今大会ではライト級王者ゴンナパー・ウィラサクレックvs挑戦者・大沢文也、スーパー・ウェルター級王者ジョーダン・ピケオーvs挑戦者・和島大海の2大タイトルマッチが決まった。

　スーパー・ウェルター級王者ピケオーはVS日本人無敗を誇る“日本人キラー”で、2016年4月の王座獲得以降、合計3度の防衛に成功しており、今回が4度目の防衛戦となる。対する和島は10戦9勝（9KO）1敗の戦績を誇る“スーパー・ウェルター級の超新星”。現在6連続KO勝利中で、いよいよピケオーの持つベルトに手をかけた。

　会見では司会者よりピケオーのコメントが読み上げられ、ピケオーからは「1月に防衛戦をやってから、早く次の防衛戦をやりたくてウズウズしていた。ワジマ、前回の試合のダメージは完治したか？　首を洗って待ってろ。次の獲物はオマエだ」という挑発的な言葉が飛び出した。

　日本人が誰も超えられなかったピケオーに挑む和島は「日本人無敗のピケオー選手とタイトルマッチが決まってめちゃくちゃ楽しみです。日本人選手がみんな負けているし、ここで僕が勝って日本のトップとして海外の強豪と戦ってきたいと思います」と挨拶。このタイミングでピケオーへの挑戦が決まったことについては「ちょっと早いかな…と思ったんですけど、この勢いのままいきたいと思いました」と話し、ピケオーの印象については「僕がKrushデビューした時からチャンピオンで、ずっと意識して見ていました。フィジカルが強くてどんどん前に出てくる選手だと思います」。

　その上で「僕の攻撃が当たれば効かせられると思うし、倒しに行きます。どんどん前に出てくる選手なので下がったらダメだと思います。しっかり自分から攻撃を出して、自分もアグレッシブに行こうかなと思います。『日本人では僕しかいないでしょ？』って感じで勝ちに行きます」と日本人初のピケオー超えに闘志を燃やす。

　今年12月には和島の地元・大阪でK-1の開催が決定。和島自身「ここでしっかりベルトを獲って地元開催のK-1大阪大会にも出たい」とKrush王者としてのK-1参戦・地元凱旋を見据えている。会見の最後に和島は「僕がベルトを巻く姿を楽しみにしていてください」とファンにメッセージ。和島は日本人ファイターが誰も成し遂げられなかった打倒ピケオーを果たすことが出来るか？