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[ニュース]2019.2.27
「K'FESTA.2」3.10(日)さいたま KANA、己に打ち勝ちヨセフィンを返り討ちにする!「これは自分にとっての試練。相手に勝つことは最低条件で、しっかり自分に勝って次に進みたい」
    
 2月27日(水)東京・K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフにて、3月10日(日)さいたまスーパーアリーナ・メインアリーナで開催される「K-1 WORLD GP 2019 JAPAN 〜K'FESTA.2〜」の[日本vs世界・7対7/K-1女子-51kg契約/3分3R・延長1R]でヨセフィン・ノットソンと対戦するKANAが公開練習を行った。
  昨年11月のK-1さいたま大会で3Rにダウンを奪って判定勝利したものの、ヨセフィン陣営がダウン裁定はアクシデントによるものだと主張し、「K'FESTA.2」でのダイレクトリマッチとなったKANA。この日は2分1Rでパンチ、ミドル、ローとバランスの良いミット打ちを公開し、「今はけっこう体が重くて疲れきってる状態ですけど、来週からしっかり調整して調子を上げていくだけですね」と追い込みも佳境に入っているようだ。

 シルバーウルフの面々は移籍・出稽古も含めて、かなり個性豊かなメンバーが揃いつつあるが、「一緒に練習するメンバーも増えて、『K'FESTA』に出場する選手も多くなって、ジム内も活気づいて良い刺激になるし、ジムの中でも負けられないってプレッシャーになって、凄く良い環境になってます」という。

 一方で年末年始はカナダへと武者修行に行き、今回もスパーリング中心の練習をこなしてきた。「対等にスパーリングを出来る女子選手があまり日本にはいないので、そういった意味でも、海外の違う環境でこれからも練習を積んでいこうかなと思ってます」と海外での練習は継続する意向で、「海外でスパーを重ねることによって、試合とスパーの差が少なくなってくる。スパーでやったことが、試合でも少しずつ出せるようになってきて、海外修行の成果が良い感じで試合に出てます」と手応えも感じている。

 ヨセフィンとの再戦について「これまでの対戦相手の中で、一番自分の中では強い相手だった。前回は勝ちはしたんですけど、完勝という形ではなかったんで、これは自分にとっての試練だと思います。相手に勝つことは最低条件で、しっかり自分に勝って次に進みたいなと思います」と語るKANA。

 ヨセフィンについては「攻撃のテンポが凄く良くて、スパーリングもけっこうこなしている選手なのなかと思いました」と冷静に分析しつつ、「一発のパワーだったり、試合にかける気持ちは全然勝ってますね」とパワーと気持ちでは負けるつもりはなし。ヨセフィンはスイッチワークと前蹴りが武器でKOするのは難しいタイプの選手だが「前回の試合もしっかりと見直して、完全に決めちゃうと動けなくなる部分もあるんで、大体はしっかりと研究して対策を立ててます」と倒すイメージも出来上がっている。

 KANAがK-1に出場するようになり、SNSなどを通じて海外選手からのK-1参戦のアピールも多くなる中で「日本の女子格闘技も盛り上がってはいますけど、その中で突き抜けた存在がいない。自分は海外に目を向けて、自分が日本の女子格闘技選手の中で、一人突き抜けた存在になりたいので、しっかり世界を見ています」とより世界を意識するようになったという。

 さらにKANAは「探せば探すほど強い選手は一杯いて、他団体の世界チャンピオンとも、拳を合わせてどこまでできるのか、自分でも体感してみたい。実際にK-1で世界トーナメントをやるとしたら、日本人選手はほとんどいらないんで、世界を相手に自分が戦えるところをしっかり見せたいと思います」と熱望するK-1での女子トーナメント開催への想いも語る。

 トーナメント実現のためにも今回の試合はきっちりと決着をつけたいところ。KANAは「がんばって試合をやるだけじゃ女子の試合は盛り上がらないし、女子のトーナメントは実現すらしないと思う。本当に今年はしっかり試合で魅せて、見ている方に支持されるような試合をしないと、いつまでたっても実現しない。まずは試合で魅せることかなと思います」と魅せる試合をした上でヨセフィンに勝つと宣言。

 最後にファンに向けて「『K'FESTA』は相手に勝つことは最低条件として、自分にもしっかり勝ちたい。“日本vs世界・7対7”で日本が全勝出来るように自分もしっかり勝ちたいと思います」とメッセージを送ったKANA。ヨセフィンとの決着戦に完全勝利し、切望する女子世界トーナメントへの道を切り拓いていくことができるか?
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