ニュース
[ニュース]2016.7.3
[K-1甲子園・特別企画]K-1甲子園2015 -55kg王者 西京春馬インタビュー「K-1甲子園は高校3年間しかチャンスがない大会。絶対に優勝したいと思って戦いました」
    
 これまで数々の名選手たちを輩出してきたK-1甲子園。今年も7月30日(土)東京・GENスポーツパレスにて「K-1 甲子園 2016 〜高校生日本一決定トーナメント〜」が開催される。

 そこで[K-1甲子園・特別企画]として歴代王者やOBたちのインタビューやメッセージを公開。第2弾はK-1甲子園2015-55kg王者の西京春馬だ。
――西京選手は2014年と2015年のK-1甲子園に出場していますが、初めて出場した2014年はどんな心境でK-1甲子園に出場したのですか?

「HIROYA選手がK-1甲子園で活躍しているところをテレビで見ていて、いつか自分もK-1甲子園に出たいと思っていました。僕が中学生の時に大会そのものがやらなくなったんですけど、ちょうど高校生の時に復活することが決まったんで、これは出るしかないと思っていました。僕は普段-55kgで試合をしていて、2014年のK-1甲子園は-65kgの一階級だけの開催だったんですが、階級のことは気にせず出場を決めましたね」

――2014年の大会では準々決勝で篠原悠人選手に敗れてしまいましたが、あの大会ではどんなことを感じましたか?

「大会前は関東の選手のことしか知らなかったんですけど、K-1甲子園は全国から選手が集まってきて、自分が知らない地域にも強い選手がたくさんいるんだなと思いました」

――西京選手は当時プロデビューしていたので、そのままプロで試合を続けるという選択肢もあったと思うのですが、もう一度、K-1甲子園に出ようと思った理由はなんですか?

「2015年から階級が-65kgと-55kgの2つになったことと、高校3年生でラストチャンスだったことが大きいですね」

――2015年のK-1甲子園では優勝候補としてマークされる立場でしたが、プレッシャーはなかったですか?

「周りからは優勝候補と言われる中でのトーナメントでしたが、僕としてはプレッシャーを感じることなく戦うことが出来ました。やはり自分の適正階級で戦えるということで伸び伸び戦えたと思います」

――2014年の経験を踏まえて、どんなことを意識して戦ったのですか?

「2014年の時はほとんどK-1甲子園用の練習をしないで、いつも通りに戦ったんですね。僕はスロースターターのところがあるんですけど、2分1Rという短期決戦では戦い方を変えなければいけないと思いました。だから2015年はしっかりK-1甲子園用=2分1R用の練習をやりました」

――プロの試合とK-1甲子園の試合は完全に別物なんですね。

「はい。3分3Rに慣れているプロ選手はやりにくいと思うし、逆にアマチュアの試合にたくさん出ている選手の方が慣れている分、やりやすいと思いますね。プロで実績がある選手がアマチュアの選手に負けてしまうのは、そういう部分も影響していると思います」

――改めて昨年の大会で優勝できたことをどう捉えていますか?

「プロの試合をすべて断って、K-1甲子園にかけていたんで、絶対に負けられないぞと思って戦いました。やっぱりK-1甲子園で優勝する・しないでは周りの評価も全然違うし、“K-1甲子園王者”という肩書きは絶対に欲しかったです。あとK-1甲子園は高校3年間しかチャンスがない大会なんで、そういう意味でもモチベーションは高かったです」

――K-1甲子園王者としてどんな選手になっていきたいと思いますか?

「K-1甲子園王者という肩書に恥じない活躍をしなきゃいけないですし、一番は誰にも負けない・勝ち続けることが目標です」

――今年のK-1甲子園出場選手たちにメッセージはありますか?

「K-1甲子園は高校生の時にしか出られない大会なので、優勝を目指して全力で頑張ってほしいです。また今年から-60kgが新設されて、僕もそうだったんですけど『自分の階級が出来た!』と思っている選手は多いと思うんですね。

 今まで結果を残せなかった選手でも-60kgで力を発揮できる選手はたくさんいると思いますし、今まで以上に強い選手がどんどん出てくると思います。僕が-55kgで優勝した時のように、-60kgで活躍する選手に注目したいと思います!」
K-1アマチュアトップページへ戻る