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[ニュース]2018.8.20
女子フライ級王者・KANA、防衛戦を振り返る&今後の野望を語る!「メインイベントで初めてKO出来たのは自分の大きな成長。Krushのベルトの価値を上げて、K-1で女子の世界トーナメントをやるところまで持っていきたい」
    
 8月19日(日)アイリス愛知にて「Krush.92〜in NAGOYA〜」の一夜明け会見が行われた。
 昨日のメインイベントでリュウ・シーベイを2Rに左ミドルでKOし、2度目の防衛を飾ったKANA。一夜明け会見では「昨日は練習してきたことが少しずつ形になって、試合で少しずつ出せるようになってきた」と試合を振り返り「イギリスで実戦経験を積んできたことも少し出たかなと思います」とイギリス武者修行での成長も実感したという。

 会見に同席した佐藤嘉洋・大会実行委員長はKANAの戦いぶりを「去年よりもさらに貫禄が出てきて、王者として矜持・プライド、身体の中から出てくる風格みたいなものを感じました」と高く評価。その上で「シーベイ選手も本当に勝つんだぞという姿勢で頑張って戦っていましたが、KANA選手とは一枚も二枚も実力差を感じた。次回以降もKANA選手の対戦相手を探すのにかなり苦労すると思いますが、ヒリヒリした戦いが見たいなと思います。KANA選手だったらそういう試合が出来るんじゃないかなと期待しています」とKANAを脅かす強豪との試合に期待を寄せた。

 試合後のマイクアピールでKANAはKrush王座の防衛とK-1再出撃を宣言。一夜明け会見でも「これからもどんどん強い選手と戦って、Krushのベルトをしっかり守って価値を上げたい。そしてK-1にも参戦して、近いうちに女子の世界トーナメントをK-1でもやりたいので、そこまで持っていきたい」とK-1での世界トーナメントの実現を熱望した。

 このKANAの希望を聞いた宮田充プロデューサーは「勝ちっぷりも見事でしたし、僕らが考えていかないといけないのはKANA選手の対戦相手。今度は会見から火花が散るような、KANA選手に負けないぐらいの気の強さだったり、個性を持っているようなファイターを探してみたい。そういった良いファイターを連れてきて戦ってもらって、それでファンの人達に支持されて、もっと先が見たいというようになれば、KANA選手の描いているK-1の世界トーナメントに発展していくかなと思います」とKANAが試合を重ねて、機運が高まれば女子の世界トーナメントが実現する可能性があると語った。

KANA
「昨日は練習してきたことが少しずつ形になって、リングで少しずつ出せるようになってきて、イギリス武者修行で実戦経験を積んできたことも少し出たかなと思います。(具体的にどこで練習の成果が出たと感じた?)パンチと蹴りを上下に散らしたり、色々な技が出せたり。やっぱり今までがむしゃらにいってしまって倒せなかった部分で冷静に相手を見たり、全ての部分で少し向上が見えたかなと思います。

(メインイベントのプレッシャーは?)大和(哲也)選手と野杁(正明)選手がKOでつないでくれるというのは予想してたんですけど、実際そうなると半端ないプレッシャーで。本当に凄いプレッシャーも大きかったんですけど、逆にそのおかげで集中して自分の世界に入りこめたんで、それがKOにつながって良かったなと思います。

(今後の目標は?)Krushのメインイベントとして初めてKOで終わらせられたのは、自分の大きな成長でした。でも終わってしまえばそれは過去で、一つの通過点として次に向けて行かなければいけないので、本当にこれからもどんどん強い選手と戦って、このベルトをしっかり守って価値を上げたい。そしてK-1にも参戦して、近いうちにK-1で女子の世界トーナメントをやりたいので、しっかりそこまで持っていきたいです。

(ファンのみなさんへのメッセージは?)昨日は本当に応援ありがとうございました。去年もそうなんですけど、今年も本当に名古屋の会場が凄く盛り上がって試合がしやすかったです。自分の昨日の試合を見てファンになったって言ってくれた人も沢山いて、本当にそれが嬉しくて、またそれが自分のエネルギーになりました。これからももっともっと上を目指して頑張っていくので注目よろしくお願いします」
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