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[ニュース]2021.7.25
真優、大接戦に勝利も試合内容を反省「倒さな倒さなという気持ちだけが前に出てしまった。ひとつひとつ用意された試合で結果を出していくしかない」
    
 7月25日(日)都内にて、昨日開催された「Krush.127」後楽園ホール大会の一夜明け会見が行なわれた。
 第4試合、スプリット判定までもつれ込む延長判定でRANを判定で下した真優は、目元を隠したサングラス姿で会見に出席。1Rのバッティングで右目を傷め「そこから右目が二重に見えた」というアクシデントに見舞われたという真優は、「倒さな倒さなという気持ちでやって、気持ちだけが前に出て、いつもと同じ試合をしちゃった」と、反省の弁を語った。

 本心は「圧勝したかった」という真優。倒せるパンチを練習していたと明かし「自分は倒せるパンチを持っている」と自信を見せるが、今回はダウンシーンなく試合を終える結果となった。「試合で出せないのがまだまだあかん」と、力を出し切れなかった試合を振り返った真優は「成長しているとジムの師範やお兄ちゃんたちも言ってくれているので、自信をもって進んでいく」と、KOパンチを披露する日まで信じた道を突き進む構えを見せた。

 とはいえ勝利をもぎ取り、今年4月の第5代Krush女子フライ級王座決定トーナメント・決勝戦の敗戦から再起を果たした真優。試合後のバックステージでは「チャンピオンの次にいるのは自分」と王者・壽美に一番近い存在であるとアピールした。目指すは王座挑戦と壽美へのリベンジ達成。そのためにも「ここでしっかり勝ててよかった」と勝利を糧とし、「ひとつひとつ用意された試合で結果を出していく」と、目の前の戦いに全力を尽くす構えだ。

真優
「(試合を振り返って)昨日の試合は1R目にバッティングがあって、そこから右目が二重に見えちゃって。そのアクシデントが初めてだったので、ちょっとパニックになりました(※会見にも腫れを隠すためにサングラス着用で出席)。そこから気持ちが焦ってしまって、倒さな倒さなという気持ちでやって、延長で気持ちだけが前に出ていた感じで、いつもと同じ試合をしちゃったので反省しかないです。

(大接戦を競り勝てた要因は?)延長は気持ちだと思うので、ちょっとの差で自分が勝てたと思います。(試合後はチャンピオンの次にいるのは自分とアピールしていたが?)チャンピオンの次の位置におるのは自分やとしっかりアピールしていきたいし、そこにいるのは自分だと思っています。しっかりタイトルに絡んでいけるようにひとつひとつ用意された試合で結果を出さないと認めてもらえないので、ここもしっかり勝ててよかったなと思います。(チャンピオンにたどり着くまでにやっておきたいことは?)ひとつひとつ用意された試合で結果を出していくしかないので、ジムの兄貴たちと練習をがんばるだけですね。

(事前のコメントで挑発されていましたがどう思っていた?)正直言うと、めちゃめちゃイライラしてて、SNSで同じように言うたろかなと思ってたんですけど、自分も大人なので、結果出してから、勝ってから言おうと思って抑えていました。(本当はどんなところを見せたかった?)本当は圧勝したくて。倒すパンチをジムのお兄ちゃんたちと練習してきてて。自分は倒すパンチは絶対にもっているので、それを試合で出せないのがまだまだあかんなという感じ。少しずつ成長しているから大丈夫やとジムの師範のお兄ちゃんたちも言ってくれているので、自信を持って次にまた一歩進んでいこうかなと思います。

(ファンへのメッセージ)昨日はたくさんの応援ありがとうございました。やっぱりこのKのリングでああいう試合をしちゃうと、いっぱい言われるしダメなんですけど、自分はもっともっとできるし、信じてくれている人もたくさんいるので、もっと経験を積んでしっかり魅せられる試合をできる選手に成長したいので、これからも注目してもらえたらと思います」
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