで戦った感想は？）本当に大きな会場で花道も長くて幸せでした」