ニュース
[ニュース]2016.8.2
9・30「Krush.67」-70kg王者ジョーダン・ピケオーの快進撃を止めるのはどちらだ!?「ピケオーに勝てるのは俺しかいない」(廣野)VS「Krushのベルトは初恋の相手」(松倉)
    
 8月2日(火)東京・大久保のGSPメディアセンターにて記者会見が行われ、9月30日(金)東京・後楽園ホール「Krush.69」の追加対戦カードが発表された。
 第4代Krush-70kg王者ジョーダン・ピケオーへの挑戦権をかけて廣野祐と松倉信太郎による初対決が決まった。廣野は3月のK-1代々木大会で小鉄に判定勝利し、7・18「Krush.67」では秋元和也をKOで撃破。VS日本人相手に連勝を収めている。

 一方の松倉も4月のK-1代々木大会で秋元に敗れたものの、その後は中国の格闘技イベントに参戦して2連勝。海外遠征で確実に結果を残し、調子を取り戻している。

 今回の挑戦者決定戦は好調をキープしているもの同士の一戦。会見では両者が最近の自身の試合について触れ、次戦への意気込みを語った。

廣野祐
「前回の試合は想像以上にごちゃごちゃして、自分自身へこみました(苦笑)。もっと理想に近づけるようにしたいですね。(久々のKOで吹っ切れた部分はある?)流れの中でああなっただけなんで、もっと相手の光を消すだけじゃなくて、完全に相手の意識を断ちたい。もっと自分のスタイルを洗練していきたいと思います。

 僕みたいに相手の攻撃をもらわずに戦う日本人はあまりいないと思うので、それはVS外国人を考えた時にアドバンテージになると思ってやっています。今のスタイルをさらに洗練して、相手の光を消す&相手よりいかに自分が強いかを分かりやすく見せたいと思います」

松倉信太郎
「4月に負けて人生終わりモードだったんですけど(苦笑)、中国に行ったら中国的な精神が自分には合ってました。自分は本番が弱いんですけど、リラックして楽しくやるようになったら調子がよくなってきて。試合を楽しめた時の自分は強いっぽいっす(笑)。(中国的な精神とは?)中国は緩い空気があってて、きっちりしているのが俺だけなんですよ。だから俺もいい意味で図太くなれたら、いけるようになりました。

 正直、俺も相手もしょぱい感じの試合をしちゃってます。同じ日に-70kgの試合(中島弘貴VS小鉄)もあるんですけど、あっちはスーパーファイトでこっちは挑戦者決定戦です。こっちがしょっぱい試合だった時に気まずいんで、マイナス×マイナス=プラスみたいな感じで、俺がプラスになりたいです」

 ピケオーとのタイトルマッチは12月もしくは2017年シリーズの最初の大会を予定。佐藤嘉洋に始まり、渡部太基、中島弘貴、山崎陽一と日本のトップファイターたちを軒並み倒しているピケオーをストップ出来るか?というテーマのタイトルマッチにもなる。

 かねてから「自分は世界一になるための練習を続けている」と公言している廣野は「ピケオーは身体能力が高くて、テクニックもあって強い。でも絶対勝てないとは1mmも思わないし、勝てるのは俺しかいないと思います」とキッパリ。

 国際戦無敗とVS外国人に強い松倉も「あんまりピケオーが強い印象はなくて、むしろ廣野選手の方がやりにくいと思う。俺はピケオーとやりたんで次は絶対に勝たないといけない」と打倒ピケオーに自信を持っている。

 また廣野はKrushに第2回大会から参戦し、松倉もプロデビュー以降、Krushを主戦場にキャリアを積んできた。どちらもKrushのベルトに想い入れがあり、今回のチャンスにかける想いは熱い。

「歴代王者を見ても-70kgは実力者が巻いていて、Krush-70kgのベルトを獲る=日本で一番強いことの証明になる。そのベルトを外国人が持っているのは気に入らないので、Krushのベルトを日本に取り戻したい」(廣野)

「自分はずっとデビューからKrushに出ていて、他の選手は色んな団体に出て、他の団体でベルトを獲ったりしているけど、俺は一図にKrushに出続けて、恋愛に例えるならKrushのベルトは初恋の相手みたいなもの。ずっとアタックしてきたけど、なかなか近づけなかったんで、このチャンスは必ず獲ります」(松倉)

 王者ピケオーの持つベルトに手をかけるのは廣野か? それとも松倉か?
トップページへ戻る