昨日はローキックで挑戦者メルシック・バダアリアンの足を止めて、判定勝利で初防衛に成功したウェルター級王者・久保優太。「自分で映像を見てもしょっぱなかった（面白くなかった）」と試合内容を反省しつつ「このベルトを守るために自分の人生、格闘技人生を賭けて戦う」と長期政権樹立を誓った。

「自分でも帰って映像を見たんですけど、めっちゃしょっぱかった（面白くなかった）です（苦笑）。ああいう大舞台で緊張もしちゃいましたし、挑戦者も強かったんで。作戦通りにはいったんですけど、もうちょっと倒せる展開を作れるかなと、そんな感じです。

（左足を怪我している？）自分で蹴った足を自爆しちゃいましたね。試合中はアドレナリン出てるんであんまり分かんなかったですけど、試合が終わった後に痛いなと。ちょっとむきになってローに固執しすぎて、もうちょっとそこから散らしてパンチにいったりとか、50何戦やってますけど反省点がありました。

　あと自分自身が固かったのと、減量が今回結構きつかったんですよ。前回トーナメンとで良い形で優勝できて、みんながたくさん祝勝会をやってくれて、それで太ってしまったという（苦笑）。それで全然体重が落ちないなと思って、水抜きに頼ったら結構（きつかった）。そういうとこも含めて、次は自分自身をベストに。まあでも今回しょっぱい試合をしたから皆からあんまりご飯とか誘われないかもしれないですね…だから次は強いかもしれないですよ（笑）。

（城戸選手の挑戦表明に対して）このベルトを本当に一生懸命獲って、獲った時には号泣してしまって。これを獲るために頑張ってきて、本当に獲れた時にハッピーな感じだったんですね。だからこれを守ることに自分の人生、格闘技人生を賭けてやりますし。今回の試合も10日前とかにセミナーの講師とかに呼ばれて、そんなことやってんじゃねえよみたいな感じでネットの書き込みとか酷いわけですよ。

　これで負けたら、そういうことをやってるから負けるんだよって言われるんで、余計に固くなってしまいました。次はそういう反省点も活かして色々良い形で出来るんじゃないかなと思っています。ちょっと今日は昨日の試合で疲れすぎちゃって、前日会見とかはテンション高かったんですけど、今日は出し尽くしちゃってテンション低めですいません。

（K-1の試合でさいたまスーパーアリーナメインアリーナで戦ってみた感想は？）率直にやっぱり最高ですね。僕は2011年の大晦日にさいたまスーパーアリーナのメインアリーナに出させてもらってこともあるんですけど、そっからK-1がなくなって後楽園ホールとか色んな場所で試合をさせてもらったりして、こういった大舞台で出来るのは幸せだなって。やっぱりテンション上がりますよね」