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[ニュース]2015.10.30
11・14「Krush.60」挑戦者・山崎秀晃、王者NOMANとはレベルが違う!「ここで良い勝負をしているようじゃダメ。格の違いを見せて潰しに行く」
    
 10月30日(金)東京・町田にあるK-1ジムDRAGONにて、11月14日(土)東京・後楽園ホールで開催される「Krush.60」のメインイベント[Krush -65kgタイトルマッチ/3分3R・延長1R]で王者NOMANと対戦する挑戦者・山崎秀晃が公開練習を行った。
 保持していたKrush-63kg王座のベルトを返上し、2階級制覇を狙う山崎。今回から本格的に-65kgに階級を上げることになり「試合まであと2週間で疲れもたまっているけど、いいトレーニングが出来ています。早く試合をしたい心境です」と自身の仕上がりには手応えを感じている。

 -63kg時代は体重調整や減量を考えながらトレーニングする必要があったが「今は練習をやりたいだけやって食べたいだけ食べる。身体の底や根のパワーを上げられるので、今までにない感触が練習できています」。

 トレーニングウェアからのぞく腕周りの筋肉も明らかに太くなっており「周りからも言われるのですが(筋肉に)身が詰まってきているなという感覚がありますね」というほど。「パンチ一つでも感触が変わってきているし、試合になって8オンスのグローブで相手を殴ったらどうなるんだろう?と思います」と攻撃力アップも実感している。
 この日の公開練習で山崎は1R1分で蹴りとパンチのミット打ちをそれぞれ披露。特に目立ったのは蹴りの威力だ。山崎と言えば"GOLDEN FIST"(黄金の拳)と呼ばれる一撃必殺のパンチが代名詞だが、公開練習で見せた左右のミドルキックはパンチのインパクトにひけをとらないものだ。

 あくまで「公開練習として蹴りはインパクト、パンチはスピードを見せようと思った」と説明した山崎だが「練習ではパンチも蹴りも半々でやっている。試合ではパンチでKOすることが多いけど、蹴りでもKOしてみたい」と蹴りへの自信も口にしている。

 今回は挑戦者として王者NOMANに挑む形。NOMANとは2011月に対戦し、その時はダウンの応酬の末に山崎が勝利を収めている。約4年ぶりの再戦を前に、山崎は「あの時とは比べものにならないくらい成長しているので、あの試合を参考にしてもらっているようじゃどうかな?って気がする」とキッパリ。

「NOMAN選手は身体が強くて一発があるかなって感じ。僕も最近はいい試合ができていると胸を張って言える立場じゃないけど、最近のNOMAN選手の試合を見てもそれなりの選手とそれなりの試合をしているなと思うだけで、特に印象はないです。今までにやってきた引き出しの中で対応していけば問題ないと思います」と言い放つ。
 さらにNOMANの公開練習での「山崎選手の弱点は見えた。そこを突けるかどうかは気持ちの勝負」というコメントを伝え聞いても「ぶっちゃけ気にならないですね。勇気やメンタルのレベルじゃなくて格の違いを見せて潰しに行かないと。ここで良い勝負をしているようじゃダメだと思います」とレベルが違うと言わんばかり。

 挑戦者ではあるものの「この試合は僕としては通過点。プレッシャーではないけど絶対にベルトを獲らないといけないという覚悟や自覚がある。ここでベルトを獲って、ようやく-65kgのスタートラインに立てるという意識です」とベルトは獲って当然と言い切った。

 2013年3月にKrush-63kgタイトルマッチで当時王者だったトーマス・アダマンドポウロスからベルトを奪ってから、常にチャンピオンとして赤コーナーで戦い続け来た山崎。今回はアダマンドポウロスに挑戦して以来、約2年8カ月ぶりに青コーナーに立つことになる。

 しかし「タイトルを獲ってからチャンピオンとして赤コーナーで戦うことを意識してコスチュームを赤にして、今回も赤いコスチュームで戦います。赤いコスチュームに青いグローブになるけど、それも今回だけです」と挑戦者としてリングに立つのはNOMAN戦を最後にするつもりだ。

「しっかり僕がKOでメインを締めるんで、みなさん楽しみにご来場いただければと思います」とKO勝利を固く誓った山崎。予告通りの圧倒的な強さで、Krush-65kgのベルトを巻くことが出来るか?
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