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[ニュース]2016.7.31
今年のK-1甲子園は過去に悔しい想いを経験した選手たちが急成長&大躍進!11・3代々木 各階級の決勝戦は-55kg=椿原VS軍司、-60kg=横山VS西京、-65kg=近藤VS本間
    
 7月30日(土)東京・大久保のGENスポーツパレスにて「K-1 甲子園 2016 〜高校生日本一決定トーナメント〜」 が行われた。
 これまで数々の名選手を輩出してきたK-1甲子園が今年もGENスポーツパレスで開催された。今年は昨年の-55kg・-65kgに加え、新階級-60kgが追加された全3階級でトーナメントを実施。

 11月3日(木)東京・国立代々木競技場第二体育館「K-1 WORLD GP 2016 IN JAPAN 〜-57.5kg初代王座決定トーナメント〜」で行われる決勝戦への切符をかけたハイレベルな戦いが繰り広げられた。

 3階級で最多の23選手が出場した-55kgで決勝に駒を進めたのは昨年の準優勝者・椿原龍矢(2年生)とKrushのリングで活躍する軍司泰斗(3年生)だ。

 2回戦から登場となった椿原は2回戦・準々決勝を問題なく突破し、準決勝で林勇汰(3年)と対戦。パンチで突進する林に苦戦を強いられた椿原だったが、ヒザ蹴りを的確に当て、延長判定で林を振り切り、決勝進出を決めた。

 一方、こちらも2回戦からの登場となった軍司は圧倒的な攻撃力を披露。初戦こそKOを逃したものの、準々決勝・準決勝と2連続KO勝利で決勝戦へ。椿原と軍司は昨年のK-1甲子園でも対戦しており、この時は椿原が勝利。1年越しのリマッチが決勝の舞台で実現することになった。

 初開催となった-60kgではプロ無敗を誇る横山巧(3年生)と昨年の-55kg王者・西京春馬の実弟・西京佑馬(1年生)がトーナメントを勝ち上がった。

 1回戦を豪快なKO勝ちで突破した横山は準々決勝でも危なげない試合運びで判定勝利し、準決勝に進出。準決勝では杉山太陽(2年生)のアグレッシブなスタイルに手を焼いたものの、延長判定3-0で勝利を収める。

 対する西京は1回戦・準々決勝・準決勝すべてでダウンを奪うハードパンチャーぶりを発揮。「パンチを見て欲しい」という言葉通りの戦いを見せて、横山との決勝に駒を進めた。

 そして過去に平本蓮や篠原悠人らを輩出した-65kgでは選手宣誓を務めた近藤拳成(2年)が盤石の強さで決勝進出。

 逆ブロックからは本間海(3年)がK-1チャレンジで実績を残す小嶋瑠久(2年)らを破り、決勝まで勝ち進んだ。

 この結果により11・3代々木大会での決勝戦は-55kg=椿原龍矢VS軍司泰斗、-60kg=横山巧VS西京佑馬、-65kg=近藤拳成VS本間海に決定。全試合終了後に6選手はそれぞれ決勝戦への意気込みを以下のように語った。

椿原龍矢
「去年は決勝で負けてK-1甲子園のベルトが巻けませんでした。今年はしっかり頑張ってベルトを巻けるようにしたいと思います」

軍司泰斗
「去年のK-1甲子園で椿原選手に負けているのでリベンジしたいと思います。KOで勝ちたいです」

横山巧
「去年のK-1甲子園では-65kgに出て2回戦敗退で悔しい想いをしました。今年は-60kgが新設されて、自分のために出来た階級だと思っています。ここで優勝して自分がK-1を引っ張っていきたいと思います」

西京佑馬
「横山選手は強いので、しっかり仕上げて高校一年生で優勝できるように頑張ります」

近藤拳成
「去年、K-1甲子園のベルトを獲れなかったので、今年はKOでベルトを獲りたいと思います」

本間海
「僕は常に感謝の気持ちを持って練習しています。決勝戦も全力で勝ちに行きます」

 また前田憲作K-1プロデューサーは「今年から3階級に階級を増やして、本当に良かったと思います。3階級共にレベルが高かったし、ベスト8以降の試合はどれもプロ顔負けの試合でした」と大会を総括。

 椿原、軍司、横山、近藤など昨年の大会で敗れた選手たちが決勝進出を果たしたことについて「改めて悔しい想いをしてもあきらめずに努力することが成長につながるなと思いました」と語り「僕は負けた選手たちもすべてチェックしているし、みんな伸びる可能性があると信じています」と涙を呑んだ選手たちにも激励のメッセージを送っている。

 なお今大会の全試合結果はK-1×Krushモバイルに掲載中。詳細は以下の通り。

■「K-1甲子園2016〜高校生日本一決定トーナメント〜」「第11回K-1アマチュア〜キッズ・ジュニア交流大会〜」全試合結果
http://k-1xkrush.com/sp/event/index.html?nid=40&n=3&a=12
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