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[ニュース]2018.8.30
「K-1 WORLD GP」9.24(月・休)さいたま スーパー・フェザー級王者・武尊、ダニエル・ピュータス戦は「K'FESTA.2」に向けた大勝負になる!「ピュータスは今まで戦ってきた外国人の中でもトップクラス。ここを乗り越えてKO勝ちする姿を見せたい」
    
 8月29日(水)神奈川・K-1ジム相模大野KRESTにて、9月24日(月・休)さいたまスーパーアリーナ・コミュニティアリーナで開催される「K-1 WORLD GP 2018 JAPAN 〜初代クルーザー級王座決定トーナメント〜」の[スーパーファイト/K-1スーパー・フェザー級/3分3R・延長1R]でダニエル・ピュータスと対戦するK-1スーパー・フェザー級王者・武尊が公開練習を行った。
 3月の「K'FESTA.1」での三階級制覇以来、約半年ぶりにK-1のリングに立つ武尊。今回は試合間隔が空いているため「いつもワンマッチの時は一カ月半前から追い込みの練習を始めるんですけど、今回はワンデートーナメントと同じように二カ月前から追い込みを始めた」と明かし「追い込み期間が長ければ長いほど疲れも溜まりますけど、いい練習が出来ていると思います」と復帰戦に向けて準備を続けている。

 対戦相手のピュータスは過去にISKAの世界タイトルを2階級で獲得し、スーパー・ライト級(-65kg)での実績を残しているファイター。パワフルなパンチとローキックのコンビネーションから現地では“Dekker”(※オランダの名キックボクサーであるラモン・デッカーに由来)とも呼ばれている。

 武尊もピュータスのパワーとフィジカルには警戒しており、ピュータス対策としてKRESTに所属しているライト級(-62.5kg)〜スーパー・ライト級(-65kg)のファイターたちとスパーリングを重ね、公開練習ではステップワークを駆使しての軽快なパンチを繰り出していった。

「練習内容はいつもと変わらないのですが、次の対戦相手はフィジカルが強くて身体もデカい。パンチも蹴りも両方できるファイターなんで、その対策として階級が上の選手やパンチも蹴りも両方できる選手とスパーリングしています。(具体的にはどんな選手とスパーリングしている?)秀さん(山崎秀晃)、(卜部)功也くん、(佐々木)大蔵くん、(林)健太…ライト級からスーパー・ライト級の選手としかスパーリングはやってなくて、そこは身になっているかなと思います。

(ピュータスのことは警戒している?)映像を見てもタフで身体が強そうだし、プレッシャーも今までにならないくらいキツいと思います。スーパー・フェザー級の中でもフィジカルがある選手ですよね。今の階級でやるうえで僕の身体はまだベストじゃないと思うし、追い込み練習をやると次の日には試合ができるくらいの体重になっている。

 スーパー・フェザー級がベストでやっている選手にとって、今の僕はサイズで劣る部分があるので、そこは警戒しています。(無理に体重を増やさず動ける体重で戦いたい?)体重を増やそうと思って頑張って食べてもなかなか(体重が)増えないし、疲れて食べられないと(体重は)増えない。無理に体重を増やして動きが悪くなっても嫌なので、そこはあまり考えないようにしています」

 過酷なワンデートーナメントを勝ち抜いて三階級制覇を成し遂げたとはいえ、スーパー・フェザー級での戦いは武尊にとって大きなチャレンジとなる。しかし武尊は「僕はそういう状況の方が燃えるし、チャレンジしていると精神状態が安定して、モチベーションも上がる。それがなくなったら終わりだと思うし、挑戦していないとモチベーションが上がらない。守る試合はプレッシャーもあってメンタルが保ちにくいですが、僕は追い込まれれば追い込まれるほど燃えてきます」と新階級での戦いに闘志を燃やしている。

 武尊の試合を楽しみにしているファンに対しては「KO勝ちが最低限の目標。お客さんもそれを見に来ていると思う」とする一方「ただ今回は相手も強いので、僕の中では一大勝負の試合だと思っています。ここを乗り越えてKO勝ちする姿を見せないといけないし、来年の『K'FESTA.2』(3月10日)に向けて、それを見せていかないといけない。やるからには『K'FESTA.2』にはメインイベントで出たいし、次の試合はそのための第一弾です」と語る武尊。

「今まで戦ってきた外国人選手の中でもトップクラス」と位置付ける強敵ピュータスを相手に、ファンを熱狂させるKO勝ちを見せることは出来るか?

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