――初代Krush -53kg王座決定トーナメント準決勝が迫ってきました。今の体調やコンディションはいかがですか?

「-53kgで試合をするのは2回目なんですけど、前回より減量も上手くいっているし、疲れも残っていないんで絶好調で戦えるかなと思います」

――-53kgの方が自分に合っているという感覚はありますか?

「そうですね。-55kgの頃は相手と通常体重・体格に差がある分、パワーやリーチの差を感じていました。でも-53kgではそれがないんで、やりにくいと思うことはないですね。逆に-55kgに合わせて身体を作ってきた分、相手の圧力を感じることはなくなりました。前回の試合でも一発KOで自分のパワーを見せられたかなと思います」

――対戦相手の武居選手にはどんな印象を持っていますか?

「リーチが長くてトリッキーなイメージですけど、パワーとスピードは自分が上だと思います。相手のペースに飲まれないようにして、自分の得意な展開に持ち込みたいです」

――自分の攻撃力やパワーには自信を持っていますか?

「戸邊（隆馬）選手とやった後からウエイトやパワートレーニングを増やしているので、攻撃力は変わったと思います」

――-53kgはKrushで最軽量ですが倒す試合を見せる自信はありますか?

「はい。今回のトーナメントも3Rまでやるつもりはないんで、準決勝・決勝とも1・2Rまでに決着をつけます」

――隆聖選手はずっとKrushで戦ってきて、Krushのベルトにはどんな想いがありますか?

「何度かチャンスをもらっているですけど、ずっと片思いで終わっているんで、今回は自分のもとに来てほしいです」

――Krushには思い入れがありますか?

「最初に『Krushに出てみないか?』と声をかけてもらってから、ずっとKrushでお世話になっているんで、その期待にも応えたいし、新しい階級の初代のベルトを獲りたいという気持ちも強いです」

――隆聖選手が考える理想のチャンピオン像はどんな選手ですか?

「試合を盛り上げつつ、確実に勝負が決まるような試合をして、はっきりとした結果を出す。そこで強さを見せるのがKrushのチャンピオンだと思うんで、判定ではなくKO決着でトーナメントを勝ち抜くことで理想のチャンピオンになれると思います」

――ずばりそういう試合を見せる自信はありますか?

「ただ戦っているだけじゃ、今まで格闘技をやってきた意味がないと思うんですよね。楽しく試合をして目立つのが一番だと思うんで、倒して目立ってチャンピオンになります!」