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[ニュース]2016.7.2
[K-1甲子園・特別企画]K-1甲子園2015 -65kg王者 篠原悠人インタビュー「2014年に負けた悔しさと絶対に優勝したいという想いがあったから、自分はここまで強くなれた」
    
 これまで数々の名選手たちを輩出してきたK-1甲子園。今年も7月30日(土)東京・GENスポーツパレスにて「K-1 甲子園 2016 〜高校生日本一決定トーナメント〜」が開催される。

 そこで[K-1甲子園・特別企画]として歴代王者やOBたちのインタビューやメッセージを公開。第1弾はK-1甲子園2015-65kg王者の篠原悠人だ。
――篠原選手は2014年と2015年のK-1甲子園に出場していますが、初めて出場した2014年はどんな心境でK-1甲子園に出場したのですか?

「小学校の頃にK-1甲子園をテレビで見ていて、ずっと高校生になったらK-1甲子園に出ようと思っていたんです。でも僕が中学生になったら大会そのものがやらなくなってしまって…そうしたら高校に入るタイミングで復活して、これは絶対に出るしかない!と思って出場を決めました」

――K-1甲子園出場はずっと待ち望んでいたものだったんですね。大会自体は篠原選手にとってどんな大会でしたか?

「準決勝敗退(平本蓮に延長で判定負け)だったんですけど、むちゃくちゃ悔しかったですね。試合をやっている最中も終わったあとも自分が勝ったと思っていたんで」

――そのままプロデビューして、プロの道を進むという選択肢もあったと思うのですが、もう一度、K-1甲子園に出ようと思った理由はなんですか?

「やっぱり自分はK-1に出たかったし、K-1甲子園で優勝する・しないでは全然変わると思うんですよ。だから何が何でもK-1甲子園は優勝したいと思って、2年連続で出ることを決めました」

――2015年のK-1甲子園に向けてどんなことを意識して練習されたのですか?

「自分は関西から出場したんで、やっぱりアウェーな感じがしたんですね。ギリギリの僅差だったら相手につけられることもあると思ったんで、相手を倒すための練習に重点を置いてやってきました。勝つならKO。もしKO出来なくても一方的な試合が出来るように意識していました」

――では2015年の時はより自信を持って戦うことが出来ましたか?

「そうですね。普通にやれば絶対優勝できると思ったし、実際にトーナメントでも相手を圧倒して勝つことが出来たと思います」

――K-1甲子園で優勝した後、プレリミナリーファイトへの出場があり、本格的にK-1でプロとしての戦いがスタートしました。篠原選手はK-1甲子園で優勝して、どんな変化がありましたか?

「試合を見に行った時に写真を一緒に撮ってくださいと言われることが増えて、K-1甲子園すごいなと思いました(笑)。でも“K-1甲子園王者”という肩書がある以上、プロのリングでも負けられないと思うし、K-1甲子園で優勝してもっと強くなりたい、もっとプロで活躍したいという気持ちが強くなりましたね」

――K-1甲子園王者としてどんな選手になっていきたいと思いますか?

「やっぱり僕はK-1甲子園を獲ってからがスタートだと思っていたし、K-1甲子園王者はみんなプロでもトップになるじゃないですか。僕もプロの選手とやっても全員倒せると思っているんで、それを目標に頑張っていきたいと思います」

――篠原選手もまだ高校3年生ですが、今年のK-1甲子園出場選手たちにメッセージはありますか?

「試合に関してのアドバイスですが、決勝までは防具をつけて戦うので、テクニックで相手を翻弄するというよりも、どんどん自分から前に出て攻めることを重視して戦った方がいいと思います。あとK-1甲子園という大会については、K-1甲子園で優勝する・しないで本当に格闘技人生が変わると思います」

――篠原選手は2014年に準決勝敗退に終わって、2015年にものすごく成長して優勝という結果を残しました。悔しい想いとK-1甲子園という場所が自分を強くしてくれたと思いますか?

「はい。もちろん2014年に優勝できなかったことは本当に悔しかったですけど、あれがあったからこそ1年間むちゃくちゃ練習して強くなったと思うし、今振り返るとあの悔しさと絶対に優勝したいという想いがあったから、自分はここまで強くなれたと思います」
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