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[ニュース]2019.3.11
「K'FESTA.2」一夜明け会見(2)安保瑠輝也・左右田泰臣・小宮山工介
    
 3月11日(月)東京・飯田橋にあるホテルメトロポリタンエドモントで「K-1 WORLD GP 2019 JAPAN 〜K'FESTA.2〜」の一夜明け会見が行われた。
 スーパー・ライト級のスーパーファイトで、安保瑠輝也は佐々木大蔵に判定勝ち。幸先よく初回にダウンを奪うもその後は佐々木に追い上げを許し、試合内容に反省を口にした。しかし「日本人では僕が今1番強いと思ってる」と自信も語り、階級王者のゲーオ・ウィラサクレックに改めて狙いを定めた。

「昨日は大きいことを言った割には倒し切れなくて、あんまり自分らしい試合ができなかったなと思ってちょっと反省点が多くて、今はあまり素直に喜べる状態ではないですね。(K'FESTAは)人がすごく多くて、入場からすごくテンション上がったんですけど、やっぱり試合内容が大事だと思うので、会場自体は本当に大きくてテンションが上がりました。

(1Rはサウスポー、2R以降はオーソドックスだったが?)佐々木選手自身がすごいやりにくかったですし、やっぱり細かいテクニックだったりそういう部分もすごく上手かったです。(今後の練習について)今回で言えば、自分がしたい練習ばっかりしていたかなと思うので、ちょっともっと周りの意見を聞いて、ボクシングやったり、出稽古であったりそういった部分を取り入れていかなきゃなとは思います。

(スーパー・ライト級の)日本人では僕が今1番強いと思っているので、特にやりたい選手は日本人ではいないんですけど、やっぱり今ゲーオ選手に挑戦できるのは自分だと思っています。次誰とでもいいですし、間を挟むなら挟んでもいいですし、自分が本当にこのスーパー・ライト級を引っ張っていけるように頑張っていきたいと思ってます」
 第9試合で松花征也との5年越しの対戦に判定で勝利した左右田泰臣。一夜明け会見では「昨日は試合内容もそうですけど、試合前から自分にとっては全体を通して難しい試合だった」。今後については「ちょっと(身体を)充電させたいなって部分があるんで、しっかりと休みたいなと思います」と一旦、身体を休めてから次戦に備えるとした。

「昨日は試合内容もそうですけど、試合前から自分にとっては全体を通して難しい試合だったなと思いました。最近は倒しに行くことを意識していて、ここ最近勝った試合の4試合中3試合がKOで、4試合とも全部ダウンを取っていました。そうやって倒しに行く中で倒すことは出来るようになってきたんで、次は流れの中で倒したいと思って、今回は流れの中で倒しに行くことを意識してたら倒せなかったんで……やっぱ倒しに行った方がいいなと思いました(苦笑)。

(試合前は『初参戦の彼がいきなりK'FESTAに出られることはどうかと思う』と発言していたが?)そういうふうに言ったこともそうですし、これからK-1 JAPAN GROUPで戦っていく選手との試合でしたけど、その中でも大半の人が松花選手に対して初見だったので、そういう部分の難しさは少し感じましたね。

(解説をしていた魔裟斗さんからは『マスクを被るよりもっと練習しろ』という厳しいアドバイスがあったが?)練習量は変わってなかったんですけど、マスクの上にマスクを被って、マスクを被りすぎてたのかな……?まあちょっと考えます。今後はちょっと休んで充電させたいなって部分があるんで、しっかりと休みたいなと思います。

(充電というのは肉体的なのか、それとも精神的なもの?)良く分からないですけど、ちょっと疲れちゃったかな? 昨日試合したばっかりだったからそう感じたのか、休みたいなと。(明日になったら復活してる可能性も)無きにしも非ずですね」
 昨日の大会では一年のブランクを感じさせないファイトで、郷州征宜を判定3-0で下した小宮山工介。顔の傷が激戦を物語る中、一夜明け会見では昨年の「K'FESTA.1」を振り返りつつ、「郷州選手と試合できたことは本当にありがたい。格闘技の神様に手を差し伸べていただいたような気持ちになった」と語った。そして今後については「次に行なわれる両国大会も視野に入れていきたい」と、定期参戦を目標に掲げた。

「昨日は一年ぶりの試合ということで。輝かしいリングの上に上がることができて、またリングの空気を吸えて、凄く自分の中でいろいろ思い出したところがあります。(試合内容については?)『K'FESTA』だったので、やっぱりKOしたかったですね。

(試合後のコメントでは「選手として活躍していきたい気持ちが強くなった」ということだが、今年は定期的に試合を?)そうですね。昨年の『K'FESTA.1』はトーナメントだったので。一日一試合しても、見ての通りダメージを負ってしまうので。やっぱり3試合というのは心身ともに、けっこう限界のところもあったので。そういった意味で(この一年は)ゆっくり休息にもなったかな、と。

 また『K'FESTA.1』のときは一日3回、花道を歩かせていただいて。日本でも凄い大きい大会だと思うので。その中で3試合させていただいて、最後にKO負けして、僕の中でやりきった感があって。そういった意味ではちょっと燃え尽きたところがあったんですけど。そんな中『K'FESTA.2』のオファーをいただいて、対戦相手が郷州選手ということで。自分の中でタイムリープするような。

 もともと(郷州選手とは)試合をする予定だったのが、急遽変更でトーナメントになって。まあ、そのときの『K'FESTA.1』で試合を行なう前の気持ちになったというか。なので、今回郷州選手と試合させてもらったことは本当にありがたいというか、格闘技の神様に手を差し伸べていただいたような気持ちになりました。

(今年の目標は?)昨年は定期的に試合できなかったので。もう少し休息を取りながら、次に行なわれる両国大会も視野に入れて、出場させていただけるなら。ぜひ目指していきたいなと思います」
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