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[ニュース]2016.6.11
ユン・チー、中国武術・少林羅漢拳の使い手だった!?「私は過去と現代の中国武術がミックスされたハイブリッドファイターです」
    
 6月24日(金)東京・国立代々木競技場第二体育館で開催される「K-1 WORLD GP 2016 IN JAPAN 〜-65kg世界最強決定トーナメント〜」。スーパーファイトで小宮山工介と対戦するユン・チーのインタビューを公開!
――K-1出場が決まった時の心境を教えて下さい。

「とても興奮しました。K-1は格闘技の歴史に輝くトップレベルのイベントですからね。K-1に出場が決まってからずっと興奮しています。はやく日本のリングに上がって自分の実力を試したいです」

――格闘技を始めたきっかけを教えて下さい。

「僕は生まれつき運動することが大好きで10歳で武術学校に入学しました。その武術学校の先生が最初の先生になります」

――今の練習環境・状況を教えて下さい。

「今は中国河南省の大東翔クラブでトレーニングしています。ここは中国で最も環境の整ったジムで、コーチはチャオ・シージエ先生です。練習は週5日、午前はテクニックの練習、午後はフィジカルやウエイトトレーニンをやっています」

――得意技・ファイトスタイルを教えてもらえますか?

「私が得意とするのはパンチとキックのコンビネーションです。また、前に出る力が強いので、意表をついた攻撃で相手をKOすることもしばしばです」

――中国武術の特別な練習・修行をされたことはありますか?

「短い期間ですが少林羅漢拳を学んでいた時期があります」

――今年5月にセルジオ・ヴィールセンに勝っていますが、その試合の内容・感想を教えてください。

「ヴィールセン選手はとても強いファイターだったので、あの試合は非常に苦しい試合でした。試合展開としては1Rはお互いに探り合いをし、3Rで僕がチャンスを逃さずワンダウンを奪い、完全に相手をコントロールすることができていたと思います。判定で勝てた時は本当に嬉しかったです。この一戦は非常に価値があるものだと思っています」

――対戦相手の小宮山選手の印象を教えてください。

「彼の試合動画を見ましたが、非常にクレバーなファイターだと思いますね。冷静な動きから一変してフェイントをかけて相手をKOしたりと自分のスタイルを持っています。本当に実力のある対戦相手だと感じています」

――小宮山選手は空手の蹴り技が得意ですが、それについていかがでしょうか?

「小宮山選手の後回し蹴りが印象に残っています。殺傷能力が高いと思うので、私もガードをしっかり気をつけておかないと危ないと思います」

――どんな試合をして勝ちたいと思いますか?

「自分に課していることは全力を出し切って試合をすることです」

――自分のどこをK-1のファンに見てもらいたいですか?

「私は中国出身で、中国伝統武術の基礎があります。短期間ですが少林拳を学び、同時にこれまで中国の最先端キックボクシングのトレーニングを受けてきました。例えるなら過去と現代の中国武術がミックスされた神秘性や活力そして自信もあるハイブリッドファイターです」

――今後のK-1での目標を教えてもらえますか?

「チャンスを掴んで卜部弘嵩選手を倒すことです」

――日本のファンにメッセージをお願いします。

「K-1ファンのみなさん、私に成長するビッグチャンスを与えてくれて感謝します。私は応援してくれる皆さんを絶対に失望させません。冬が過ぎ、春が来るのにそう時間はかかりませんよね? 今回K-1のリングで、私が将来さらに強く輝く存在になることを証明して見せますよ!」
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