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[ニュース]2019.6.30
「K-1 WORLD GP」6.30(日)両国 武居由樹、兄弟対決を望む玖村修平・将史を一刀両断!「トーナメントで優勝することは王者の責任。兄弟喧嘩は他でやってください」
    
 6月29日(土)東京・飯田橋のホテルメトロポリタンエドモントにて「K-1 WORLD GP 2019 JAPAN」6月30日(日)両国国技館の前日計量・記者会見が行われた。
 現王者・武居由樹も出場してスーパー・バンタム級の頂点を争う世界最強決定トーナメント。会見にはトーナメント本戦に出場する8選手=玖村将史、ペッパンガン・モー.ラタナバンディット、晃貴、サンベル・ババヤン、武居由樹、アレックス・リーバス、玖村修平、サデック・ハシミが勢揃いし、明日の決戦へ向けての意気込みを語った。

 事実上の決勝戦とも見られているのは王者・武居と、前回初参戦で1つ上のフェザー級王者・村越優汰に勝利しているアレックス・リーバスによる一回戦だ。

 村越に勝利した直後にリーバスが武居との対戦をアピールし、3月の「K'FESTA.2」で対戦が決まっていたものの、リーバスが家族の事情で欠場となった因縁もある。決戦を前に武居は「優勝することがチャンピオンの責任だと思うのでしっかり優勝します」と堂々と優勝を宣言。

 対するリーバスも「もちろん武居はチャンピオンで強いだろうけど、明日はものすごい戦いになると思う。俺が武居を倒して真のチャンピオンになる」と打倒・武居に闘志を燃やした。

 また今回のトーナメントでは玖村修平・将史の兄弟揃っての参戦が注目され、2人も口を揃えて決勝で兄弟対決を実現させたいと語ってきた。改めて兄弟対決への想いを聞かれると、弟・将史は「これだけ注目してもらえて中途半端な試合は出来ないんで、決勝で当たるんだったら倒す覚悟は出来ました」と兄を倒して優勝すると言い切る。

 一方の兄・修平は「このトーナメントには絶対的なチャンピオン(武居)が出ているのに、そのチャンピオンを抑えて僕たちが取り上げてもらっている。チャンピオンも相当ストレスも溜まってると思う」と、王者・武居に対して挑発的なコメントを発すると「チャンピオンも本気で来ると思うんで、まず僕が準決勝で世界最強の武居選手と最高な試合をして、その先に兄弟対決がある」と、王者超えを果たした上で兄弟対決を実現させたいと語った。

 これを聞いた武居は表情が変わり「今回の外国人選手は本当にみんな強いんで、正直日本人選手が何人準決勝に上がれるか分からない。兄弟喧嘩は他でやってもらって、自分が全部外国人選手を抑えます」と改めて自分が日本のエースとしてトーナメントを制覇すると誓った。各選手のコメントは以下の通り。

ペッパンガン・モー.ラタナバンディット
「今はお腹一杯で自分の体調は20%ぐらいだが、明日は100%に持って行って必ず勝つ。(対戦相手の印象は?)どの選手の身体つきを見ても恐ろしさを感じるが、この中で一番恐ろしいのは自分だと思っている。(トーナメントを3試合やるためにセーブして戦うのか、それとも短い時間で倒しに行く?)出来るだけKOで進んで行けるようにしたい。もしKOできないようであればダメージを受けないような試合運びにしたい。このために2カ月間一生懸命練習してきたので、ファンの皆さんの期待に応えるような試合をする」

玖村将史
「優勝する・世界一になる準備は出来たんで、あとは明日K-1らしい試合をしてKO狙いに行きます。(決勝での兄弟対決への想いは?)これだけ注目してもらえて中途半端な試合は出来ないんで、決勝で兄と当たるんだったら倒す覚悟は出来ています。(対戦相手の印象は?)あんまり印象はなかったんでやってみないと分かんないって感じです」

サンベル・ババヤン
「明日はとにかくファンの皆さんが楽しめる試合をしたいと思っている。(対戦相手の印象は?)もちろん強そうには見えるが、それに勝つために練習してきたので大丈夫だ」

晃貴
「今回減量もそんなになくて体調も良いんで明日は自分が優勝します。注目お願いします。(対戦相手の印象は?)身体つきがでかいなと思いました」

アレックス・リーバス
「まずファンの皆さん、関係者の皆さん、3月に来れなかったことを大変申し訳なく思っている。まだ家族は具合が悪いけれど、家族も戦っているので自分も戦わなければいけないと思って日本に来た。この機会をもらえたことは大変ありがたく思っている。なので明日は必ず皆さんが喜ぶ試合をするよ。(対戦相手の印象は?)もちろん武居はチャンピオンなので強いだろうけど、明日はものすごい戦いになると思う。俺が武居を倒して自分が真のチャンピオンになると思っている。(因縁の対決に向けて今までと違う取りくみをやってきた?)ここではコメントしない。とにかく準備してきたことを全て明日見せるよ」

武居由樹
「明日はチャンピオンとして出場します。優勝することがチャンピオンの責任だと思うのでしっかり優勝します。それからみんなの応援だったりみんなの期待、それと自分が今までやってきたことを全部背負ってしっかり優勝します。明日はよろしくお願いします。(玖村修平のコメントを聞いて)映像を見ても今回の外国人選手は本当にみんな強いんで、正直日本人選手が何人準決勝に上がるか分からないですけど、兄弟喧嘩とかそういうのは他でやってもらって、自分が全部(外国人選手を)抑えます。

(対戦相手の印象は?)計量を見てもしっかり絞ってきてて、今回気合が入ってるなと凄く感じました。(因縁の対決に向けて今まで違う取りくみをやってきた?)リーバス選手との試合は3月流れたんですけど、一番最初にやると決まったのは年末の12月でした。半年ぐらいずっとリーバス選手対策してたので、こんなに対策したことがないというぐらい本当に完璧に対策してきたので楽しみにしてください」

サデック・ハシミ
「ベルトを獲るために日本に来ているので明日は必ず勝つ。(対戦相手の印象は?)明日対戦するのが待ち遠しい。自分は成功する自信があるので明日楽しみにしていてほしい」

玖村修平
「ここまで色んなとこで取り上げてもらってたくさん話してきたので、もう後はやるだけでしっかり心も身体も準備してきました。明日は僕が3試合全部KOで勝ってチャンピオンになりたいと思います。応援よろしくお願いします。(決勝での兄弟対決への想いは?)まずこのトーナメントには絶対的なチャンピオン(武居)が出ていて、そのチャンピオンを抑えて僕たちが凄く取り上げてもらっています。チャンピオンも相当ストレスも溜まってると思うし、本気で来ると思います。まず準決勝で僕が隣にいる世界最強の武居選手と最高な試合をして、その先に兄弟対決があると思ってます。一回戦もそうですけど、それまでの戦いを越えた先に兄弟対決があると思ってるので、兄弟対決は意識せず、まずは一戦一戦全力で戦いたいと思ってます。(対戦相手の印象は?)思った以上に髭が濃いなって思いました(笑)」

 また会見にはリザーブファイトで対戦する小倉尚也と林勇汰も出席し、試合への意気込みを語った。

林勇汰
「前の試合で2回連続再計量でパスしてたので、今回は一発でクリア出来て良かったです。明日は頑張ります。(対戦相手の印象と現在の心境は?)身体つきは相手のことを見てなくて、自分の心配ばっかしていました(苦笑)。身体つきは見てないんですけど、目がパッチリしてて男前やなと思います。(もし本戦に出られたら誰と戦ってみたい?)同じジムなんで晃貴くん以外で」

小倉尚也
「非常に良い状態で明日を迎えられたので僕自身明日が楽しみです。(林から「男前やな」と言われて)ちょっとリラックス出来ました(笑)。(対戦相手の印象と現在の心境は?)調子は良さそうだったんで明日は油断も一切ないんで、全力を尽くして戦いたいと思います。心境に関しては、リザーブで出るとみんなこんな感じなのかなって感じなんですけど、明日は本戦でチャンスがありそうな気がするんで、そこもちょっと楽しみにしといてください。(もし本戦に出られたら誰と戦ってみたい?)玖村修平選手には1回負けてるんで。ちょうど去年の6月30日に負けたんで、ちょっと1年越しのリベンジも出来たらなと思ってます」
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