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[ニュース]2015.11.25
12・4「Krush.61」山崎陽一、自分も周りも納得する試合をする!「グレゴリアンと戦ったからこその経験が出来た。やってきたことを全てぶつけて勝ちを手に入れる」
    
 12月4日(金)東京・後楽園ホールで開催される「Krush.61」の[Krush -70kg Fight/3分3R]で小鉄と対戦する山崎陽一のインタビューを公開!
――7月のK-1 WORLD GP-70kg初代王座決定トーナメント以来の試合になりました。トーナメントでは優勝したマラット・グレゴリアンと対戦しましたが、あの試合は山崎選手にとってどんな経験になりましたか?

「すごいデカい経験でした。実際、何も出来なかったんで…。最初にダウンしたのも、ちゃんとディフェンスしていたのにその上から効かされて、あんなのは初めてでした。本当にいい経験だったと思います」

――世界のトップは違うと感じましたか?

「どうにもならねえなって感覚ではなかったんです。でもやろうとしたことも全然出来なくて、圧力で圧倒されました。ものすごく差があるとは感じなかったですけど、間違いなく差はあるなと感じました」

――あの敗戦を踏まえて、どんな練習を取り入れていますか?

「圧力で下がることが初めてだったので、それを基準に考えてフィジカルだったり、筋トレだったり、走りだったりを前より多く取り入れています。技術的なものは4月の中島(弘貴)戦で課題になっていることを練習して7月にぶつける予定で、作戦を立てていたんですけど、それをやろうとする前に終わっちゃったんで。7月にやろうとしていたことプラス質を高めて、今度の試合で全部出そうかなって感じです」
――短期間でフィジカルトレーニングの成果を出すことは難しいと思いますが、何か自分の動きで変化したことや変化したことはありますか?

「今、言われた通り(フィジカルは)2〜3カ月でそこまで劇的に変わるとは思ってないんですけど、少しづつ全体のスタミナだったり、パワーだったり、スピードだったり、上がっているなという実感はあります」

――大晦日に復帰する魔裟斗さんもシルバーウルフで練習されているそうですが、何かアドバイスを受けましたか?

「そうですね。夏頃から魔裟斗さんがジムに来ていて『こうやった方がいいよ』や、フィジカル面・技術面のアドバイスをしてもらっています。そういったアドバイスはもちろん、一緒にスパーリングもやらせてもらって、そこで体感して覚えろって感じですね」

――K-1参戦が自分を見つめ直すきっかけになったようですね。

「そうですね。本当にグレゴリアンと戦ったからこその経験が出来たので、そこはプラスに考えてます」
――今回は再起戦という形で小鉄選手と試合が決まりましたが、小鉄選手のことは意識していましたか?

「はい。同じ階級なので特別に意識していたわけではないですけど、同じ階級の選手は誰でもいつかやるんだろうなっていう感じで見ています」

――小鉄選手は攻撃力があってKO数も多い選手ですが、どんな試合をイメージしていますか?

「小鉄選手は体もデカいし、蹴りも重そうだし、パンチもあると思うんですけど、そこは負けられないし、負けたくないんで。いつも通りガツガツ行って分かりやすい試合をしようと思っています」

――今年はKrushのベルトを獲れなかったり、K-1のトーナメントで世界の壁を感じたり、悔しさを感じることも多い1年だったと思います。今、山崎選手の中にはどんな目標やモチベーションがありますか?

「とにかく応援してくれてる方々、見てくれてる方々、そして自分自身が納得する試合をやろうと思います。もちろんKrushのベルトも欲しいですけど、初心に帰るというか、そこをしっかりやっていけばベルトにもまた関わっていけると思うし、2連敗してるのでここでしっかり勝って来年に繋げたいですね。自分は年も年なんで、目の前の試合にすべてをかけて戦っていきたいです」
――少しシビアな言い方すると、山崎選手は連敗中なので小鉄戦の勝敗が今後に大きく左右する状況です。そういった危機感は感じていますか?

「もちろんそれもあります。でも今は負けてしまう危機感よりも、取り組んでることを全て出してやってやろう!という気持ちの方が強いですね。それを全て出せれば絶対負けないと思ってるんで、試合に全てをぶつけて勝ちを手に入れてきます」

――久しぶりのKrush参戦となる山崎選手の試合を楽しみにしているファンのみなさんにメッセージをいただけますか?

「見ている人が分かりやすい試合をします。自分も、ファンのみなさんも、そしてファンではない人も興奮するような試合をしますので、応援よろしくお願いします」
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