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[ニュース]2016.9.14
9・30「Krush.69」女子王者KANA、パンチ強化でKO防衛に自信!「キル・ビー選手をKOすれば自分の価値が上がる。今回は何が何でもKO勝ちにこだわる」
    
 9月14日(水)東京・三軒茶屋のK-1ジム・シルバーウルフにて、9月30日(金)東京・後楽園ホール「Krush.69」の[Krush女子タイトルマッチ]で挑戦者キル・ビーと対戦する王者KANAが公開練習を行った。
 7・18「Krush.67」でグレイシャア亜紀の挑戦を退け、初防衛に成功した女子王者KANA。今大会では兼ねてから希望していた海外の強豪=台湾のキル・ビーとの防衛戦が決まった。

 グレイシャアとの防衛戦後は「3日ほど休んで、すぐに練習を再開しました。身体の疲れはありましたが、特に怪我もなかったので、普通に練習を再開しました」とKANA。

 試合間隔が短いこともあり「フィジカルや身体作りですぐに成果は出ないと思うので維持する形でやってきました。その分、技術練習をたくさんやってきました」とテクニック面の向上に力を入れてきたという。
 公開練習では大宮司進トレーナーと2分1Rのパンチのミット打ちを行い、これまで以上にシャープなパンチを次々と披露。現在、KAANは女子世界3階級制覇の藤岡奈穂子とスパーリングを重ね、パンチの技術に磨きをかけているという。

「藤岡選手は技術もパワーもスピードも上で、一回一回のスパーリングが勉強になって、吸収するものも大きいです。今までやってきた選手とはパンチが別格に違うし、目指すべきパンチというか自分が目指すものだと実感しています」

 もちろんパンチだけでなく蹴り技や試合の組み立ても強化し「デビュー当初はガムシャラでも倒せていたけど、キャリアある選手はガムシャラさだけじゃ倒せない。それも踏まえて倒せる技術を練習してきました。次は何が何でもKO勝ちにこだわります」と3試合ぶりのKO勝利を目標に掲げる。
 対戦相手のビーはボクシングの実績があり、Krush初参戦となった1月大会でも回転の速いパンチとフルラウンド動き続けるスタミナで“女子キック9冠王”Little Tigerから勝利を収めた。

「自分は相手の研究をやる方なんで、しっかり相手の映像を見ている」というKANAも「ビー選手は気持ちが強くてすごくアグレッシブな選手。勢いで来る場面もあるだろうし、ぐいぐい前に出て来て相手のペースになったら危ない」とビーのラッシュ力には警戒を示す。

 その一方で「ビー選手が勢いで来ても、そこでムキにならずにしっかり技術で倒したい。今回もしっかり練習しているので、それが試合で出せると思う。KOで倒したいですね」とテクニックで翻弄して倒すと話した。

 また念願の外国人選手との防衛戦という部分にも「ビー選手は日本で試合をしていて日本でも知名度がある。KrushでもLittle Tiger選手に勝っているし、そのビー選手をしっかりKOで倒せば自分の価値も上がる。今回の試合は本当に楽しみです」と燃えるKANA。

 同大会では-55kg王者・寺戸伸近VS挑戦者チャールズ・ボンジョバーニ、-70kg次期挑戦者決定戦の廣野祐VS松倉信太郎など、注目カードがずらりと並んでいるが「毎回そうなんですけど今回もメインを喰うつもりでやります。そして自分の試合が次の大会で一番盛り上がる試合にしたいと思います」と結果だけでなくインパクトも残すつもりだ。
 最後もKANAはファンに向けて「前回・前々回とKO出来なくて、モヤモヤしている部分もあるので、今回はKOすると決めました。100%KOして、豪快なKOで盛り上げるので楽しみにしていてください」とメッセージ。KANAは女子王者として宣言通りの豪快KOで防衛を果たすことが出来るか?
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