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[ニュース]2016.8.19
8・20「Krush.68〜in NAGOYA〜」倉崎昌史VS堀尾竜司は“凶暴VS親孝行”!?「下馬評を覆す」(倉崎)VS「目が離せない戦いをする」(堀尾)
    
 8月19日(金)愛知県名古屋市にある公武堂MACSにて、8月20日(土)愛知・名古屋国際会議場イベントホールで開催される「Krush.68〜in NAGOYA〜」の前日計量・記者会見が行われた。
 5年連続5度目の開催となった名古屋大会。前日計量は出場全22選手は最初の計量でリミットをクリアし、あとは明日の決戦を待つだけとなった。

 前日会見の冒頭では佐藤嘉洋・大会実行委員長が挨拶。前売りチケット完売・超満員となる大会を前に、ファン・関係者に感謝の言葉を述べた。

「Krushの名古屋大会は今年で5年目になります。これまでは名古屋VS東京の図式で試合を組んできたのですが、今年は少し趣向を変えて東京の大会と変わりないカードを揃えたと思います。5年目にしてチケットが売り切れるスピードも一番で、完売のアナウンスも最速でした。協賛してくださったみなさん、そしてファンの方々のおかげで最高の舞台になりました。ありがとうございました」

 会見は第5試合の倉崎昌史VS堀尾竜司からスタート。佐藤実行委員長は両者の特徴を挙げつつ、この一戦のテーマを“凶暴性VS親孝行”と語った。

「倉崎選手とは一度スパーリングしたことがあって『軽いスパーだよ』と言ったのに、ものすごい凶暴な攻撃を仕掛けて来ました(笑)。あの攻撃性をリングでも見せてくれると思います。

 堀尾選手は個人的に好きで、Krush-55kgのチャンピオンになる前からずっと良い選手だなと思っていました。3月の大会でベルトを失い、今回が復帰戦ということで相当気合いが入っていると思います。

 また堀尾選手は滋賀県の出身で、滋賀県が名古屋から近いということもあって、今回の試合が決まってお母さんから泣いて電話がかかってきて、試合を見に来るということでした。なので明日は凶暴性がある倉崎選手と親孝行の堀尾選手の対戦としても楽しみです」

 佐藤から“凶暴”と比喩された倉崎は「僕はおとなしいかおとなしくないかと言われればおとなしくないし、その通りと言えばその通りです。見ての通り人相もあまりよくないです(笑)。試合でも凶暴性じゃないですけど、一発一発すべて相手を倒すつもりで戦います」。

 今回は元王者の堀尾に挑む形の一戦だが「試合は僕が(堀尾を)喰うだけ。勝敗予想でも圧倒的に堀尾選手が上回っていますけど、そういう試合をひっくり返してこそ格闘技。下馬評を覆します。世の中オリンピックで盛り上がっていますけど、明日のKrushで最高の夏を締めてもらえればと思います」と番狂わせに闘志を燃やした。

 一方、王座陥落から5カ月ぶりの復帰戦となる堀尾は「この5カ月間ずっと負けたままで過ごしていて、計量も終わってないのに試合が楽しみでワクワクしていました」。

 今回の再起戦へ向けて「(防衛戦で負けた)寺戸選手の戦い方で作戦を貫き通すベテランの強さも分かったし、自分に足りないものも見つめ直しました」と自らを鍛え直し「筋トレを身体も大きくなりましたし、倉崎選手のパンチをかわして返せるようにボクシングの練習を増やしました。テクニックの面では伸びた状態で戦えると思います」と成長に手応えを感じている。

 また両親が試合を見に来ることについて「実は母親にデビュー戦に来てもらったんですけど結果はKO負けでした。その時、セコンドに抱えられて控え室に連れて帰る姿が見ていられなかったそうです。それであまり試合を見に来れなかったようです。だから今回はそうならないようにしっかり勝ちます」と堀尾。

「僕は前に前に出て打ち合って、目が離せない戦いをするので楽しみにしてください」とファンにメッセージを送った。

 激闘必至の-55kg Fightを制するのは倉崎か? それとも堀尾か?
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