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[ニュース]2018.9.26
K-1クルーザー級王者シナ・カリミアン、傷だらけのトーナメント優勝!「決勝戦の前は身体がボロボロで、左目も見えていなかった。でも心では負けないと決めていたから、最後まであきらめないで戦うことが出来た」
    
 9月25日(火)東京・飯田橋のホテルメトロポリタンエドモントにて「K-1 WORLD GP 2018 JAPAN 〜初代クルーザー級王座決定トーナメント〜」9.24さいたま大会の一夜明け会見が行われた。
 1日3試合の過酷なワンデートーナメントを制して初代クルーザー級王者となったイランのシナ・カリミアン。決勝戦のリングに上がった時点で、左目はふさがり、右頬も腫れ上がった状態で「決勝戦の前は身体がボロボロで、試合をやる気持ちがなかった。でもウィラサクレック会長やみんなに励まされて、なんとか試合をやることが出来た」と告白。

 そのうえで「心で負けないと決めて、最後まであきらめないで戦った」と試合を振り返り「K-1のベルトを巻くという夢がかなって信じられないくらいうれしい」と喜びを語った。

「K-1は世界的に有名でレベルが高いイベントで、初めてそんな大会に出た。トーナメントはみんなレベルが高かったので、K-1のベルトを獲ることが出来て、とてもうれしい。自分の人生で一番ベストなことだったと思う。決勝戦の前は身体がボロボロで、試合をやる気持ちがなかった。でもウィラサクレック会長やみんなに励まされて、なんとか試合をやることが出来た。(一回戦・準決勝を振り返って)一回戦は1Rで終わると思ったけど、対戦相手がとても強かった。

(決勝でダウンを奪ったバックブローは?)会長が対戦相手を分析してくれて、その通りの試合が出来たと思う。彼の試合映像が少なくて、会長がトーナメントの試合を見てどこが弱いかを見てくれて戦うことができた。K-1に出ているファイターはみんな強いし、しっかり試合を見ていないと負ける可能性が高い。今回はちゃんと相手を分析して、自分ができることをすべてやりきれたと思う。

(決勝戦の左目の状態は?)ほとんど左目は見えていなかった。ただ心で負けないように決めていたらから、最後まであきらめないで戦うことが出来た。今回、日本に来てK-1のベルトを獲って、自分の夢が叶って信じられないくらいうれしい。イランでは自分のことをメディアで取り上げてもらっているし、イランの若い選手のことも背負って責任を持って戦った。(イランでの反響は?)SNSやインスタグラムでみんな自分がチャンピオンになったことを知っていて驚いた。母親はずっと泣いていて、みんなは朝までパーティをしていたらしい。

(イランから選手を連れてきたい?)試合前に紹介された通り、イランではプロの格闘技が認められていない。だから我々は外国で試合をするしかない。今回もウィラサクレック会長を通じてK-1に出ることが出来て、イランには若くて強い選手が山ほどいる。もし時間があったら彼らにも日本で戦うチャンスを与えたい」
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