9月25日(日)さいたまスーパーアリーナで開催される「RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2016無差別級トーナメント開幕戦」に総合格闘技（MMA）ルールで参戦し、チャールズ・“クレイジー・ホース”・ベネットと対戦する木村。この日はかつてKrushのリングで対戦している梶原龍児K-1ジム総本部チーフトレーナーを相手にミット打ちを披露した。

　ボクシンググローブでのミット打ちをスタートした木村は、途中からMMA用のオープンフィンガーグローブ（OFG）を着用。ボクシンググローブよりも薄いOFGになっても鋭いパンチを次々と叩き込み「今はずっとMMAのトレーニングを積んでいて、いい感じになってきました。OFGの方が当たり心地がいいんで楽しみです」とMMAでの剛腕炸裂に自信をのぞかせた。

　対戦相手のベネットについては「試合を見るとどの試合もファイトスタイルが違っていて、なかなか手ごわいというか何をするか分からない選手」と曲者ぶりを警戒する一方「でも僕もMMA初挑戦だし、そのくらいの選手の方がやりやすい」。さらにOFGでの打撃はもちろん「練習では三角絞めとかやってますよ（笑）」とまさかのサブミッション披露も匂わせた。

　また2014年のKrush名古屋大会に出場している木村は「僕、名古屋はめっちゃ好きです。ファンも熱くて、格闘技熱もすごく高い。いつも名古屋に来るのは楽しみです」と名古屋愛をアピール。K-1アマチュアに出場した選手たちに向けて「勇気を持って試合をすることが大事。課題とテーマを持ってやっていれば見えてくるものがあります」とメッセージを送った。

　そして木村は「Krush.68〜in NAGOYA〜」の休憩後にもリングから挨拶。RIZINのリングで原点回帰のKrush魂を見せると語った。

「（2年前の名古屋大会は）懐かしいですね、いい思い出です。名古屋も暑いですね。みんな格闘技熱が熱いんで、出る時も楽しかったです。（名古屋のファンの声は力になる？）めっちゃなります。結構みんな力強いので、いい時も悪い時も。声援もヤジも強めなので、これこそ格闘技だと思います。

　最初はやっぱりミックスルールとか総合の選手とK-1ルールとかいろいろあったんですけど、そんななまぬるいこと言ってる場合じゃないないなと思って、相手もPRIDEですごいベテランの選手ですし、海外でもどんどん試合をやってる選手なんですけど、思い切って正々堂々、相手の土俵で戦おうと思って、総合ルールを選びました。

　結構トップファイターといっぱい試合をしてるんで、経験で言ったらほんとに敵わないんですけど、1発に懸けて戦うしかないですね。僕も本能で戦うしかないです。やっぱり原点に帰ってKrush魂をぶつけます。それで壊し合いをしようと思います。バッコンバッコン殴り合いしたいと思います。

　9月25日、RIZIN、さいたまスーパーアリーナでチャールズ・クレイジーホース・ベネットっていうすごい強い選手と総合ルールでやるので、みなさん応援してください。必ず、もう必ず勝ってK-1、そしてKrushでマジでやばい強さを見せてくるので、応援お願いします」