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[ニュース]2021.4.19
「K-1 WORLD GP」5.30(日)横浜 K-1初参戦MOMOTAROの対戦相手は“KO勝率100%の男”西元也史!「勝つのは当たり前。格の違いを見せる」(MOMOTARO)vs「今までMOMOTARO選手が積み上げてきたものを全て奪う」(西元)
    
 4月19日(月)都内にて、5月30日(日)神奈川・横浜武道館で開催される「K-1 WORLD GP 2021 JAPAN〜K-1バンタム級日本最強決定トーナメント〜」(※5.23大田区から延期・変更)の第二弾カード発表記者会見が行なわれた。
 3.28「K’FESTA.4 Day.2」の前日記者会見において、K-1 JAPAN GROUPとの契約が発表されたMOMOTAROが早くも今大会で試合を行なうことが決定。対戦相手は西元也史で、K-1スーパー・フェザー級のスーパーファイトで激突する。
 
 MOMOTAROはNJKFとWBCムエタイのタイトルを獲得したり、近年ではONE Championshipなどでも実績を残してきた。今回、満を持してのK-1初参戦となるが、「勝つのは当たり前で勝ち方を求められている試合なのかなと思っていますので、しっかり倒して勝ちたいと思っています」と意気込みをコメント。相手の西元に対しても、「10勝10KOというのは凄いことだと思いますけど、今まで戦ってきた選手と一緒にしてもらっては困るので、格の違いを見せたいと思います」と、自信たっぷりに語った。
 
「本当は結構打ち合いも好きなので、そういうところを見せられるように近い距離での打ち合いだったり、パンチの一発一発を当てるためにも、ジムの会長と一緒に取り組んでいます」と、K-1ルール用の練習も取り組んでいるという。

 また、先日の「K’FESTA.4」で行なわれた武尊vsレオナ・ペタスのK-1スーパー・フェザー級タイトルマッチも見たそうで、「レオナ選手とは数年前ですけども、何度か練習したことがあったので、彼のストレートの伸びの速さだったり、その凄さは知っていたので、もしかしたらレオナ選手が倒すんじゃないかって思ってたんですけど、そこで豪快な倒し方をする武尊選手は凄いなと思いました」と感想をコメント。しかし、「自分みたいなスタイルの選手と戦ったことはないと思いますし、自分みたいな変則的なタイプは苦手だと思います」と、武尊攻略には自信あり。
 
 今回の西元戦を皮切りに、武尊が王者として君臨するK-1スーパー・フェザー級戦線に殴り込みをかけることになるが、「自分もやっぱりトップにいる武尊選手に挑みたい気持ちはあるので、一つ一つしっかりと勝ってトップまで辿り着きたいと思います」と、新天地・K-1での頂点を目指す。

 一方、西元は同じジムの先輩である山崎秀晃と同様に伝統派空手出身。Krushのリングでは連敗が続いていたが、先日の3.27「Krush.123」ではSATORU成合との打ち合いを制して1年4カ月ぶりにKO勝ち。先述の通り、これまでの生涯戦績10勝全てがKO勝利と、高いKO率を誇ることでも知られている。

 MOMOTAROという外敵を迎え撃つことになった西元だが、「こういった大きい舞台で一格闘家としてリスペクトできる選手と、ちゃんと試合できるのが素直に嬉しいですね。興奮しかないです」と興奮気味に意気込みをコメント。MOMOTAROからは格の違いを強調されたが、「知らなくて当然だと思うんで、この試合で印象づけるために、わかりやすい勝ち方をしようと思います」と、臆するところはない。先輩の山崎から「人生は奪い合いだぞ」という言葉をもらったこともあり、「今まで積み上げてきたものを僕が全部奪ってやろうと思っています」と番狂わせを誓う。 

 また、西元も同じジムの先輩である武尊とレオナの試合は間近で見ていた。「あの試合に前日のKrushとかも全部持っていかれた」と、同じ階級の選手として悔しさを感じたという西元。「今度のK-1では僕が全部持っていきたいですね。階級関係なく、僕が全部持っていきたいです」と、大物食いを果たしてK-1スーパー・フェザー級のトップ戦線への浮上を狙う。

MOMOTARO
「K-1初参戦、K-1デビュー戦になるんですけど、勝つのは当たり前で勝ち方を求められている試合なのかなと思っていますので、しっかり倒して勝ちたいと思っています。楽しみにしていてください。(試合が決まった時と対戦相手が決まった時の心境は?)試合が決まった時は思ったより早く試合を組んでもらえたので凄い嬉しかったですね。対戦相手を聞いた時ですけど、正直、知らなかったので、調べさせていただいて試合を見たんですけど、10勝10KOというのは凄いことだと思いますけど、今まで戦ってきた選手と一緒にしてもらっては困るので、格の違いを見せたいと思います。

(K-1参戦を発表してからの反響は?)やっぱり一般の方々の反応が良かったですね。普段、連絡が来ない人から『K-1出るの? 凄いね』みたいな連絡をいただいたりしたので、それは凄く驚きました。日本の格闘技=K-1っていうのは凄く強いんだなというのは改めて感じました。(K-1ルールに向けてどんな練習をしている?)自分は距離を取って戦うタイプだと思っているんですけど、本当は結構打ち合いも好きなので、そういうところを見せられるように近い距離での打ち合いだったり、パンチの一発一発を当てるためにも、そういう練習をジムの会長と一緒に取り組んでいます。

(K-1ファンに自分のどんな技術やテクニックを見てほしい?)自分は足技が得意なんで、普通の選手が使わないような変則的な足技スタイル。アンディ・フグ選手が子供の頃から好きだったので、カカト落としだったりそういう技も使いますし、回転技ですね。バックブロー、バックスピンとかそういうトリッキーな技も使うので、そういうところも見ていただけたらと思います。

(ONEや海外で戦ってきて、K-1ファイターには出来ない経験を積んできたという想いはある?)ONEでオープンフィンガーグローブでトップファイターと戦ってきたというのはありますし、一番印象に残っているのはペッダム戦ですけども、ムエタイのトップファイターに正直そこまで差がないなというのを感じたので、自分の自信にもなりましたし、ONEの舞台で経験を積んできたんで、それを活かして、K-1のリングでも活躍できるように頑張りたいと思います。

(K-1スーパー・フェザー級でもトップを狙える自信はある?)もちろんそうですね。やるからには一番を目指してきているんで、今トップにいる選手に一つ一つ勝ちを獲って辿り着けたらなと思っています。(武尊vsレオナの感想と、K’FESTAでもスーパー・フェザー級の試合が続いたが、その中で自分はどんな試合・勝ち方を見せたい?)会場で見させていただきましたけど、正直あの結末には驚きました。レオナ選手とは数年前ですけども、何度か練習したことがあったので、彼のストレートの伸びの速さだったり、その凄さは知っていたので、皆さんも思っていたと思うんですけど、もしかしたらレオナ選手が倒すんじゃないかって思ってたんですけど、そこで豪快な倒し方をする武尊選手は凄いなと思いました。

 けど、自分みたいなスタイルの選手と戦ったことはないと思いますし、自分みたいな変則的なタイプは苦手だと思います。自分もやっぱりトップにいる武尊選手に挑みたい気持ちはあるので、一つ一つしっかりと勝ってトップまで辿り着きたいと思います。(西元選手も伝統派空手出身ということに関しては?)試合を見させていただきましたけど、やっぱり伝統派空手ならではの出入りの速さですね。そこは気をつけなきゃいけない部分はあるんで、そこをしっかり頭に入れて戦いたいと思います」

西元也史
「こういった大きい舞台で一格闘家としてリスペクトできる選手と、ちゃんと試合できるのが素直に嬉しいですね。興奮しかないです。(試合が決まった時と対戦相手が決まった時の心境は?)MOMOTARO選手が参戦発表された時にやりたい選手を聞かれて、村越選手と言ったような気がするんですけど、多分真反対過ぎるタイプなんで、僕でいいかなというか、むしろ嬉しいですけど、知らなくて当然だと思うんで、この試合で印象づけるために、わかりやすい勝ち方をしようと思います。

(MOMOTARO選手はムエタイのタイトルを獲っていて、ONEでも活躍した選手だが、そういう相手と戦う心境は?)僕が上京してくる前から元々知っていた、目に入ってくるぐらい活躍していた選手なので、正直、試合できるのは嬉しいんですけど、相手の戦績とかリングに上がると関係ないんで、ちょっとナメられてると思うんで、前に秀さんが言ってたんですけど、『人生は奪い合いだぞ』って思っているんで、今まで積み上げてきたものを僕が全部奪ってやろうと思っています。

(K-1・Krushでやってきた選手として、よそから来た選手には負けたくない?)僕も上京してきて2年っていう少ない期間なんで、『これがK-1やぞ』って偉そうに胸張っていいかわからないですけど、正直、僕がここで当てられたのは僕がK-1ルールを教えやすいスタイルなのかなと思うんで、教えようと思います。(武尊vsレオナの感想と、K’FESTAでもスーパー・フェザー級の試合が続いたが、その中で自分はどんな試合・勝ち方を見せたい?)確かあの試合の前日に僕の試合で。僕もあの試合にはサポートで裏のほうに入らせてもらってたんですけど、マジで凄すぎましたよね。凄すぎて、皆さん喜んでたとも思うんですけど、同じ階級というのもあるし、同じファイターとして、僕が言うのはおこがましいし、全然実力も伴ってないですけど、喜ぶよりも悔しかったですね。

 なんか自分が前日に試合してたのを忘れるぐらい悔しかったですし、あの試合に前日のKrushとかも全部持っていかれた。前日のKrushどころか、全部持っていかれたと思うんで、今度のK-1では僕が全部持っていきたいですね。階級関係なく、僕が全部持っていきたいです。(MOMOTARO選手も伝統派空手出身だが、ファイトスタイルから感じるところはある?)見てすぐ思いましたね。日本拳法か伝統派空手かなと思ったんですけど、蹴りとか見てて伝統派空手かと思ったんですけど、僕はそこまで徹底する、徹底できない性格というか、変に悩んじゃうと動けないんで、僕は僕らしく、相手が誰であろうと関係ないんで、自分のやることやるだけですね。(MOMOTARO選手の伝統派空手の動きにも順応できる?)順応というか、全部出させる前に倒そうかなと思っています」
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