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[ニュース]2016.6.10
城戸康裕、ファンの期待に応えて-70kgの存在感を見せる!「俺が-70kgはこういうものだよっていうのを見せなきゃいけない」
    
 6月10日(金)東京・三軒茶屋のK-1ジム・シルバーウルフにて、6月24日(金)東京・国立代々木競技場第二体育館「K-1 WORLD GP 2016 IN JAPAN 〜-65kg世界最強決定トーナメント〜」のスーパーファイトで渡部太基と対戦する城戸康裕が公開練習を行った。
 新生K-1初参戦が間近に迫ってきた城戸。試合まで残り2週間、疲労が溜まり身体が重い状態ではあるが「それだけいい練習が出来ているということ。逆に試合前のこの時期に疲れていなかったら不安です」と調整は順調に来ている。

 公開練習ではシャドーボクシングとミット打ちをそれぞれ2Rずつ公開。ミット打ちではミドルキック・ハイキックで快音を轟かせ、シャープなワンツー、ストレートを次々と繰り出すなど「カメラが回っていたから動きが2〜3割増しでした(笑)。試合の10日前から調整に入って身体が超回復すれば、こんなもんじゃないですよ」と仕上がりには手応えを感じている。
 城戸は試合の有無にかかわらず、毎年春にはバカンスと練習をかねてタイを訪れて、今年も名門チューワッタナジムで、ムエタイの強豪ジョムトーンらと練習を重ねてきた。

またシンガポールのEvolve MMAにも足を運び、UFC世界ライト級王者のハファエル・ドスアンジョスとも対面。Evolve MMAのプロ練習にも参加し、帰国後に日本で追い込みを続けてきた。

 対戦相手の渡部についても「(渡部と同じ)サウスポーの相手ともたくさん試合をやってきたし、練習でもしっかりやってます」と対策は万全で「問題はないと思います」と自信ありだ。
 本人、そしてファンも望んでいた城戸の新生K-1参戦。城戸は「ここまで煽ってもらってプレッシャーがある」と話す一方、「ファンのみなさんの期待に応えたい」という想いを打ち明ける。

「こうやって煽ってもらって…プレッシャーがありますけど(笑)、まあしょうがないですよね。20代そこそこの自分だったら絶対に調子に乗って、やられていたと思いますけど、もうさすがに油断はしないですよ。逆にこういう時こそ『やばいわ、やばいわ』で気持ちが引き締まります。

 本当にこれだけK-1の方たちに煽ってもらっているんで、僕はそれ以上のものを返さなきゃいけないな思っています。今回も煽り映像も気合い入れてやったし、もしすべったら入場しないで原宿駅から家に帰ります(笑)。

 ファンのみなさんも『城戸がK-1にいたらな…』って感じでハードルが上がっていたと思うんですけど、ある程度はハードルを下げて見てもらいたい(笑)。

 まあでもSNSやインターネットでも『城戸をK-1で見たい』というコメントを目にしていたので、僕への期待値はあると思うし、それは素直にうれしいです。だからこそその期待に応えなければいけないと思います」
 また「第一目標は勝つこと」と勝利を前提にしたうえで、城戸にはもう一つのテーマ・目標がある。それは-70kgという階級の存在感を見せることだ。

「最近の-70kgはKOやダウンが少ないから、俺が-70kgはこういうものだよっていうのを見せなきゃいけないと思っている」という城戸は「今のK-1は-55kgでも-60kgでもみんなバンバン倒しているんで、それだったら-70kgやヘビー級はいらない。軽量級でいいじゃんとなっちゃう。だからそこで『よし俺が!』という気持ちはありますよね」と日本の-70kgを引っ張ってきた自負をのぞかせた。

「周りのプレッシャーはえげつないけど今回俺が勝たないとまずくないですか? ここで俺が勝たないと、格闘技の人気全体にも影響してくるでしょう。

 例えば武尊にはど真ん中を進んでもらって、俺はそれを横から『頑張れ!』って感じで盛り上げる。武尊がアカレンジャーだったら、俺はキレンジャーくらいの位置で盛り上げます(笑)。そのためにも今回は絶対に勝たなきゃいけないし、キレンジャーで頑張りたいと思います」。

 最後も“らしい”言葉で意気込みを締めくくった城戸。6月24日もリング内外で城戸らしさを爆発させてくれるに違いない。
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