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[ニュース]2015.12.24
1・17「Krush.62」早坂太郎、生まれ変わった姿でKrush王者へ!「アマチュアの時からKrushのベルトが目標だった。Krushという名のオリンピックで金メダルを獲る」
    
 1月17日(日)東京・後楽園ホールで開催される「Krush.62」の[第4代Krush -63kg王座決定トーナメント一回戦]で泰斗と対戦する早坂太郎のインタビューを公開!
――11月の眞暢戦がKO負けという結果で、このトーナメントに出られるかどうか微妙なラインだったと思います。出場を決断した理由を聞かせてもらえますか?

「一番にダメージのこと、次に気持ちのこと、それを踏まえて試合について考えました。まずダメージについてですが、試合のオファーをいただいてから数日間は保留という形にさせてもらって、その期間に病院で検査を受けて問題ないということだったのでコンディション的にはクリアだ、と。気持ちの面では前回KO負けして『終わったな…』と思う部分もあったのですが、もしここで僕が残らないとジムが後輩だけ、しかもアマチュアの選手一人だけになってしまうんですね。アマチュアのためと言うのは変ですが、僕が先陣を切って名古屋JKファクトリーを甦らせようと思ってエントリーしました」

――前回の敗戦はそこまで考えさせられる敗戦だったわけですね。そういう中で王座決定トーナメントのオファーがあり、これは格闘技を続けろということだと思う部分もありましたか?

「そうですね。運が良すぎたとしかいいようがないです」

――対戦カード発表会見では「昔の早坂太郎は前回の試合で死んだ」というコメントもありました。あの敗戦で吹っ切れた部分があったのですか?

「会長やファンの方々の話を聞いて、また僕の試合を見たいと言ってくれる人たちがいたことが僕の背中を押しました。あとはあれから練習内容をガラッと変えました。どう変わったかは秘密なんですけど、そのおかげで心も体も過去の早坂太郎とは違う、新しい早坂太郎になったと思います」

――小森次郎会長と話し合って練習方法を変えたのですか?

「はい。会長からこういう練習方法もあるぞと言ってもらえて、自分からも理想の戦い方を伝えて、その話し合いの末に新しい練習方法に取り組んでいます」

――新しい練習を取り入れて、どんな変化がありましたか?

「まだ始めたばかりで慣れない部分もありますが、まずはスピードが格段に上がりました。それがゆえに攻撃の威力も上がって、本当に今までの自分とは違う姿を見せられると思います。もうリングネームも変えて、再デビューするくらいの気持ちですね。ようやくスタートラインに立てたくらいに思っています」

――名古屋JKファクトリーは佐藤嘉洋・石橋真幸の2人が引退して、プロ選手の数も少ない状況だと思います。自分がジムを引っ張らなきゃいけないという想いはありますか?

「先輩は過去の選手と言ったら失礼ですが、男子のプロ選手は僕しかいない状況です。だからこそ名古屋JKファクトリー=早坂太郎と言われるような選手になりたいです」

――トーナメント出場へ向けて周りからはどんな言葉をかけられましたか?

「会長からは『本当に大丈夫か?』という心配もありつつ、期待もありつつという感じで。佐藤さんと石橋さんからは『ようやくスタートラインに立てたな。頑張れよ』と言ってもらえました」

――そしてトーナメント1回戦では泰斗選手との名古屋対決になりました。

「まさかここで泰斗選手とやるんだという気持ちになりました。僕がまだアマチュアの頃から泰斗選手の試合を見ていて『強い選手だな』や『きれいな技を出すな』と思っていました。それから僕もKrushに出させてもらうようになって、今年の名古屋大会は僕が対抗戦の第1試合でメインが泰斗選手のタイトルマッチだったんですよね。そうやって対戦相手として考えたことがなかった相手だったので、まさかトーナメント1回戦で戦うことになるとは思っていませんでした」

――対戦相手としてはどんな印象を持っていますか?

「特に苦手意識はないです。あとは今やっている練習をどうはめていくか?です。映像は昔から見ている選手なんで対策はばっちりです」

――このトーナメントを勝ち抜けばKrush-63kg王者の称号が手に入ります。Krushのベルトにはどんな思い入れがありますか?

「僕はアマチュアの時からKrushのチャンピオンになることが目標でした。プロで実績を積んで、Krushに出させてもらうようになって、やっといただいたチャンスです。僕としてはやっとクラウチングスタートのスタート台に立てたという気持ちです。あとは全力疾走して、Krushという名のオリンピックで金メダルを獲りたいです。僕はもともと短距離走をやっていたんですけど、100m走ってほとんど呼吸しないで走りきると言われているんですね。だから僕もこのトーナメントを無呼吸状態で突っ走ります」
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