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[ニュース]2016.7.27
林健太、新階級-62.5kgは新しい・若い俺たちが創っていく!「過去の人は過去の人。やっぱり新しい選手がこれからのK-1を引っ張らないと駄目でしょう」
    
 9月19日(月・祝)東京・国立代々木競技場第二体育館で開催される「K-1 WORLD GP 2016 IN JAPAN 〜-60kg世界最強決定トーナメント〜」。スーパーファイト出場選手インタビュー第2弾はK-1 -62.5kg Fightで"狂拳"竹内裕二と対戦する林健太だ。
――林選手にとってはK-1初参戦となりますが、最初にオファー受けた時の心境はいかがでしたか?

「やっぱりK-1は大きいものなんで嬉しかったのと、対戦相手が竹内選手と決まって、お兄ちゃん(林将多)の仕返しが出来るな、と。お兄ちゃんが過去に竹内選手と試合をして目の骨を折られて(眼窩底骨折)負けちゃったんで、その仕返しが出来るんで嬉しかったですね」

――林選手は3人兄弟で、3人とも格闘技をやられているんですよね。もともと林選手が格闘技を始めるいきっかけはなんだったんですか?

「お父さん(林誠)ですね。お父さんも格闘家でK-1にも出たことがあって、魔裟斗さんや小比類巻(貴之)さんがISKAのタイトルマッチをやった大会にも前座で出ていたんです。そういうお父さんの姿を見て『カッコいいな!格闘技をやりたいな!』と思って、小学1年生の時に格闘技を始めました」

――格闘技をやる上でK-1から受けた影響は大きいですか?

「はい。レイ・セフォーとかも好きで、当時はセフォーのポスターを部屋の天井に貼ってましたね」

――子供の頃の思い出は格闘技一色ですか?

「いや、最初はカッコいいなと思って練習してたんですけど、やっぱり小さい頃は遊びたい気持ちの方が大きくなって、ズル休みすることしか考えてなかったです(苦笑)。ホンマに格闘技が楽しくなってきたのは、中学、高校くらいですね」

――3人兄弟で格闘技をやってたら、兄弟喧嘩にはならなかったですか?

「なります。なるんですけど、うちは絶対服従ですね。お兄ちゃん→僕→弟の縦関係は絶対に崩れなかったです(笑)」

――関西から上京してチームドラゴンに入ろうと思ったのはなぜですか?

「うちのお兄ちゃんがまだ関西にいる時にKrushに出て嶋田翔太選手と試合をしたことがあって、その時にお兄ちゃんが前田(憲作)先生に声をかけてもらって、それがきっかけで先にお兄ちゃんがドラゴンに入ったんです。それで僕もお兄ちゃんもあとを追って、上京してドラゴンに入りました」

――格闘技で有名になる・成功したいという気持ちがあったんですか?

「それはずっと思ってましたね」

――そして今回は竹内選手と試合が決まりました。竹内選手にはどんな印象がありますか?

「パンチ強いっすよね。思いっきりフルスイングで殴ってくるんで。まぁでもビビらんと打ち合えば会場も盛り上がると思います」

――林選手は試合の時にスイッチが入る方ですか?

「スイッチというか、武尊くんと同じように自分も試合中に笑っちゃうんですよ。まぁ、僕が笑ってる時は結構ピンチの時が多いんですけど。昔、セフォーもそんな感じで、相手に打たれてる時に笑ってたんで、その影響で打たれてる時は笑っちゃうようになったんですかね(笑)」

――今回、初めて林選手の試合を見る方も多いと思うのですが、自分のどこをアピールしたいですか?

「さっきも言ったことですが、僕が笑ってる時はピンチなんで、そういう時に声援かけてもらえればもっと頑張れると思います(笑)。だから、いっぱい声かけて下さい」

――また自分のここは他の選手に負けない。もしくは自信を持っている部分はどこですか?

「下がらない所ですかね。僕は打たれても前に前に出るタイプだし、気持ちは強いと思います。自分は山崎秀晃選手と仲が良いんですけど、スパーリングで(山崎に)殴られて痛いんですけど…常に前に出て『下がらへん!』っていう意識を持ってやっています」

――林選手と山崎選手とスパーリングしたら毎回壮絶になるんじゃないですか?

「そうですね。山崎選手は僕のことを可愛い後輩と言ってくれてるんですけど。結構、本気でブッ倒す気で殴ってくるんで、ホンマに俺のことを可愛いと思ってくれてんのかな?って思う時もあります(笑)」

――もちろん林選手もそれに負けないつもりでやり返すんですよね?

「はい。僕も全力でやり返します」

――先ほどレイ・セフォーの名前も出ましたが、林選手はお客さんを沸かせる選手になりたいですか?

「ただ勝っていくだけより、勝ち負けどうこうじゃなくて、お客さんに『アイツかっこええな!』『アイツの試合おもろいな!』と思ってもらえる方が嬉しいです」

――しかも今回は新階級=62.5kgでの試合になります。新しい階級を自分が引っ張っていきたいという気持ちはありますか?

「やっぱりKrush-63kgのベルトはものすごく大きかったんですけど、今は同門の(佐々木)大蔵君が持っているので、自分はK-1のベルトを狙って行きたいですね。新しい階級は新しい選手が引っ張っていかないといけないと思うんで」

――例えば竹内選手は長く活躍を続けてきた選手じゃないですか。そうではなくて新しい選手・若い選手がこれからのK-1を作っていかなきゃいけないという気持ちですか?

「はい。テレビのレギュラー番組も『新K-1伝説』だし、やっぱり新しい選手が引っ張らないと駄目でしょう。過去の人は過去の人なんで」

――改めて林選手のK-1参戦を楽しみにしているファンのみなさんにメッセージをいただけますか?

「お兄ちゃんが目を折られてるんで、どちらか一方は折ってやりたいですね。出来れば両方、それが1番です。倍返しです、倍返し!」
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