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[ニュース]2022.3.7
「Krush.136」4.30(土)後楽園 ライト級王者・瓦田脩二が初防衛戦で挑戦者・大沢文也と再戦!「ベルトは宝物。誰にも渡したくない」(瓦田)vs「眠れないぐらいベルトのことを考えている」(大沢)
    
 3月7日(月)都内にて、4月30日(土)に開催される「Krush.136」後楽園ホール大会の第1弾カード発表会見が行われた。
 Krushライト級タイトルマッチとして王者・瓦田脩二vs大沢文也の一戦が発表された。瓦田は昨年、王座決定トーナメントを制してタイトルを獲得。その後、瓦田が所属するK-1ジム総本部チームペガサスはKrush、K-1で計4本のベルトを獲得し、「K-1 AWARDS 2021」では最優秀ジム賞(プロ部門)にも輝いた。そのスタートを切ったのが瓦田の戴冠劇だった。

 だが、去る2月27日のK-1東京体育館大会では、戴冠後初戦で出陣するも篠原悠人に判定負け。連勝も8で途切れ、この初防衛戦が再起戦となる。「(篠原戦では)自分の思うような試合ができなくて判定で負けてしまって、多くの方の期待に応えられなかったので、メチャクチャ悔しい気持ちだったんですけど、素晴らしい選手とまた組んでいただけたので、ベストコンディションで臨めるように頑張ります」と意気込みを述べた。

 両者は一昨年12月、K-1両国大会で対戦。その際は延長判定にまでもつれ、瓦田が判定勝ち。それ以前から練習をともにするなど親交があり、大沢は会見の中でも瓦田を「脩二」と呼ぶ。前戦に負けてから「ずっと脩二のことを考えて練習してきました。脩二はチャンピオンになるだろうなと思っていましたが、なってからもずっと脩二のことを思って練習してました。12月の試合前も高身長の相手とばかり練習したし、脩二がチャンピオンになった時から脩二対策が始まってます。前戦から変わったところは、僕もパワーと圧力をつけて頑張っているところ」と熱く語った。

 その大沢の前戦は、昨年12月のK-1大阪大会で弘輝に判定勝ち。試合への意気込みでは「変わんないっすね。本当にこのベルトがほしいっす」とシンプルに語った。「試合の話をもらってから、眠れないほどベルトのことだけを考えている」というほどベルトへの思いは強い。

 瓦田は、出稽古で指導してくれたりと親交の深い大沢に感謝の意も示しつつ、「遠回りしてやっとたどり着けたベルトで、自分にとっては宝物。どんな選手にも絶対渡したくない」と、王者の意地を垣間見せた。

 質疑応答の後、中村拓己K-1プロデューサーがマイクを取り、「4月30日というのは梶原龍児さんが初代Krushライト級のベルトを巻いた日(2011年)で、同じ日に瓦田選手が初防衛戦をやるというのも運命的なものを感じます。大沢選手も初めてタイトルに挑戦したのが2012年で、10年以上同じタイトルを目指すというのもあまりないと思います。歴史を見せられるのが今のK-1 JAPAN GROUPなので、ベルトの重み、歴史と一緒に見てもらえたらより感情移入できると思います」とコメント。

 これを受けて大沢は「チャンピオンの脩二は色々と思い入れがあると思いますが、それは関係ないです。(瓦田に)俺だけを見てろ。今回、おちゃらけは一切なしです。俺だけを見てろって感じです」とコメント。瓦田は「(大沢が)ベルトに思い入れが強いっていうのは伝わってきましたし、自分もこのベルトは何が何でも離さないという覚悟でリングに上がるので、最高の状態に仕上げます」と応答。記念すべき日のタイトルマッチ、ベルトへの思いをより強く示して手に入れるのはどちらだ?

瓦田脩二
「1週間前にK-1で試合させてもらったんですが、自分の思うような試合ができなくて判定で負けてしまって、多くの方の期待に応えられなかったので、メチャクチャ悔しい気持ちだったんですけど、素晴らしい選手とまた組んでいただけたので、ベストコンディションで臨めるように頑張ります。(初対戦での相手の印象は?)まだまだ自分はキャリアが浅いんですけど、1Rから3R通して戦い方がうまいなというのを感じたのと、(大沢が)自分を想定して練習したっていう話がありましたけど、試合の時に声をかけてくれたり、大沢選手のジムに行った時はそういう気持ちもあったでしょうけど指導してくれたりして、本当に素晴らしい人、素晴らしい選手だなというところが印象深いです。

(篠原戦からの反省点は?)思ってないような欲が出てきてしまっていて、それで負けてしまってたくさんの方からメッセージや手紙をいただきました。それで初めて応援してくれてる方たちの為に勝ちたいという気持ちが出てきました。今までこんな気持ちがなかったので、いいか悪いか分からないけど今はそういう気持ちが強いので、喜んでもらえるような内容で結果を出していきたいです。

(タイトルマッチという点は影響する?)自分がこのベルトにたどり着くまで、8連勝だったんですけどかなり遠回りしてやっとたどり着けて、自分の中で本当に宝物で、どんな選手にも絶対に譲りたくないです。たくさんライト級の選手がいて、こうやってベルトを目指してやってきてるから、そのベルトを持ってる選手としてプライドもあるし、ベルトに懸ける思いは強いので、そういう気持ちの溢れる試合ができたらと思います。

(初対戦の時は複雑な心境だったはずだが、2度目の今回は違う?)文也君と1回目やった時もいろいろ複雑だったんですけど、リングに上がったらそういう気持ちは出てこないので、前回は大沢選手の戦いに飲まれて自分から手が出なかったので『そういう気持ちが残ったのか』という言葉ももらったんですけど、そういうのも全然なくて、技術がうまくてカウンターが怖くて出せなかっただけで、リングの上では全然関係ないです。

(初防衛戦ということについては?)防衛してこそ価値が上がっていくと思うし、ライト級初代王者の梶原龍児代表も、防衛していくにつれて王者のイメージがついてきたと思うので、そうやって防衛を重ねていく一発目ということで気合いが入っています。(どういう決着がふさわしい?)倒しに来たところを思いっきり返り討ちにします。(ファンのみなさんへのメッセージは?)(大沢が)ベルトに思い入れが強いっていうのは伝わってきましたし、自分もこのベルトは何が何でも離さないという覚悟でリングに上がるので、最高の状態に仕上げます」

大沢文也
「(意気込みは)変わんないっすね。本当にこのベルトがほしいっす。(初対戦での印象は?)やりづらい。圧力って感じですかね。前に出てきて。僕の苦手なタイプですね。負けてからずっと脩二のことを考えて練習してきました。脩二はチャンピオンになるだろうなと思っていましたが、なってからもずっと脩二のことを思って練習してきました。12月の試合前も高身長の相手とばかり練習したし、脩二がチャンピオンになった時から脩二対策が始まってます。前戦から変わったところは、僕もパワーと圧力をつけて頑張っているところです。

(タイトルマッチという点は影響する?)今回はベルトがかかってるんで、K-1で試合した時は僕が赤コーナーで脩二が青コーナーだったんですよ。僕が先輩、脩二が後輩。今回は立場も完全に変わって、脩二がチャンピオンで僕がそれに挑戦する形なんですけど、ベルトはメチャクチャ関係しますね。この話をもらってから毎日、眠れないぐらいベルトのことばかり考えてるんで。相当ベルトが関係するんじゃないですか。

(初対戦の時は複雑な心境だったはずだが、2度目の今回は違う?)前回も複雑ではあったんですけど、リングに上がったらやることは一つなので、今回も変わらないですね。(どういう決着がふさわしい?)今回は期待を裏切ります。倒します。KOします。判定にはいきません。これはマジです。(ファンのみなさんへのメッセージは?)チャンピオンの脩二は色々と思い入れがあると思いますが、それは関係ないです。(瓦田に)俺だけを見てろ。今回、おちゃらけは一切なしです。俺だけを見てろって感じです」
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