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[ニュース]2016.4.6
4・10「Krush.65」山本優弥への特別メッセージ(2)松倉信太郎「優弥さんと戦って番狂わせを起こす喜びも、世界と戦うトップファイターの強さ・怖さも感じました」
    
 4月10日(日)東京・後楽園ホールで開催される「Krush.65」で引退セレモニーを行う山本優弥。優弥の引退に寄せて縁のある面々から特別メッセージが届いた。第2弾は優弥と2度対戦し、この試合をきっかけにトップファイターへと成長していった松倉信太郎だ。
「優弥さんはしばらく試合を休んでいたので、なんとなく『このまま辞めちゃうのかな…』っていう予感がしていて、正式に引退が発表された時は本当に辞めちゃうんだなと思いました。ぶっちゃけ俺はもう一試合くらい優弥さんが戦うところを見たかったです。

 自分は優弥さんと2回試合をやらせてもらいました。初めての試合は2011年5月の初代Krush-70kg王座決定トーナメント1回戦で、オファーをもらった時はむちゃくちゃうれしかったです。当時の自分はまだ7戦目で、初めて名前と実力がある選手と試合が組まれて、この試合の結果で人生が変わると思って必死に戦って何とか勝つことが出来ました。

 2度目の試合は同じ年の9月のK-1で、この時はマジで死ぬかと思うくらいボコボコにされました。今でもはっきり覚えているのが、生まれて初めて恐怖を感じたのがこの試合で、試合が終わった時に勝ち負けじゃなくて『無事に終わってよかった』と思うくらい優弥さんが怖かったです。

 俺は優弥さんと戦って番狂わせを起こす喜びも感じたし、世界と戦うトップファイターの強さ・怖さも感じました。自分のキャリアを振り返ると、優弥さんと戦ってから強い選手たちと試合させてもらうようになったし、優弥さんと戦って大学を辞めて格闘技一本で生きていこうと決めました。

 だから色んな意味で優弥さんの試合は人生のターニングポイントになってます(笑)。

 口下手なんで上手いことは言えないですけど、優弥さんは本当に色んなものを背負って戦ってきたと思うんで、まずはゆっくり休んでください」

松倉信太郎
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