日本人として初めてゲーオ・ウィラサクレックからKO勝利を収め、会場を大爆発させた平本蓮。「理想通りの試合が出来た。試合中も試合後もやっぱり俺はK-1が好きだなと思った」と劇的なKO決着を振り返り、今後の目標については「ゆっくり決めていきたいです。みなさんが見たいと思う試合をやりたいし、もっと強くなりたい」と語った。

「昨日の試合は本当に勝てて良かったと思うのと、燃え尽きてしまうんじゃないか？と思っていたんで、リングに上がるのも最後になると思って戦いました。だから勝ってよかったなと思います。

（ゲーオと肌を合わせた感想は？）すごく王者の風格があって、僕の理想とする戦いが出来てきたというか、頭で考える前に身体が動くというか。状況判断してやるというか理想の戦い方が出来ました。自分のファイトスタイルも極まってきたかなと思います。

（倒れているゲーオを見た時の心境は？）みんなゲーオに負けるパターンは途中で心が折れて負けることが多いと思うんですよね。でも僕はどんな相手にも通じるんですけど、最後の1秒まで絶対に勝つという気持ちで戦って。どれだけ蹴りが強くても絶対に負けないと思ってやって、気持ちはブレずにやれました。だからそんなにびっくりしなくて理想通りの試合が出来ました。

（作戦通りの試合だった？）はい。2Rになるとゲーオは面倒くさがってヒザ蹴りで倒しに来ると思っていたので、そこで僕はあえていかずに一気にまとめられる時にまとめようと思ってやりました。自分の感覚を信じてよかったです。（今後の目標は？）最終目標がゲーオだったんで、これからどうするかは考えてなかったです。今までで一番燃える試合だったし、試合中も試合後もやっぱり俺はK-1が好きだなと思いました。

（さいたまスーパーアリーナ・メインアリーナで戦った感想は？）音響も違うし、歓声も違うし、入場した瞬間に会場を味方にできる気がしました。俺は強いぞって気持ちになったし、自分はデカい会場で力を発揮できると思いました。

（タイトル挑戦については？）スーパー・ライト級は強い選手が多いし、タイトルマッチじゃなくても簡単な試合はないと思います。簡単にチャンピオンを目指すとは言わないですし、今後のことはゆっくり決めていきたいです。みなさんが見たいと思う試合をやりたいし、もっと強くなりたいです。

（恋人のちゃんえなさんからは？）相手がゲーオで心配していたと思うんですけど、僕は自分を信じてやっていたんで試合前から『大丈夫だよ』と言っていました。試合後も安心してもらえてよかったです」