今大会で実現したKrushスーパー・ウェルター級王者ジョーダン・ピケオーとKrushウェルター級王者・木村"フィリップ"ミノルによる階級を超えたスーパーファイト。事前のインタビューでは「俺とミノルがリングに立って殴り合う。それだけでビッグファイトになる」（ピケオー）、「お互いに世界レべルの試合を見せたいと思っているから、トラッシュトークも乱闘も必要ない」（木村）と純粋に試合でファンを魅了したいと語っていた。

　前日会見でも2人の想いは変わらない。「明日の試合に向けて無事に仕上がりました。ここまで順調に仕上がったので明日が楽しみ」という木村は「ピケオーを間近で見て、70kgでやっていた身体の大きさは感じた。ただ今回、挑む気持ちが久しぶりで、相手の身体の大きさ、強さ、オーラすらもすべていい方向に考えている。僕が思っていた以上に身体の大きさも強そうなオーラもあったんですけど、それが今は幸せ。こんなに強い選手と戦えることにワクワクしています」と武者震いが止まらない。

　対するピケオーは普段のスーパー・ウェルター級より2kg軽い契約体重での試合となったが「いつもより2kg体重を落とさないといけなくて、その分、ランニングやサウナにも入ったけど、今はもう水分もとって試合の準備は出来ている」と減量の問題はなし。「俺はトラッシュトークは上手くないけど、ミノルの目を見てこの男と殴り合いたいと思った。俺はゴングが鳴るまで笑顔も見せるけど、ゴングが鳴ったら試合モードになって激しい試合をする。プレッシャーはないし、みんなをがっかりさせない試合をしたい」と木村と同じく明日の試合を待ちきれない様子だった。

　明日の大会ではAbemaTVボーナスとしてKO勝利選手に20万円が贈呈される。ピケオーは「間違いなく言えることは俺の攻撃がミノルに当たれば倒せる自信があるということ。KOした結果としてボーナスがついてくることはうれしいけど、まずはミノル勝ちたい」、木村は「K-1は世界に誇るビジネスだし、お金はいつもモチベーションになる。僕はKO決着になる試合が多いんで、このK-1のシステムは俺に合ってる」と語った。

　いよいよ明日に迫ったピケオーvs木村の夢の対戦。果たしてどんな結末を迎えるのか？