今回、新生K-1初参戦となるKOICHI。「やはりK-1は名前があるイベントなので、みんなに『K-1の試合頑張って』と応援の声をいただきました。自分自身、K-1に憧れて格闘技を始めたので練習からモチベーションが違います」とK-1での戦いに胸を躍らせる。

　試合そのものは昨年11月のノブ・ハヤシ戦以来となるが、対人練習・ミット打ちなどジムワークをメインに練習を続け「仕上がりはかなり順調です。今すぐにでも試合をしたいくらいです」と絶好調。公開練習ではバンゲリングベイ・スピリットの新田明臣代表とミット打ちを行い、キレのあるパンチとローを繰り出していった。

　対戦相手の上原とは練習していた時期もあるKOICHIだが「いずれは戦うんじゃないかなと思っていたし、常に対戦相手として意識していた」。精神的にも「やりづらさは一切ない」と言い切り「ある程度、お互い手の内は分かっていると思うけど、まだ（上原に）見せていない技もある」と秘策も用意している。

　また新生K-1のヘビー級をけん引し、日本ヘビー級最強の呼び声も高い上原との対戦を“日本ヘビー級最強決定戦”と位置づけ、打倒・上原に闘志を燃やす。

「僕も上原選手は最強の日本人だと思います。でも上原選手よりも自分の方がスタミナや経験は上です。上原選手に勝ったら正真正銘の“日本一”と言えると思うので、今までの格闘技生活の集大成として戦いたいと思います」

　KOICHIは上原戦をクリアした先にヘビー級のトーナメント開催を熱望。「今、K-1では軽い階級で世界トーナメントやっているので、いずれはヘビー級でもやってほしい。僕はK-1でチャンピオンになることが目標であり、それが僕の夢です」とK-1ヘビー級王者という野望を明かした。

「僕はヘビー級らしい一発の重い攻撃はないかもしれませんが、その分、バランスよく全部の攻撃を出せます。見ている人たちに良い試合を見せて、またKOICHIの試合が見たいと言わせるような試合をしたいです」とKOICHI。上原との日本人頂上決戦を制し、K-1ヘビー級エースの座を奪うことが出来るか？