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[ニュース]2018.11.3
「K-1 WORLD GP」11.3(土・祝)さいたま 初代王者ゲーオは多くを語らず、大和哲也「優勝までの線は引かれている」、攻略本持参の左右田泰臣「ちょっくら優勝してきます」第3代スーパー・ライト級王座決定トーナメント出場選手が意気込みを語る
    
 11月2日(金)東京・飯田橋のホテルメトロポリタンエドモントにて「K-1 WORLD GP 2018 JAPAN 〜第3代スーパー・ライト級王座決定トーナメント〜」11月3日(土・祝)さいたまスーパーアリーナ・コミュニティアリーナ大会の前日計量・記者会見が行われた。
 2014年11月3日、現体制のK-1旗揚げ戦で行われた初代-65kg(※現在の表記はスーパー・ライト級)王座決定トーナメント。第2代王者・野杁正明のタイトル返上に伴い、奇しくも4年前と同日の11.3に第3代スーパー・ライト級王座決定トーナメントが行われることになった。

 会見にはトーナメント本戦に出場する8選手=佐々木大蔵、サム・ヒル、中澤純、ショーン・クランシー、左右田泰臣、モー・アブドゥラマン、大和哲也、ゲーオ・ウィラサクレックが勢揃いし、明日の決戦へ向けての意気込みを語った。

 旗揚げ戦のトーナメントを制し、初代スーパー・ライト級王者として君臨していたゲーオは「今日はあまり多くを語りません。明日会いましょう」と静かな闘志。そのゲーオと1回戦で対戦する大和は「僕の中で明日はもう結果が決まっていて、線が引かれてる。あとは上からその線をなぞって優勝への道をしっかり進みたい」と自らの優勝を信じて疑わない。

 ゲーオ以外で唯一旗揚げ戦のトーナメントに参戦していた左右田も「11.3(ジュウイッテン・サン)旗揚げ記念日・第3代スーパー・ライト級王座決定トーナメント、ちょっくら優勝してきます」と優勝を宣言すると、公開練習でも投入したトーナメント攻略本を手にし「決勝でサム・ヒルから3カウントを奪って勝つ」という制御不能なトーナメント予想を展開した。各選手のコメントは以下の通り。

佐々木大蔵
「明日、僕は全力で楽しんで、全力で戦います。なので会場に来られる方、Abema TVでご覧になる方は全力で楽しんでください。(実際に目にした対戦相手の印象は?)顔つきを見てもすごく精悍で良い顔をしてたので、明日が楽しみですね。(1日3試合を勝ち抜くために必要なことは?)チャンピオンになっている姿を見据えて、1戦・1戦目の前にある試合を全力で戦うだけです」

サム・ヒル
「今回の試合に向けて厳しい練習を積んできたので準備は万端だ。(実際に目にした対戦相手の印象は?)対戦相手を目の前にして、自分の気持ちも含めて試合が間もなくだという感じだ。早く試合がしたいね。(左右田の攻略本の話を聞いて)彼が何を言ってたのか全く意味が分からない。決勝まで行くかは分からないが、自分に出来ることを全て見せたい。(1日3試合を勝ち抜くために必要なことは?)ワンデートーナメントを勝つためにはコンディションだけでなく、メンタル面も必要だ。あとは目の前の相手に集中すること。まずは目の前の相手に集中して、それが終わった後に次の試合のことを考えるよ」

中澤純
「今日まで勝つための練習をずっと積んできたので、明日はやるだけです。楽しみにしててください。(実際に目にした対戦相手の印象は?)握手を求めてくるスポーツマンシップのある良いヤツだなってぐらいですかね。(対戦相手が変わったことに関しては?)メルシック・バダザリアン対策の練習をずっとやってたんですけど、1カ月間、サウスポーと練習してみて苦手だなというのが改めて分かったんで、結果オーライです(笑)。僕に良い風が吹いてるんじゃないかなと勝手にポジティブに思ってます。(1日3試合を勝ち抜くために必要なことは?)目の前にいる相手を倒すだけです。あとは対戦相手が誰になるかは運かなと思ってます」

ショーン・クランシー
「今は本当に良い感じだし、試合に向けて準備も出来ているので、明日はみんながエキサイティングで楽しめるような試合をするよ。(実際に目にした対戦相手の印象は?)お互いに良い仕上がりだなと感じた。今回は2人ともこの試合に勝つために練習してきたと思う。それを明日のリングでみんなに見せられるんじゃないかと思う。(1日3試合を勝ち抜くために必要なことは?)トーナメントに勝つために今まで自分が練習してきたことを全て見せるだけだ。誰が自分の前に来ようとも自分のスピードとパワーをもって倒す、それだけだ」

左右田泰臣
「11.3旗揚げ記念日・第3代スーパー・ライト級王座決定トーナメント、ちょっくら優勝してきます。(実際に目にした対戦相手の印象は?)めちゃくちゃ顔が小さいなと思いました。(自作のスケッチブックの攻略本が『改』になっているが?)よく見つけましたね。公開練習の時に決勝戦の相手をメルシック・バダザリアンと予想をしてたんですけど、出ないということで変えてきました。決勝戦はサム・ヒルです。展開@として試合中に謎のマスクマンが乱入します。まさかの欠場したはずのバダザリアンです。

 展開Aとしては、僕のセコンドに元Krushウェルター級チャンピオンの塚越仁志がつくんですけど、彼が乱入しようとしてレフェリーが制止している隙にバダザリアン選手がサム・ヒル選手に毒霧攻撃をして、僕が3カウント取ります。それで優勝って感じです。(1日3試合を勝ち抜くために必要なことは?)一歩踏み出す勇気があれば優勝出来ると思います」

モー・アブドゥラマン
「今回の試合に向けて厳しいトレーニングを積んできた。明日は日本のファンに自分のファイトスタイルをお見せするから、楽しみにしていてほしい。(実際に目にして対戦相手の印象は?)印象と言われても、マスクをしてるのでどんな表情か分からない(苦笑)。さすがリング上ではマスクを脱ぐと思うので、マスクを脱いだところをKOでぶっ倒すよ。早く試合がしたいね。(1日3試合を勝ち抜くために必要なことは?)目の前にある試合に勝つだけ。去年も自分は8人のワンデートーナメントを戦っている。自分の前に来るヤツを殴り倒す、それだけだ」

大和哲也
「僕も含めて全選手が計量を終えて、明日への準備が整いました。僕の中で明日はもう結果が決まっていて線が引かれているので、あとは上からその線をなぞって優勝への道をしっかり進みたいと思います。(実際に目にして対戦相手の印象は?)隣に立っていよいよだなという印象と、僕は誰がトーナメントを勝ち上がるかヤマを張ってないんで、全選手の顔を見れてメンバーが揃ったなという印象です。

(1日3試合を勝ち抜くために必要なことは?)公開練習でも言ったんですけど、心技体のバランスが一番大事だと思っています。どんなに心が強くても体のダメージがあったら駄目だし、体がノーダメージでも気持ちが萎えていたら駄目だし、技がなければ駄目。心技体を制するものがこのトーナメントを制す。僕はそういう部分をこの日に向けて仕上げてきたので、そこで大和魂を見せられれば良いかなと。それが一番の優勝への近道というか、大事な部分じゃないかなと思っています」

ゲーオ・ウィラサクレック
「計量が終わってとても気分が良いです。今日はあまり多くを語りません。明日会いましょう。(実際に目にして対戦相手の印象は?)皆さん上手く仕上がってるなと思います。明日は全力で戦うだけです。(1日3試合を勝ち抜くために必要なことは?)チャンピオンになるために、体も心も準備万端です」

 旗揚げ記念日に行われる運命的なトーナメントで、スーパー・ライト級のベルトを巻くのは誰になるのか?

 また会見にはリザーブファイトで対戦する松下大紀とFUMIYAも出席し、試合への意気込みを語った。

FUMIYA
「今までで一番減量に成功して、最高の状態で今日を迎えられました。KOを目指して戦うので見ていてください。僕は世界チャンピオンを目指しているので、松下選手ごときに負けていられません。どんな選手と当たっても勝てるように練習してきたので、誰かしら怪我してほしいなと言う気持ちでいっぱいです」

松下大紀
「しっかりいつも通りKOで勝ちたいなと思います。今までリザーブファイトからトーナメントに出た人がいないで、そこは正直期待してないです。目の前の試合に集中しています。言うだけタダなんで、いくらでも言ってください」
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