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[ニュース]2016.7.13
8・20「Krush.68〜in NAGOYA〜」野杁正明、代打出場のポンフェイを飛びヒザでKO宣言!「僕の強さを見せつけなければいけない相手。倒してクリアする」
    
 7月13日(水) 東京・大久保にあるGSPメディアセンターにて、8月20日(土)愛知・名古屋国際会議場イベントホールで開催される「Krush.68 〜in NAGOYA〜」の記者会見が行われた。
 当初、野杁正明と対戦を予定していたラズ・セルキシアンがスパーリング中に相手のバッティングで鼻骨を骨折。全治2カ月と診断され、今大会を欠場することとなった。そしてセルキシアンの代替選手として中国・武林風の推薦選手ワン・ポンフェイが野杁と対戦することが決まった。

 ポンフェイは野杁と同じ23歳。パンチとキックのコンビネーションを得意にしており、中国ではフェイシー(飛びヒザ蹴り)の異名を持つファイター。2014年に武林風の新人王を獲得し、中国の強豪チュー・ジャンリンとも拳を交えている注目の新鋭だ。

 会見に出席した野杁はまず「セルキシアンとの試合が流れて、僕にとってリベンジマッチでもあったので残念に思います」とセルキシアン欠場についてコメント。

 新たな対戦相手となったポンフェイについて「試合映像を見る限り、オールラウンダ―で特別にこれが強いという印象はなかった」と分析し「飛びヒザ蹴りが得意らしいので、どちらの飛びヒザが当たって倒れるか勝負したいですね。当てれるもんなら当ててみろと思うし、僕が先に飛びヒザを当ててKOします」とキッパリ。

 過去にゲーオ・ウィラサクレックの負傷欠場で代打出場となったマサロ・グランダーにTKO負けした苦い過去がある野杁は「一度、ああいう結果に終わっているので、次はそうならないようにして次につなげたいと思います」と気を引き締めた。

 野杁にとって今回は6月のK-1-65kg世界最強決定トーナメント準決勝でゲーオに敗れて以来の再起戦となる。「僕の中で2連敗は許されない。(ポンフェイは)強い選手だと思いますけど、しっかり僕の強さを見せつけなければいけない相手。倒してクリアしたいですね」とKOでの再出発を誓った。

 会見の最後に「毎年、Krushの名古屋大会は熱い試合になります。今回、メインはタイトルマッチ(小澤海斗VS大岩龍矢)に取られましたが、必ず熱い試合をしてKOで終わらせます」とファンにメッセージを送った野杁。地元・名古屋で“新時代の怪物”野杁が復活の狼煙をあげる!
 また会見では追加対戦カードとして岩崎悠斗VS瑠輝也、篠原悠人VSHIROYUKI、清水大輝VS川口拓真、上田誠也VS山下和希の4試合が決定。佐藤実行委員長はこの中から岩崎VS瑠輝也・篠原VSHIROYUKIをピックアップし、以下のように見どころを語っている。

「岩崎選手の試合は以前から見ていて、一度『君はKrushに出るべき人間です』とお伝えしたことがあり、今回も岩崎選手から出場したいというメッセージをいただき、スタッフと相談して出場を決めました。瑠輝也選手も先日中国の大会でいい試合をしてトーナメントを勝ち上がっているので熱戦必至の一戦です。

 また篠原選手は去年のK-1甲子園を見た時、今の時点でキックボクシングの日本チャンピオンクラスの選手になら勝つんじゃないかと思うくらい強くて、一気にファンになりました。対戦相手のHIROYUKI選手は名古屋の選手なので、地元の意地を見せて欲しいです」

 なお会見で発表されたセルキシアンのコメントは以下の通り。

■ラズ・セルキシアン
「今回の野杁選手との試合ですが、怪我のために欠場することになってしまいました。試合を楽しみにしてくれていたファンの皆さん、申し訳ありません。

 練習でのスパーリング中に起きた事故で、スパーリングを何ラウンドがやっているうちにお互い熱くなってしまい、相手のバッティングが鼻を直撃してしまいました。私は過去にも鼻を骨折しているのですが、また同じ場所を骨折してしまい、手術を受けることになりました。
 
 野杁選手との試合は大変楽しみにしていました。彼はとても強い選手です。皆さんもご存知のとおり、以前に私は彼から判定勝利をあげています。

 今回は彼にとってリベンジマッチとなり、絶対に勝ちたかった試合でしょう。ですが、私は彼にまた勝つ自信がありました。今回は鼻を骨折してしまい戦うことができませんが、もし許されるなら必ず怪我を治して、改めて野杁選手とのリマッチを受けたいと思います。     

 最後に、改めて今回オファーをくださったKrushと野杁選手、そして試合を楽しみにしてくださっていたファンの皆さんにお詫びします。私は日本が大好きで、KrushやK-1で戦うことを誇りに思っています。

 怪我を克服して、また日本へ戻ってくることを約束します。その時また皆さんにお会いできるのを楽しみにしています」
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