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[ニュース]2022.1.13
「K-1 WORLD GP」2.27(日)東京 外国人選手が来日困難のためスーパー・バンタム級王座決定トーナメントは日本在住8選手で実施「残念としか言いようがないぐらい残念ですが、K-1は歩みを止めない」(中村P)
    
 1月13日(木)都内にて、2月27日(土)東京体育館で開催される「K-1 WORLD GP 2022 JAPAN」の第3弾カード発表記者会見が行われた。
 第1弾対戦カードとして発表されていた第3代K-1スーパー・バンタム級王座決定トーナメントは、日本人選手・外国人選手を交えた8選手によるワンデートーナメントとして、第6代Krushスーパー・バンタム級王者・玖村将史、第3代Krushバンタム級王者・金子晃大、第5代Krushバンタム級王者・佐々木洵樹、現Krushスーパー・バンタム級王者の璃明武の“スーパー・バンタム級四天王”の出場が発表されていた。

 その後、K-1実行委員会は外国人選手招聘に向けて在留資格証明書・ビザ発行の手続きを進めていたが、1月11日に日本政府より「外国人の新規入国の禁止が2月末まで延長」が発表されたため、外国人選手の招聘を断念せざるを得ない状況に追い込まれた。会見に出席した中村拓己K-1プロデューサーは「こういう状況になって率直に残念です……。『残念です』としか言いようがないぐらい残念で悔しい」と無念さを滲ませつつ、状況を説明した。

「10月末から外国人選手の選出を始めて、通常より多い候補人数をピックアップして、在留資格証明書・ビザなど書類の申請を始めていました。政府の水際対策の延長もありながら、隔離期間も含めて2月上旬に選手が来日できるスケジュールを組み、1月に在留資格証明書を取得し、ビザの手続きも進めていたのですが、11日の政府の発表で外国人選手の招聘ができなくなりました。こういう状況になって率直に残念です……。『残念です』としか言いようがないぐらい残念で悔しいです。外国人選手がいるワンデートーナメントがK-1なので、何としてでもファンの皆さんに(外国人選手ありの)トーナメントをお届けしたかったのですが、それができないということになりました。こればかりは僕らの力ではどうしようもなく、本当に残念な結果になってしまったと思います」

 この状況を鑑みて「トーナメントの中止や4人制のトーナメント開催も検討した」という中村プロデューサーだが「4選手はトーナメントに向けて準備を続けている。王座を空位のままにしておくのはK-1が停滞してしまうし、トーナメントを楽しみにしているファンのみなさんがいる。ここでK-1が歩みを止めるわけにはいかない」と発表済みの4選手に日本在住選手を4人加えての8人トーナメント開催を決断。追加4選手については「K-1 JAPAN GROUPのファイターはもちろん、K-1・Krushに参戦経験がなくてもトーナメントに興味がある選手も募集したい。我々にコンタクトをとってもらえれば、実績・戦績・契約状況を判断材料としてトーナメント出場の候補選手として考えたい」と幅広く募集する旨も発表した。

 最後に中村プロデューサーは「ベストの形ではないですが、僕らはファンの皆さんに喜んでもらえる戦いを見せていくことが仕事。すでに発表している選手たち、そしてこれから選ぶ選手たちは絶対にその期待に応える、また期待以上の試合をしてくれると僕は思っています。このトーナメントをできる限り最高なものにして、ファンの皆さんにお届けしたい」と今できる限りの力を尽くして最高のトーナメントを用意すると宣言。トーナメントの全出場選手・組み合わせは決定次第発表される見込みだ。

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