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[ニュース]2020.8.28
「K-1 WORLD GP」9.22(火・祝)大阪 K-1初参戦・MIO、高梨knuckle美穂の強気発言にニヤリ「強気で来てくれた方がファイターとして興奮する。テクニックを出したうえでガツンと倒す」
    
 神奈川・K-1ジム相模大野KRESTにて、9月22日(火・祝)エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館第1競技場)で開催される「K-1 WORLD GP 2020 JAPAN」の[スーパーファイト/K-1女子ミニマム級/3分3R・延長1R]で高梨knuckle美穂と対戦するMIOが公開練習を行った。
 新型コロナウイルスに梅雨明け以降の猛暑と、選手にとっては体調管理が難しい状況だが、「めったに体調を崩さないので、『バカは風邪引かないってホントだな』と思いながら日々過ごしてます」と笑うMIO。この日は2分1Rのミット打ちを披露し、KREST・渡辺雅和代表のミットにパンチを打ち込んでいった。

 以前はハイペースで試合を行っていたMIOだが、今回の大阪大会は1年半ぶりのリング。本人にとっても異例の状況だ。

「1年半ぐらい試合をしてなかったのが、あと1ヵ月を切って、メッチャ長かったようなあっという間のような……不思議な感覚です。やっと試合の実感が湧いてきて、『いよいよ来た!』という気持ちですね。以前は試合2週間前に追い込みを始めてっていうことが続いていて、こんなに何ヵ月も前から準備してっていうことがめったになかったので、ワクワクします。こんなに準備期間があったらどれだけ強くなってるのか、楽しみです」

 現在所属するK-1 GYM SAGAMI-ONO KRESTでの練習にも、確かな手応えを感じている。

「練習が昼にあるので、夜にパーソナルに行ったりして、1日中時間を使えて、充実した練習ができているので、前とは全然違うかなと思います。プロ選手もすっごい人数だし、トップファイターの方たちがいるので、メッチャ勉強になるし、『みんな頑張ってるから私ももっと頑張らんと』という気持ちになります。

 新しい環境で、練習が楽しくなりました。それが、必然的にリングで出ると思います。リングの上でも格闘技を楽しもうと思っているし、お客さんからも『今までと違うな』と思ってもらえる試合にしないといけないと思っています」

 特に変わったのはパンチの打ち方。その中で、もともと得意技だった右ストレートはさらに強化されている。

「私はそんなに意識してないんですけど、周りからは『けっこう変わったね』って言われます。手数の多さとか、KRESTっぽくなったと。今までだったらストレート一発で終わりって感じだったんですけど、手数はけっこう増えたかなと思います。その中で、右ストレートは今まで以上にパワーはついてるかなと思います。ストレートそのものを打ちやすくなったのと、手数が増えた分、ストレートが生きてくるんじゃないかと思うので。試合でしっかり出したいです」

 初のK-1のリングで対戦するのは、元Krush王者の高梨knuckle美穂。MIOに対しては「私の方が上だと思っているので、ぶっ倒して分からせる」という強気の言葉を発しているが、MIOはそれにワクワクしているという。

「いいですね。強気でワクワクします。今までは『MIO選手、すごいんで』みたいな相手と戦うことが多かったので、それぐらいの気持ちで来てくれると、ファイターとして興奮しますね」

 高梨はプロ5戦5勝で2KO。そのパンチ力で注目されているが、MIOはそこでも対抗したいと気合い十分だ。

「高梨選手は、女子にはないパワーを持ってますよね。でも、私もパワーは負けてないと思ってます。テクニックを思う存分出した上で、パワーでガツンと倒せたら最高ですね。(上の階級のK-1王者である)KANA選手は別としても、高梨選手が一番倒せるファイターだと思われてると思うので、そこを持っていこうと思います。『私もできるんだぞ』というところを見せたいです」

 それを見せる舞台は、5年ぶりの試合となる地元・大阪だ。

「『いつぶりやろ?』っていうぐらい、大阪では試合してないので楽しみです。今はコロナで大変で、本当はもっといい状態の時にやりたかったですけど、大阪の人たちを元気づけるためにも頑張りたいです」

 新しい練習環境で準備を重ねたMIOは、リング上でどんなファイトを見せてくれるのか? 地元・大阪での「K-1ファイター・MIO」に注目だ!

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