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[ニュース]2016.7.4
[K-1甲子園・特別企画]K-1-55kg王者・武尊から高校生ファイターへのメッセージ「結果だけにこだわらず自分の持っている力を出し切って欲しい」
    
 これまで数々の名選手たちを輩出してきたK-1甲子園。今年も7月30日(土)東京・GENスポーツパレスにて「K-1 甲子園 2016 〜高校生日本一決定トーナメント〜」が開催される。

 そこで[K-1甲子園・特別企画]として歴代王者やOBたちのインタビューやメッセージを公開。第3弾はK-1甲子園2009・関西予選に出場した現K-1-55kg王者の武尊だ。
「僕はもともとK-1ファイターになりたいと思って格闘技を始めました。当時は軽量級がない時代だったのですが、ちょうど僕が高校生の時に階級別のK-1甲子園が行われていて、夢の舞台が近づいたという気持ちになりましたね。K-1甲子園という目標に向かって頑張ることが出来たので、僕にとって大事な大会でした。

 一度、僕は高校を退学になってしまって、そのまま働こうと思っていたんですね。でもK-1甲子園の出場資格が“高校在学者”だったので、改めて高校に入り直しました。だから本当にK-1甲子園で僕の人生は変わったと思います。

 僕は2009年のK-1甲子園・関西予選に出場したのですが、当時のK-1甲子園は腰から上への蹴りを何本以上蹴らなければいけないというルールがあって、僕は蹴りの数が規定の本数より足りなくて減点で負けちゃったんです。相手に倒されたり、ボコボコにされて負けたわけじゃないんで、悔しいと同時に『俺はもっと出来るのに!』と気持ちが燃えてきました。

 それで大会が終わった直後に本部席にいた前田(憲作)会長(現K-1プロデューサー)に『僕の実力はこんなもんじゃないです。本当はもっと強いです』と直接伝えて、それがきっかけで上京してチームドラゴンに入ることになったんですよね。

 もしあの時にK-1甲子園で優勝していても、そのままプロを目指していたと思いますが、逆にあそこで勝てなかったからこそ『絶対にK-1という舞台にリベンジしてやろう』という気持ちが強くなって、それが練習に打ち込む原動力になったと思います。

 僕はK-1甲子園で予選敗退でしたが、その悔しさが自分を強くするきっかけになり、今ではK-1チャンピオンになることが出来ました。出場選手のみなさんには今年のK-1甲子園で優勝するために戦うことはもちろん、K-1甲子園がすべてではないので、結果だけにこだわらず自分の持っている力を出し切って欲しいと思います!」
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