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[ニュース]2018.6.17
「K-1 WORLD GP」6.17(日)さいたま 城戸康裕、マサロ・グランダーの挑発に感謝!?「いい感じに僕を挑発してくれて、煽りVTRのいい“振り”になっている」(城戸)
    
 6月16日(土)東京・飯田橋のホテルメトロポリタンエドモントにて「K-1 WORLD GP 2018 JAPAN 〜第2代フェザー級王座決定トーナメント〜」6月17日(日)さいたまスーパーアリーナ・コミュニティアリーナ大会の前日計量・記者会見が行われた。
 第7試合は城戸康裕とマサロ・グランダーによるウェルター級のスーパーファイト。城戸はウェルター級転向初戦となった昨年11月の木村"フィリップ"ミノル戦には敗れたものの、3月の「K'FESTA.1」でイッサム・チャディッドに勝利して久保優太の持つベルトも視野に入ってきた。

 一方のマサロ・グランダーは約2年ぶりのK-1参戦。K-1初参戦で現スーパー・ライト級王者の野杁正明を下すと、その後は木村"フィリップ"ミノル、平本蓮、ゲーオ・ウィラサクレックら、K-1のトップファイターたちと鎬を削ってきた。そして久々のK-1登場で“キング・オブ・エンターテイナー”城戸との一戦を迎え、事前のインタビューやコメントでは「城戸はファイターではなく、ふざけたピエロだ」と辛らつな言葉を浴びせていた。

 この日のツーショットの写真撮影でも、城戸はおどけた様子でカメラの方を向き、マサロと視線を合わせず。逆にマサロは鋭い眼光で城戸を睨み続ける。結局、城戸はマサロと視線を合わせないまま写真撮影を乗り切り「怖いよ!僕はピースフルに試合がしたいんだから本当にお願いしますよ!そもそも僕、あんまり強くないんだから…お願いしますよ〜」とちゃかすと、マサロはイラついた表情のまま再び鋭い視線を城戸に送る。

 続く質疑応答でも城戸はマサロの一連の挑発的な発言に対して「俺が逃げ回ってばかりの選手? 当たってるじゃないですか(笑)。よく僕の試合を見てくれて嬉しいなって思いましたね」と返して笑いを誘うと「撮影スタッフさんがオランダで撮ってくれた(マサロの)インタビューが良い感じで僕のことディスってくれていて、それが煽り映像への良い振りになってる」とむしろ煽り映像への味付けとしてマサロの挑発に感謝。

 AbemaTVより本戦でのKO勝者に贈呈されるKOボーナス20万円に関しても「もらえるなら僕、倒れるんで折半しませんか?」とおどけた言動を繰り返し「ベルトは欲しいんですけど、それよりも挑戦者と戦わなくてもいいプロデューサーというベルトを獲りたい。城戸プロデューサーになれば、みんな僕にひれ伏すし、試合がなくても記者会見に出られる。その位置を狙っていきたいですね。僕はB(ベルト)よりP(プロデューサー)です」と試合から脱線したトークを展開し続けた。

 そんな城戸に対して苦笑&あきれ顔(?)の連続になっていたマサロは「準備万端だから今日は特に話すことはない」。AbemaTVからのKOボーナスについて聞かれて「一日でパーっと使う」と答える場面はあったものの、それ以外では表情を崩さず。今後の目標については「自分にとってタイトルマッチだろうが相手が誰だろうが試合が出来れば何でもいいと思っている。K-1からオファーがあればそれがどんな試合だろうが、階級も問わず全て受けるつもりだ」と城戸とは真逆に格闘家然と語った。

 まさに水と油。何か何まで正反対だった2人の試合はどんな化学反応を起こすか?
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