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[ニュース]2019.11.11
「K-1 WORLD GP」11.24(日)横浜 城戸康裕、“大阪の悲劇”を乗り越えて“横浜の歓喜”だ!「大阪大会ではうなされるくらい煽り映像ですべった。あんな悲劇は二度と起こりません!」
    
 11月11日(月)東京・K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフにて、11月24日(日)神奈川・横浜アリーナで開催される“K-1冬のビッグマッチ 第1弾 横浜”「K-1 WORLD GP 2019 JAPAN 〜よこはまつり〜」の[スーパーファイト/K-1スーパー・ウェルター級/3分3R・延長1R]で神保克哉と対戦する、城戸康裕が公開練習を行った。
 8月のK-1大阪大会からスーパー・ウェルター級に階級を戻し、アントニオ・ゴメスから見事なKO勝利を収めた城戸。今大会ではスーパー・ウェルター級新世代の一角・神保との対戦を迎えた。

 公開練習のミット打ちでは相手との距離をじっくり探りながら左右のミドルキックとストレート、そしてヒザ蹴りを繰り出していった城戸。インタビューでは開口一番「公開練習の時はろくにアップもしないですぐにミットをやるじゃないですか。カメラがあるからちょっと強めにやるじゃないですか。だからすげえ疲れるんですよ……まあ早く来いって話なんですけどね」と城戸らしい言葉で笑いを誘う。

 城戸はスーパー・ウェルター級に階級を戻して今回が2戦目。「ウェルター級時代は一カ月半前くらいから体重のことばっかり考えて、そっちと戦っていた。だからスーパー・ウェルター級は調子がいい」とコンディションは上向き……かと思いきや「油断してラーメンとかカレーを食べていたら、体重が歴代最高の81.2kgになってしまった」という。

 体重計に乗った瞬間「冷や汗が噴き出した」という城戸はすぐに食事をヘルシーな鍋にチェンジ。その結果、2日間で5kg体重を減らし「残りまだ7kgくらいあるんで、あとは今週のファスティング(特性のドリンクと水を飲んで断食する減量法)にかけてます」とここから本格的な減量に入る予定だ。

 城戸と対戦相手の神保とは14歳離れており、スーパー・ウェルター級の新鋭を迎え撃つ試合となるが、城戸は「新世代や世代交代と言ってくる後輩たちを5世代くらい見てますからね。こういう試合は慣れっこですよ」と意に介せず。「僕は新しいもの好きなんで、K-1やKRUSHを見ていて『この技やべえな!』と思ったら、その日のうちに練習してパクってます」と年齢・キャリアを重ねても成長が止まることはない。

 またこの試合のポスターには「中量級に火をつけろ」というキャッチコピーが載せられている。もちろん城戸にもスーパー・ウェルター級の主要ファイターとして期待も集まるが「火つけなくていいですよ。僕はひっそりとやりたいんで。盛り上がると強い選手が集まるじゃないですか。そうじゃなくてしっぽりとやって『中量級は俺だぜ!』って感じでいきたいです(笑)」と城戸節を炸裂させた。

 そして気になるのが試合前の煽り映像。城戸は毎試合で自身が完全プロデュースする煽り映像を制作しているが、8月のK-1大阪大会ではまさかの大スベリで、会場を凍り付かせた。今回は「“大阪の悲劇”ではなく“横浜の歓喜”にする」と煽り映像でのリベンジを誓った。

「神保選手が特攻服を着ているんで、それに対抗することを考えたんですよ。それが今回の煽り映像ですね。一旦撮り終えたので、あとは細かいところの編集です。まあ今回は気合いが入っていますよ。あんなに大阪大会ですべると思わなかったんで(苦笑)。

 僕は試合に負けると寝て起きた時に『俺って負けたんだ』と思って、負けが夢であってほしいと思ってもう一回寝るくらい。すげえ嫌な気持ちになるんですよ。8月の大阪大会はKO勝ちしたはずなのに、うなされて起きたんです。煽り映像でスベったから(苦笑)。

 こっちはそのぐらいかけて煽りVを作っていて、生半可な気持ちでやってないです。よく『ふざけてんのか!』と言われるんですけど、こっちはそのくらい真剣にやってます。“大阪の悲劇”ではなく“横浜の歓喜”。悲劇は二度と起こりません!」

 城戸は煽り映像でも試合でも会場を沸かせることができるか?
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