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[ニュース]2016.4.3
舌戦がさらにヒートアップ!? 言いたい放題の皇治に対して卜部功也が「品がない。試合で黙らせる」!スカイツリーで4・24代々木決戦・大決起集会
    
 4月3日(日)東京スカイツリータウンR・ソラマチイーストヤード5F、J:COM Wonder Studioにて「GAORA SPORTS presents『K-1 WORLD GP 2016 IN JAPAN 〜-60kg日本代表決定トーナメント〜』4.24代々木大会・大決起集会!」が行われた。
 このイベントはタイトルの通り、4・24代々木大会に出場する主要ファイターたちが、前田憲作K-1プロデューサーやK-1公式サポーターを務める関根勤さんらと共に、決戦に向けて熱いトークを展開。

 6・24代々木大会「K-1 WORLD GP 2016 IN JAPAN 〜-65kg世界最強決定トーナメント〜」に出場する山崎秀晃がミット打ちを公開し、K-1非公認キャラ!? タローと対戦するなど、イベントにはのべ約1500人のファンが集まった。

 イベントにはまず-70kgのスーパーファイト=渡部太基×山崎陽一・松倉信太郎×秋元和也の4選手が登場した。Krush-67kg王者としてK-1凱旋を果たす渡部は「山崎選手はハードパンチャーでガンガン前に出ていく選手で自分も同じようなスタイル。お客さんが見ていて楽しい試合にあると思うし、僕が目立って一番いい試合をします」と宣言。

 対する山崎も「渡部選手と試合が決まった瞬間、面白くなると思った。渡部選手はパンチが強くて、何よりハートが強い。自分もそこは負けないし、そこが売りなんで、ガンガン行って見ている人たちが感動・熱くなる試合をしたい」と呼応する。

 逆に約3年半ぶりの再戦となる松倉と秋元は対照的な言葉を残した。前回の対戦で勝利している松倉が「記者会見で秋元選手に『松倉!』みたいに来られて暑苦しかったし、同世代に噛みつかれるのは嫌。自分はK-1甲子園やK-1 YOUTHを創ってきた自覚があるんで、その違いを見せつけてやりたい」と格の違いを宣告。

 すると秋元は「(松倉の)テクニックでいなすような試合は見ている人も残念だと思うんで、気持ちがぶつかり合うような試合をしたい。僕がうっとおしいなら、もっとうっとおしく行ってやります」と不敵に言い放った。
 続いてスーパーファイトに出場する3大王者が続々と姿を見せた。最初に現れたのは今大会でイリアス・ブライドと対戦する-65kg王者ゲーオ・ウィラサクレック。

 スカイツリーイベント恒例となった履歴書紹介のコーナーで、ゲーオは大卒で教員免許を持っている経歴やドラえもんのグッズ収集が好きというかわいい趣味を明かし、K-1ガールズの質問コーナーでは「もしムエタイをやっていなかったら軍隊に入っていたと思います」という意外な回答も。

 普段は見せない素顔をのぞかせて会場を和ませると「ブライド選手はアグレッシブでパンチが強い選手ですが、次の試合では私が蹴りだけではないところを見せたいと思います。今回はみなさんの期待通りの試合をします」とブライド戦への意気込みを語った。
 ここからはK-1公式サポーターの関根さんもイベントに参加し、-60kg王者・卜部弘嵩&-55kg王者・武尊のチームドラゴンが誇る2人の王者が登場。

 3月大会でヨハネス・ウルフに不覚を取った弘嵩は「前回、不甲斐ない試合をしたのでそれを取り返したい気持ちで参戦を決めました」と連続参戦の理由を説明。ブラジルの超攻撃型ファイター パウロ・テバウを迎え撃つ再起戦を前に「僕は強い相手の方が燃える。-60kgのチャンピオンが強いところを見せたいし、自分らしく思いっきり攻めて倒して勝つ」とファンに復活を誓った。

 昨年大晦日RIZIN以来、約4カ月ぶりの試合となる武尊は、希望していたタイのムエタイ戦士ヨーセンチャイ・ソー.ソーピットと対戦。

 元プロムエタイ協会王者の肩書を持つヨーセンチャイとの一戦に向けて「僕もタイ修行に行っていたことがあるので、タイ人のレベルの高さは知っています。しかもベルトを獲ったことがある選手なんで相当レベルが高いと思います。でもそういう相手とやることでK-1の価値を高められると思うし、もっとK-1を世界へ発信していきたい。試合間隔が空いた分、暴れたい欲が溜まっているので、4月24日は思いっきり暴れたい。最高のKO勝ちを見せるんで、ぜひ会場までお越しください」と力強く語った。
 そして今大会の主役ともいえる-60kg日本代表決定トーナメントに出場する選手たちが赤コーナー・青コーナーに分かれて登場。体調不良で欠席となった神戸翔太を除く9選手が意気込みを語る中、インパクトを残したのは1回戦で対戦する卜部功也と皇治の2人だ。

 対戦カード発表会見でも舌戦を繰り広げた両者は、この日も発言で“前哨戦”を展開した。先に登場した皇治が「あいつ(功也)は記者会見で僕のことを『クールじゃない』とか言っていたけど、(功也が出演したバラエティー番組を差して)テレビで女とチューしたり、あいつは自分を見失っている」と先制攻撃。

 さらに功也の兄で-60kg王者・弘嵩にも矛先を向けて「お兄ちゃんは3月に負けて弱すぎるから早く俺にベルトをよこせ。弟はお兄ちゃん思いやけど、俺がデートの仕方からすべて“男”を教えてやろうかなと思います」と挑発的な言葉を並べた。

 皇治のコメントを受けての登場となった功也は「また色々と言っていたみたいですね。品がない」と一刀両断。「練習にも気合いが入っていて、いい練習が出来ているんで試合で黙らせようと思います」とキッパリ言い切った。

 トーナメント出場選手たちのコメントを間近で聞いていた関根さんも「みんな気合いが入っている。こうしてトーナメントの選手たちが揃うと、さらにトーナメントが楽しみになってきます」と興奮気味にコメント。

 3月の-65kg日本代表決定トーナメント同様に-60kgでも激しい試合が見られそうだ。トーナメント出場選手のコメントは以下の通り。

大雅
「タイで2週間練習してきて、すごく調子がいいので早く試合がしたいです。(1回戦で対戦する山本真弘の印象は?)う〜ん…身長はあんまり自分と変わらなくてサウスポー…でくらいですかね。

(決勝で戦いたい相手は?)卜部選手ですね。世界チャンピオンにもなっていて、勝てば自分の名前も上がると思うんで。今回のトーナメントに向けてスタイルも変えているので、1Rから行きます」

山本真弘
「大雅選手の印象は"若い"です。僕がプロデビューしたのが19歳なので。最近はツキがなくなって負けが込んでいるので、慈善活動をして運を溜めている状況です。4月はいい山本真弘が見せられると思います。

(決勝で戦いたい相手は?)功也選手です。去年1月のトーナメントで悔しい想い(※準決勝で功也にKO負け)をしているんで。(見て欲しいところは?)スピードですね。最近周りから『遅くなった』と言われているんで、もう一回スピードがあるところを見せたい。自分と大雅選手、どっちが早いのかに注目してもらいたいです。強い山本真弘が帰ってくると思うのでご期待ください」

闘士
「しゃべりの調子は絶好調で(笑)、仕上がりも絶好調です。明日試合って言われてもすぐ出来ます。3試合とも1Rで倒していけばトータル3Rなんで、トーナメントは関係ないです。(1回戦で対戦するレオナ・ぺタスの印象は?)魔裟斗さんが言っていたけど『一番辛い道を行くのが成功の近道』だと。その言葉通りの相手だと思います。

(決勝で戦いたい相手は?)逆ブロックで誰が勝ち上がって来るかよりも関根さんにダウンタウンDXに出してもらうようにアピールすることですね。だから放送席との勝負です。関根さんを唸らせます。試合当日は誰が運を持っているかだと思うけど、運を持っているのは俺しかいない。その運と今までで一番強くなった闘士を見に来てください」

レオナ・ぺタス
「闘士選手は良い選手なんで頑張ろうと思います。トーナメントなんで相手どうこうではなく、自分を上げていく・高める練習をしています。(決勝で戦いたい相手は?)実はリザーブファイトに出場予定だった島野選手と戦っている夢を見たのですが、実際に本戦に上がってきたので驚きました。決勝で島野選手とやれたら夢通りになるかなと。日本トーナメントを優勝して、次は世界トーナメントでお願いします」

島野弘太朗
「(明戸は)常にKOを狙って攻撃力も爆発力もある選手なので、KO決着になると思います。(決勝で戦いたい相手は?)レオナ選手に名前を出してもらったけど、僕は準決勝ですね。どっち(卜部功也×皇治)が上がってきても大番狂わせを起こすチャンスだと思うし、そこに向けて集中しています。

 今まで僕は腕っぷしで戦うことしかできなくて、それではトーナメントの結果も予想がついてしまいます。原点は忘れずにモデルチェンジして"まさか"を起こせるように準備しています。色んな意味で予想外のものを見せます」

明戸仁志
「怪我もなく順調に練習していて、フィジカルトレーニングもやっているので調子はいいです。今回はかなり大きな舞台なんで気合いが入っています。(対戦相手が変更になったが)島野選手とは2月にやったばかりで、ギリギリ判定勝ちでした。周りから『1回勝った相手になってモチベーションは下がっていないか?』と言われますが、僕に油断はないしモチベーションも高いままで来ています。

(決勝で戦いたい相手は?)レオナ・ぺタス選手には3年くらい前に負けているし、闘士選手はWILDRUSHリーグに出ている頃から注目して見ていました。なのでこの試合の勝者と戦いたいです。僕はトーナメントだからと言って1回戦をセーブしようなんて思わないんで、1Rから全開でKOを狙って行きます」

皇治
「昨日、フットサルの試合で気合いを入れ過ぎて優勝して、ちょっと足が痛いんで明日は試合が出来ないです(笑)。(対戦相手の卜部功也について)あいつは記者会見で僕のことを『クールじゃない』とか言っていたけど、(功也がテレビ出演したバラエティー番組に触れて)テレビで女とチューしたり、あいつは自分を見失っている。

 お兄ちゃんも3月に負けて弱すぎるから早く俺にベルトをよこせ。弟はお兄ちゃん思いやけど、俺がデートの仕方からすべて“男”を教えてやろうかなと思います。(決勝で戦いたい相手は?)誰でもいいけど、俺の方が面白いから俺の方がダウンタウンDX出た方がいいと思います。(関根さんが『(闘士と)勝った方を推薦する』と話すと)じゃあ俺で決まりですね」

卜部功也
「(皇治のコメントについて)また色々と言っていたみたいですね。品がない。いい練習が出来ているんで試合で黙らせようと思います。(テレビ出演の反響は?)K-1を知らない人にK-1を知ってもらえるのはうれしいこと。出た意味があるのかなと思います。

(決勝で戦いたい相手は?)大雅選手ですかね。(ベルトを失ってからの再出発について)僕は前チャンピオンですが立場はみんなと同じです。挑戦者のつもりで勝ちに行かないと食われると思うので、一試合一試合全力で勝ちに行きたいです。とにかく負けられないです」

郷州征宜
「今、K-1ジム総本部で練習していて、梶原(龍児)トレーナーによく見ていただけるので、いい練習が出来ています。神戸選手はテクニックがあって攻撃を返す力もある選手ですが、そこに注意して戦いたいと思います。

 僕はリザーブファイトで誰かが欠場しないと本戦に上がれないので、申し訳ないですが、誰かに怪我してもらいたいと思います。そして怪我してくれた方には優勝賞金でご飯をごちそうしようと思います(笑)。僕は難聴で耳が聞こえないのですが、同じ境遇の子供たちを大会に招待する予定です。その子供たちに夢や希望を与えられるように、この大会を盛り上げたいと思います」
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