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[ニュース]2019.6.21
「K-1 KRUSH FIGHT.102」6.21(金)後楽園 王者ジョーダン・ピケオー、神保克哉の大和魂・特攻精神を“ピケオースピリット”で打ち砕く!「神保が日本を代表して戦おうが、特攻精神で向かってこようが関係ない。全てが一瞬で終わるので楽しみにしていてくれ」
    
 6月19日(水)東京・新宿区のGENスポーツパレスにて、6月21日(金)東京・後楽園ホールで開催される「K-1 KRUSH FIGHT.102」の[K-1 KRUSH FIGHTスーパー・ウェルター級タイトルマッチ/3分3R・延長1R]で挑戦者・神保克哉と対戦する王者ジョーダン・ピケオーが公開練習を行った。
 2分1Rの公開練習でパンチからヒザ蹴り、ミドル、ショートフックから左ボディとリズミカルなコンビネーションのミット打ちを披露したピケオー。今回は久しぶりのスーパー・ウェルター級での試合になるが、階級を行き来するにあたって初めて普段の食事から意識するようになったという。

「コンディションは本当に最高だ。今回初めて食べるものを意識したんだ。今までは特に意識せずに肉やジャンクフードをよく食べていた。今回は肉というよりもたくさん水を飲んで、野菜をメインに栄養を摂るように意識してきた。減量が楽になったというか、そのおかげで早く体重を落とせるようになったと感じている。パワーが落ちないか心配していたが、今のところ問題はないね」。

 今年に入りピケオーの所属するマイク・パッセニール率いるマイクスジムと、現在は名トレーナーとしても知られるイワン・ヒポリットが会長を務めているボスジムは提携し、同じ施設でトレーニングを行うようになった。

「マイクスジムとボスジムの選手たちで、お互いに協力し合って切磋琢磨する環境作りは出来たと思う。基本的にスパーリングなどはマイクスジムのチームメイトとやっているので今までと変わらないが、たまにヒポリットからアドバイスももらうことはある」と現在のトレーニング環境を語るピケオーは「自分の専属トレーナーは今回も一緒に来ているオスカーとユーリ・メスだ」と長らくピケオーを支えている“チームピケオー”とも言えるトレーナー陣に全幅の信頼を寄せる。

 挑戦者の神保に対して「何試合か試合を見たが、タフな選手という印象だ。彼が本当にガンガン出てくる試合をしてくれれば凄く良い試合になるんじゃないかな」とアグレッシブな姿勢を歓迎するピケオー。神保が日本を代表して戦うと発言していることについては「彼が日本を代表して戦おうが、世界を代表して戦おうが自分にとっては関係ない。自分自身は家族のため、マイクスジムのために戦うよ」と、あくまで一個人としての戦いだと語る。

 神保が盛んに口にる“特攻”については「自分の命を顧みず突っ込んでいくことだと何かで読んだことがある」とピケオーも言葉の意味を認識しており「神保が特攻精神で向かって来ても、自分は“ピケオースピリット”で迎え撃つだけさ。自分はとても厳しい環境の中で育って、そこで培ったスピリットがある。そのスピリットで神保を迎え撃って、お互いに自分を顧みず戦う試合がどうなるか楽しみにしているよ」と自らの気持ちの強さ・ハングリー精神にも絶対の自信を見せた。



 前回の「K'FESTA.2」ではピケオーにも他の日本人ファイターに匹敵する拍手喝采が送られ、一夜明け会見でも多くのファンの声援を浴びていた。ピケオーも「日本で戦うことは自分にとっても凄く嬉しいことだし、気持ちの良いことだ。自分は『見てくれているファンのためにベストの試合を見せる』と常々言っているし、日本で戦う度に自分が成長しているとも感じている。特に直近の3試合、和島大海とのKrushでの防衛戦に始まり、木村"フィリップ"ミノルをKOで倒した試合、そして野杁正明との試合はタフな試合だったが、いずれも自分の持てるベストを尽くした試合をした。それが観客にも伝わっているんじゃないかな」と日本のファンに愛されていることを実感している。

 そのうえでピケオーは「ただ今までの試合でもそうだったが、自分に対してよりも、対戦相手のサポーターの声の方が自分には聞こえている。自分にとっては知り合いの数人が応援してくれているという印象だ。だから今回会場の半分ぐらいの声援でももらえるのであれば、俺はいつもよりももっと良いパフォーマンスが出来ると感じているよ」と日本のファンに呼びかけた。

「K'FESTA.2」で敗れた野杁は先日の会見で「ピケオー選手に初めて負けをつける僕がやらないといけない」と発言し、ピケオーへのリベンジに燃えている。これを聞いたピケオーは「自分自身は神保に負けるとは全く思ってないし、負けることもない。野杁がそうやって言ってきているのは良いことだと思うし、もしまた挑戦してくれるのであれば受けて立つよ」と返答。

 城戸がK-1で空位になっているスーパー・ウェルター級に階級を戻し「ピケオーが戻って来ないうちにベルトを獲る」と発言していることについても「それは城戸が決めることでもないし、俺が決めることでもないが、もしK-1でスーパー・ウェルター級のタイトルマッチが組まれるようなことがあれば、いずれにしてもどこかのタイミングで城戸と戦うことになる。それをお互いに楽しみにしていようじゃないか」とニヤリ。

 スーパー・ウェルター級に戻ることにも含みを見せながらも「自分はウェルター級で久保優太と戦うことを約束をした。今目の前にある試合は神保との試合なので、神保と戦って、その次に久保とK-1のベルトをかけて試合をしたい」とKRUSHの防衛戦をクリアし、対戦を約束しあった久保とのウェルター級タイトルマッチを実現させたいと語る。

 そしてピケオーは「久保と今年中に戦えるのであればもちろん嬉しいし、戦えるのであれば自分がK-1チャンピオンになる」とK-1・KRUSHの両タイトルを保持すると宣言。最後に「いつも応援ありがとう。金曜日にぜひ会場で自分の試合を応援してくれ。必ずでかい花火を打ち上げるから絶対に瞬きをしないように。全てが一瞬で終わるので楽しみにしていてくれ」とファンにメッセージを送った。

 ピケオーが特攻精神で挑む神保を返り討ちにし、KRUSH連続防衛記録の更新、そしてK-1のベルトへ向けて邁進することになるのか?
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