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[ニュース]2018.3.23
ウェイ・ルイを倒して王座奪取!ライト級新王者・卜部功也「新宿FACEから始まって、さいたまスーパーアリーナ・メインアリーナのリングに立てたことは感慨深かった」
    
 3月22日(木)東京・飯田橋にあるホテルメトロポリタンエドモントにて「K-1 WORLD GP 2018 JAPAN 〜K'FESTA.1〜」の一夜明け会見が行われた。
 ライト級タイトルマッチで王者ウェイ・ルイに挑んだ挑戦者・卜部功也。試合前にウェイが計量をオーバーしたため減点&グローブハンデというペナルティがある中での試合となったが、2Rにウェイを左ストレートでKOして2階級制覇を成し遂げた。

 会見ではウェイの体重超過に苦言を呈しつつ「しっかり練習でやってきたことは出せたと思う。狙い通りだった」とKOシーンを説明。今後の目標を聞かれると「K-1は本当に強い選手を連れてくるので、そういう選手を1人1人倒していきたい」と話し「僕は300人規模の新宿FACEで試合をしていて、15000人入るさいたまスーパーアリーナで試合が出来るようになって感慨深かったです」とこれまでの道のりを振り返った。

「色々アクシデントはありましたけど、無事にチャンピオンになれて嬉しく思っています(試合展開はプラン通りだった?)試合では練習でやってきたことしか出ないなとは思っていたんで、本当に練習通りって感じでしたね。(ウェイはミドルやローを嫌がっているように見えたが?)元々お腹は狙おうかなとは思っていたので、前足(右足)の蹴りを上手く使って、ですね。(サウスポーのウェイに)左ミドルを蹴ると左ストレートを合わせられることがあるんで。

 あとはゴンナパー戦を見ていたら、ウェイ・ルイ選手は僕から見て右周りに良く周るので、左ミドルはけっこうすかされるんじゃないかなと思って、左の蹴りはあまり多用せずに、前手前足で攻めようと思ってました。(左ストレートでのダウンは振り返っていかがでしたか?)しっかりやってきたことは出せたかなと思ってます。狙い通りでした。

(体重オーバーをしたウェイに対して率直にどう思っている?)体重オーバーはより厳しくしないと駄目だと思いますね。K-1は本当に一大イベントで、格闘技の中で世界最高峰の舞台だと思っているので、体重超過についてはあってはならないと思うんですよね。なのでもっともっと厳しくしなければいけないと思ってます。

(精神的な影響はあった?)実際はどうしようかなと思いましたね。最初は800gで次に計って700gと言われて…僕も水抜きもきつかったですし、皆もきつい状況でやっているので。コンディションも寒い時期で整えるのは大変なんですけど、上手く全選手がこのイベントに対して整えてきたので。なのでこの試合がなくなるというのがまず本当に嫌で、どんな状況でも試合はしたいなという感じでした。

(ベストコンディションとは言えないかもしれませんが、ウェイと戦った感想は?)やる前は怖かったですよ。よくあることですけど、被害者の方が意外とバッシングされて、立場が変わるみたいな。僕がハンデがあるみたいな感じになっちゃうこともあるじゃないですか。実際は700gでもあっちの方が全然でかいし、怖いですよ。やっぱり怖いなと思いながらやってました。

(ボクシングの山中慎介選手が体重超過の試合で敗れてしまったが、そのことは頭をよぎった?)あれはすごくよぎりましたね。もし自分が体重超過したらどうしようと考えて、そうならないようにしっかり体重落とそうと思ったんですけど、まさか対戦相手がそうなるとは思わなくて。まあそこから負けるイメージも出てきて、負のイメージも思い描いちゃうんで…その葛藤はありましたね。

(今後の目標は?)K-1は本当に強い選手を連れてくるので、そういう選手を1人1人倒していきたいなと思っています。(メインの武尊選手のセコンドについていたが?)武尊がセコンドについてくれと言ってきて、『分かった』と言ってそのままつきました。武尊とは10代の頃からずっとやってきたので、是非って感じでしたね。少しでも武尊の力になれてベルトを獲ってくれたらと思ってセコンドにつきました。

(さいたまスーパーアリーナ・メインアリーナで戦ってみた感想は?)新宿FACEっていう、200とか300人規模の会場があるんですけど、僕はそこでやっていたKrushの試合に出ていました。それを考えたら今は1万5000人入るさいたまスーパーアリーナで試合が出来るようになって、本当に嬉しく思いますし、ここまでやってきて良かったなって感慨深くなりましたね。

 入場した時に嬉しかったですし、これだけお客さんが集まって、こういうところで試合が出来るのは本当に幸せなことだなと思いました。そしてチャンピオンになれたのでとにかく本当に嬉しいです」
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