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[ニュース]2019.2.25
「K'FESTA.2」3.10(日)さいたま“イラン人初のK-1王者”シナ・カリミアン、母国の人たちに勝利を捧げる!「私は試合前に余計なことは言いたくないし、リングの上で結果を出すだけ。イランの人たちのためにも勝ってベルトを防衛する」
    
 2月25日(月)東京・ウィラサクレックフェアテックスムエタイジム三ノ輪にて、3月10日(日)さいたまスーパーアリーナ・メインアリーナで開催される「K-1 WORLD GP 2019 JAPAN 〜K'FESTA.2〜」の[K-1 WORLD GPクルーザー級タイトルマッチ/3分3R・延長1R]で挑戦者・加藤久輝と対戦する王者 シナ・カリミアンが公開練習を行った。
 昨年9月に過酷なワンデートーナメントを制して、初代クルーザー級王座に就いたカリミアン。トーナメント後も「私はK-1で活躍して成功したいと思っている。そのためにも日本の人たちに自分のことやイランのことをもっと知ってもらいたい」という理由で日本に滞在し、ウィラサクレックジムで練習を続けてきた。公開練習でもカリミアンはウィラサクレック・ウォンパサー会長の持つミットにパンチから蹴り・蹴りからパンチのコンビネーションを繰り出し、ミット打ち後には同日に公開練習を行ったゴンナパー・ウィラサクレックとのマススパーリングも公開した。

 日本での練習についてカリミアンは「トーナメントで見つかった修正点を克服するために今までやっていなかったような練習も続けている。日本(ウィラサクレックジム)にはたくさんチャンピオンがいて、彼らが学ぶことがたくさんある」。慣れない日本での暮らしで「イランが恋しくなることもあるし、色々と苦労もあった」とはいうものの「本当にいい環境で練習ができていると思う」と日々成長を感じている。

 挑戦者の加藤はトーナメントにこそエントリーしなかったものの、K-1初参戦で“日本重量級の新エース”上原誠を撃破。トーナメント・リザーブファイト勝者のRUIにKO勝利するなど、文句なしの実績で挑戦権を勝ち取った。

 加藤は記者会見で多くを語らなかったカリミアンに対して「もう少ししゃべてくれないと盛り上がらない」と苦言を呈していてが、カリミアンは「彼はよくおしゃべりしているようだけど、私に何かを言うことで自分を大きく見せようとしているんじゃないかな。とにかく私は試合前に余計なことは言いたくないし、リングの上で結果を出すだけだ」とキッパリ。

 加藤の印象を聞いても「特にない」と切り捨て、「対戦相手のことはコーチやトレーナーが分析して、対策は立ててくれている。私はそれに従って試合をするだけだ」と興味を示さず「すべては試合当日に分かる」と不敵に語った。

 カリミアンはイラン人初のK-1チャンピオンで「9月にチャンピオンになった後、私自身はもちろん、イランの人たちからもたくさんの祝福を受けた」と明かし「試合の10日後はイランにおける正月を迎える。イランの人たちのためにも勝ってベルトを防衛して、イランの新年をお祝いしたい」と自分だけでなくイランの人たちに勝利を捧げると誓った。
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