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[ニュース]2016.1.8
1・17「Krush.62」平本蓮、Krushに新しい風を吹かせる!「他の誰かがベルトを巻いてもドラマにならない。僕がチャンピオンになって新しいKrushを創っていく」
    
 1月17日(日)東京・後楽園ホールで開催される「Krush.62」の[第4代Krush -63kg王座決定トーナメント一回戦]で原田ヨシキと対戦する平本蓮のインタビューを公開!
――今回がKrush初参戦となりましたが、Krushにはどんな印象を持っていましたか?

「僕はデビューしてずっとK-1で戦ってきて、K-1もすごく豪華で華がある大会なのですが、Krushも同様に他の大会とは違ってダントツに華がある大会だと思って見ていました。K-1とKrush両方に出ている選手もいますが、KrushにはKrushの雰囲気の良さがあるんで、見ていて面白いなと思っていました」

――いずれはKrush-63kgのベルトを獲りたいという想いもあったのですか?

「はい。プロデビューした時からKrush-63kgのベルトは獲りたいと思っていて、いつそのチャンスが来るんだろうと考えていました。そうしたらデビューしてちょうど1年でチャンスが巡ってきてびっくりしました(※平本は2015年1月18日プロデビュー)。でも僕の出場が決まる前、発表されていたトーナメントのメンバーを見て、正直『この選手たちがベルトを巻いちゃダメだろ』『誰がベルトを巻いてもドラマにならない』と思ったんですよね。Krush-63kgのベルトを巻くのは僕しかいないと思っています」

――ずばり自分が優勝するためのトーナメントだと思っていますか?

「はい。みんな歴代王者には負けないという言い方をしてましたけど、僕は山崎(秀晃)選手に挑戦してベルトを獲りたいと思っていたし、歴代王者に並ぶというよりも、歴代王者の方が僕にかかってこいよと思っているんで。僕がチャンピオンになって新しいKrushを創っていくつもりだし、これからのKrushを僕が救おうと思います」

――それだけKrush−63kgのベルトが欲しいのは、師匠の梶原龍児さんが巻いたベルトだからですか?

「そこが8割くらいですね。Krush-63kgは龍児さんに始まって、過去3人のチャンピオンがいた伝統のベルトだと思うんですね。過去のK-1でも日本トーナメントが行われたり、-63kgは日本人の歴史においても激戦区です。その歴史の中の大きな星になって、僕が輝かせていけたらいいなと思いました」

――平本選手はもともと他のジムで格闘技をやっていて、高校1年生の時にK-1ジム総本部に入ったんですよね。たくさんジムがある中で総本部を選んだのは梶原さんがいたことも理由の一つですか?

「最初は別のジムに行こうかなと思っていたんですよ。でもちょうどそのタイミングでK-1ジム総本部が出来て、しかも龍児さんがチーフトレーナーをやる、と。それで一度ジムに体験に行って、その時に龍児さんの人柄に触れて、一瞬で『ここに決めよう!』と思いました。今も龍児さんへの憧れは多々あるんですけど、このトーナメントでやっと龍児さんを乗り越えられるなと思います」

――そしてトーナメント一回戦の対戦相手が原田選手となりました。まさにこのトーナメントでなければ戦うことのなかった相手だと思います。

「決勝で(南野)卓幸君や(佐々木)大蔵君と戦えればいいなと思っていたんで、それ以外は誰でもKOしてやるよと思っていたんで、最初に原田選手の名前を聞いても特に驚きはなかったです。ただ原田選手は実力関係なしに色物・曲者みたいな選手なんで、盛り上がる試合になってよかったなと思います」

――記者会見やインタビューで原田選手からは挑発的なコメントも出ていますが、総合の選手に対する対抗心はありますか?

「どうだろう…でも総合の選手に舐められたら、K-1・Krushが舐められるってことなんで、ここは"新生K-1の申し子"の僕が必ずKOしようと思います」

――昨年は木村"フィリップ"ミノル選手やマサロ・グランダー選手といった世界のトップクラスと戦う機会もありました。結果は敗れてしまいましたが、あの2試合は平本選手にとってどんな経験になりましたか?

「もちろんすごく悔しかったんですけど、僕は性格がポジティブなんで、神様が『あとちょっとで届くから頑張れよ』と言ってくれたんだと思います。だからここからは一戦一戦、地に足をつけてやっていきたいと思います。デビューして1年以内にあの2人と戦えたことは、他の選手では手に入れられないチャンスだったと思うので、しっかり仕上げて一つ一つ勝って行きます。僕は優勝しか見てないんで、半年後にKrush-63kgのベルトを巻いている姿を想像してやっていきます」

――平本蓮は他の選手と一味違うという姿を見せたいですか?

「はい。名前だけで他の選手と違うと思うんで、圧倒して優勝しないといけないと思います。それにさっきも話した通り、他の誰かが優勝してもパッとしないし、ストーリーも作っていけないと思うんですね。だから僕が優勝して、今までのKrushの激しいイメージをさらに激しいものにして、胸を張ってKrushのチャンピオンになりたいと思います」