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[ニュース]2021.7.23
「Krush.127」7.24(土)後楽園 クルーザー級王座決定トーナメントは魂のぶつかり合い!杉本仁、谷川聖哉、RUI、サッタリ・ウィラサクレックが意気込みを語る
    
 7月23日(金)都内にて、開催を明日に控える「Krush.127」後楽園ホール大会の前日会見が行なわれた。
 本大会で行われる第2代Krushクルーザー級王座決定トーナメントに出場する全4選手が調印式&記者会見に出席した。Krush Evangelistの石川直生さんが「どの選手がサッタリ選手を食い止めるかがテーマ」と語る通り、サッタリ包囲網が敷かれたこのトーナメント。誰が王座を勝ち取るか、全選手がそれぞれ気迫溢れるコメントを残した。

 準決勝・第1試合では杉本仁と谷川聖哉が対戦。空手家・谷川は計量を終え「明日はいけるなと自信が確信に変わった」と戴冠を確信。記者会見でも「明日は人生を変えるひとつの分岐点だと思うので、必死こいてやりたい」とトーナメントへの覚悟を語り、「日本を代表して世界の選手と戦えることを証明したい」と、かねてから目標に掲げる世界との戦いに向けたパスポートとして、Krush王座を手にする構えを見せる。

 対する杉本は谷川の言葉を聞いて「覚悟がしっかりと感じられた」と評価。2019年の初代Krushクルーザー級王座決定トーナメント以来となる王座獲りのチャンスに「倒してしっかりベルトを巻こうと思います」とKO戴冠を宣言した。

 準決勝・第2試合ではRUIとサッタリ・ウィラサクレックが対戦。7月のK-1福岡大会で盟友・K-Jeeが見せた激勝に「ああいう試合を自分も見せられるよう、覚悟をもって、熱い気持ちを持ってぶつかる」と福岡大会の熱を再現する構え。盛り上がりを見せるK-1 JAPAN GROUPのクルーザー級の火をさらに燃え上がらせるべく「クルーザー級の魅力を伝えながら、このKrushのベルトは自分が必ず巻きたいと思います」と主役に躍り出る構えを見せた。

 対するは優勝候補・サッタリ。リラックスした様子で会見に臨んだサッタリは「100\%以上の万全な状態」をアピール。ハードな練習を経たというトーナメント準備に触れ「自分の中では勝利のイメージしかできていない」と絶対的な自信を見せる。多くを語らない少ない口数から用意の周到さを感じさせるサッタリは「ベストを尽くして勝ちたい」と、真摯にKrush王座獲得への意欲を表現した。

杉本仁
「ここまでいい準備ができたので、明日はそれを全部出せるようにがんばりたいと思います。(コンディションと相手を見た印象)自分の体調はばっちりで調子はいいです。対戦相手はコメントからも覚悟がしっかりと感じられたので、明日はいい試合ができると思います。(トーナメントに向けた取り組み)トーナメントだからといって変わったトレーニングはしていません。2試合戦うつもりで体は作ってきたので、その準備はバッチリだと思います。

(反対ブロックからは誰が上がってくる?)決勝に関してはどちらでもいいというか、勝ち上がってきた選手とやれればいいと思います。(ベルトに向けてどんな戦いを見せたいか)チャンピオンらしいというか、倒してしっかりベルトを巻きたいと思います。(ワンデートーナメントで1回戦の早期決着を狙う?)特に早めに倒そうという考えはないですが、試合の中で狙っていこうと思います。(トーナメントを勝ち抜く中で『心技体』どれが一番大事?)心ですかね。接戦になったときはメンタルの戦いになるんじゃないかなと思います」

谷川聖哉
「試合決まってから明日のために、全部懸けられるものは懸けてやってきたので、明日は人生を変えるひとつの分岐点だと思うので、必死こいてやりたいと思います。先週K-Jee選手と自分の先輩の(愛鷹)亮さんの同じ階級のあんな試合を見せられて燃えたというか、めちゃめちゃやる気満々なので、明日は応援よろしくお願いします。(コンディションと相手を見た印象)体調はめちゃくちゃよくて。やれること全部やってこの大会に挑んできているので、自分の体調はばっちりです。記者会見のときに4人並んだときは、ちょっと(他の選手は)身長が大きいな、体が大きいなと思ったんですが、自分は空手家でずっと武道をやってきて、人の目や体型見たら強いとわかるんですね。今日みんなと並んで、2か月前より自分の方が大きくなったというのもあると思うんですけど、明日はいけるなと自信が確信に変わった感じです。(トーナメントに向けた取り組み)(自分いつも言うんですけど、いつ誰とどこで試合をするかわからないので、トーナメントだからということはないんですけど、いつもより走り込んだりとか、一から見直して全部変えられるところは変えてきたので、そこを見てもらいたいです。

(反対ブロックからは誰が上がってくる?)決勝の相手はどっちでもいいといえばどっちでもいいんですけど、一回負けているサッタリ選手に上がってきてもらってリベンジして勝てば誰も文句を言わずにクルーザー級を引っ張っていけるキャラというか、立ち位置に立てると思うので、できることならサッタリ選手に上がってきて欲しいと思っています。(ベルトに向けてどんな戦いを見せたいか)やることをやって熱い試合をすれば、ベルトは後から着いてくるものだと思っているので、チャンピオンらしいというか、自分が最大限できることをやっていきます。自分がずっとK-1やKrushに参戦させてもらって思っていることは、自分よりも大きい外国人の選手と戦って勝っていく姿をファンの方にお見せしたいので、絶対にこんなところで躓いているわけにはいかないので、ここはしっかりKrushのベルトをとって、日本代表といったらおこがましいかも知れませんが、日本を代表して世界の選手と戦っていけるような選手と認めてもらえるような、そういう選手であることを証明したいと思っています。

(ワンデートーナメントで1回戦の早期決着を狙う?)自分の中ではプランを練っているので、その中で倒れたら倒れたで。トーナメントだから倒しにいくのはないですね。そこでひっくり返されるのがクルーザー級だと思っているので、慎重にいこうと思っています。(トーナメントを勝ち抜く中で『心技体』どれが一番大事?)KRESTで良かったなと思うことがあって。それは渡辺代表はじめ、いろんな先輩方にトーナメント経験者がたくさんいるので、トーナメントで一番何が大事ですかと聞いたら『気合いだ』と。ということなので、心ですね。自分は空手家で"押忍"なので。心ですね」

RUI
「トーナメントのオファーをもらって、発表の記者会見があって約2か月間、緊張感のある日々を送ってきました。やれることはやって、やらなきゃいけないこともやって、非常にいい状態を作ってこられたと思います。明日が楽しみです。(コンディションと相手を見た印象)体調はいいです。というのも福岡からさっき東京に着いて計量を終えたんですけど、この暑さもあり調整が難しいところもあります。でも計量は選手としてはやらなきゃいけない仕事です。先週K-1福岡大会がありましたが、その時は東京やいろんな地方在住の選手が福岡に来て計量をパスしたように、今度は自分が福岡から東京に代表として乗り込んでいける、そういう覚悟を持って今この会見場にいます。対戦相手のサッタリ選手、見た感じすごくリラックスというか、いつもこんな感じなんですかね?ぱっと見の印象はリラックスしてるなという印象で、明日どうなるかなという感じですかね。

(トーナメントに向けた取り組み)特別な準備はしていません。気持ちはもちろん2試合戦うつもりで、スパーリングも走り込みもそうですし、体調面や疲労の度合いを見ながら、その時々に出来ることを最大限にやってきました。(反対ブロックからは誰が上がってくる?)決勝戦、2人にはどちらにも負けているので、このトーナメント誰が勝ち上がって誰と組み合わせ誰とやったとしても、必ず熱い面白い試合に、そんなクルーザー級のトーナメントになると思っています。(ベルトに向けてどんな戦いを見せたいか)このKrushのベルトは壊し合いの象徴、壊し合う覚悟の表れだと思います。ここにいるみんなはその覚悟はあると思いますし、その中でも重量級、クルーザー級の魅力を伝えながら、試合の中で皆さんを魅了できたらと思います。そういった意味で、このKrushのベルトは自分が必ず巻きたいと思います。

(ワンデートーナメントで1回戦の早期決着を狙う?)間違いなく1Rからくると思うんですけど、自分は1Rからは余り考えていないですね。流れの中でいけると思ったタイミングでいけたらなと。(K-1福岡大会でのK-Jeeの試合に刺激は受けたか)すごかったですね。その時は自分はK-Jee選手のサポートに入っていて、一緒に練習をしている身として、身近な人間ではあるんですが、あの時ばかりは『マジか、すげーな』と素直に思いました。そういう人が身近にいるということはとてもありがたいですし、当たり前じゃないと。そういう人やそれを見て焚きつけられている福岡の後輩たち、そういう人間も自分の周りにはたくさんいます。どう転ぶか分かりませんが、その子たちの前で、ああいう試合を自分もっていう風には覚悟をもって、熱い気持ちをもってぶつかっていきます。

(トーナメントを勝ち抜く中で『心技体』どれが一番大事?)心ですね。自分は東京にいたり今は福岡に所属ですけど、恩師と言える人から常に心をいわれてきました。勝負に対する執着、負けん気、そしてリングの中ではそいつの生き方、人生観、すべてが出ると。そういう風に言われ続けています。先日の福岡大会でもECO信頼サービス株式会社の樋口会長が『魂』だと常におっしゃっていました。トーナメントを経験したことはないんですけど、最後にものをいうのは心だと、魂だと思います」

サッタリ・ウィラサクレック
「今回の試合に向けてしっかりとした準備をしてきました。そして今100\%以上の万全な状態だと思っています。明日の試合が本当に楽しみです。(コンディションと相手を見た印象)コンディションはとてもいい状態です。RUI選手もそうですが、トーナメント参加者全員のコンディションが整っているように見えるので、明日の試合がとても楽しみです。

(トーナメントに向けた取り組み、反対ブロックの勝者予想)相手は誰であろうと自分を追い込んでハードなトレーニングをしています。この練習を通して自分の中では勝利のイメージしかできていませんので、誰が相手であろうと関係ないと思っています。(ベルトに向けてどんな戦いを見せたいか)今ここに座っている選手は全員レベルの高い選手ですし、ベルトに対する思いはすべて同じだと思います。その中で自分が勝利できればとてもうれしいことですし、そのために自分が練習してきたことすべてを出して、ベストを尽くして勝ちたいと思います。

(ワンデートーナメントで1回戦の早期決着を狙う?)明日自分はKOにこだわらず、まずは自分のいいパフォーマンスをお見せしたい。もちろんKOが観客にとってもわかりやすい試合だと思いますが、KOだけにこだわらず、いいパフォーマンスをして、結果としてKOが取れればいいと思います。(トーナメントを勝ち抜く中で『心技体』どれが一番大事?)チャンピオンになる上で一番大切なのはメンタル面だと思っています。自分を追い込んで厳しい練習をすることでフィジカル面を鍛えることはできるけれど、最終的に一番大事になってくるのはメンタル面だと思います」

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